浄瑠璃ソフト天遊団 @B_SPI
ゲーム概要
- 「投資」がテーマで、テキサスホールデムというポーカーをベースとしたゲーム
- 勝利=確率×セオリー×駆引き×運+ブラフ
- 技術7割、運3割
プレイ人数 | 2〜10人 | プレイ時間 | 30〜60分 |
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対象年齢 | 10歳〜 | 価格 | 2,300円 |
発売時期 | 2017春 | 予約 | 不可 |
ゲームデザイン | 黒蜘蛛 | イラスト・DTP | フリー素材、黒蜘蛛 |
ゲーム詳細
ボドゲーマ様にて委託販売中です
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どんなゲーム? どうすれば勝ち?
『DILEMMA HOLDEM(ジレンマホールデム)』は自分だけが知っている投資情報(手札)と全員が知っている現在の相場(場札)を組み合わせてポーカーの役を作り、その強さに対して数回に分けて賭けを行うゲームです。手札が2枚配られた時点でゲーム参加を決め、参加料を払ったプレイヤーだけが場札を見ることができるのが特徴です。
ゲーム中全プレイヤーはチップの奪い合いをします。奪い合うチップが全て無くなるとゲーム終了です。
勝利条件は単純明快で「ゲーム終了までに一番多くのチップを稼ぐ」ことです。
※5人以上で遊ぶためには追加のチップが必要です。
2017/03/25 追記
詳細ルール説明アップしました→こちら
どこが面白いの?
一言で言えば「あらゆる状況に対応した選択を行い、結果はチップの枚数という形で評価される」ことがこのゲームの面白いポイントです。
このゲームはあらゆる機会でプレイヤーにジレンマを与えます。
- 配られた手札は微妙……。しかし、場札次第では化ける可能性もあるので場札が出るまでは参加したい。
- 参加するなら賭け金を吊り上げるのか? しかし、吊り上げたあとで相手に逆転されないか?
- 場札がオープンされた際にさらに賭けを行うか? 吊り上げすぎると相手が降りて利益が減ってしまう……。
- この相場なら勝てば大きな利益になる。しかし、それは相手も同じ。自分の手札で相手に勝てるのか?
- 今降りれば傷はほとんど負わない。しかし、それでは利益を得る機会を失う。
- 自分の手役はかなり強い。しかし、相手のかけ方はもっと強い手役を示唆している。
- 現時点では手役は無いがもし完成すれば必勝の手役になる。このままこの手で進むか?
- そもそも強い役を使って利益を出すプレイをするのか? ブラフをかけて場札のボーナスをかすめ取るプレイをするのか?
- 今の相場は落ち着いているがこのまま進むと大荒れするかもしれない。
- etc……
これらに対してプレイヤーか必ず何らかの選択を行いゲームを進めます。
しかし、ほとんどの場合「絶対に正しい選択肢」というものは存在しません。「ほぼ間違いなく正しい選択肢」は存在します。
「確率的に見ればこのくらいのリスクは負う価値がある」、「このプレイヤーの今までの賭け方から言って今はブラフをかけている」、「ここで勝負に出るのは不確実すぎるから降りよう」など色々な根拠(と思うもの)をもとに選択を行うことになるでしょう。時には運の揺らぎを考慮した選択を迫られることもあるかもしれません。
そして、多くの選択の結果として一番正しい選択をしてきたプレイヤーが最も多くのチップを得ることになります。
ゲームシステム自体は比較的単純ですが、取れる戦略やゲームの状況はプレイするたび常に異なるため「次はあぁすれば勝てるかも」、「場札がこんな組み合わせの時は負ける可能性が高い」など毎回気づきがありリプレイ性は高いです。
ルール説明(超簡易版)
ジレンマホールデムのゲーム進行や手役は「テキサスホールデム」というトランプゲームがベースになっています。
世界的にもっとも遊ばれているポーカーなのでそのルール説明は割愛します。このあたりを参考にしてください。
ここではテキサスホールデムとの違いのみを挙げます。
- 全プレイヤーが共通で奪い合うポットがある
おそらくテキサスホールデムとの最大の違いです。テキサスホールデムの場合はプレイヤー同士が賭け合うチップ以外は存在しません。
ジレンマホールデムでは全プレイヤーが奪い合うチップが設定されており、そのチップが全てなくなるとゲームが終了します。(デフォルトでは$1,500分のチップを奪い合います)
カードの四隅に+と-の数字が書かれていて、一度のホールデム勝負に決着がついた際、勝者は場札の+を合計したチップを獲得し、敗者は場札の-を合計したチップを共通チップに支払わなければなりません。
※+と-の計算は場札のみ行います。手札にどれだけ+や-のカードを持っていてもボーナスやペナルティには一切影響を与えません。 - カードの数字がA~10までしかない
テキサスホールデムをある程度以上の水準でプレイしたことがある方はご存じかと思いますが、テキサスホールデムの80~90%ほどは「ゲームから降りる」ゲームです。
これ慣れるまでプレイしていてもあまり楽しくないんですよね、正直……。
なので、ジレンマホールデムでは数字をA~13ではなくA~10までに削りました。
これにより大きな役が成立しやすくなるためブラフの使いどころがより重要になります。 - 手札・場札に特殊効果を持ったイベントカードが存在する
緑のカードは手札に持った状態でショウダウンまで降りなければ効果を発揮します。
基本的にはチップを追加で獲得する効果です。
青の札は場に出ると効果を発揮します。
特定のマークのボーナス・ペナルティを変動させます。
最後に、赤の札は青と同じく場に出ると効果を発揮します。
ただし、最初の場札オープン時(最初の場札は3枚開かれる)には効果を発揮せず、4枚目か5枚目(テキサスホールデムで言う"ターン"か"リバー")に場に出ると効果を発揮します。
効果が発動しにくい分強烈な効果になっています。
※LB4は『Limit Break 4』の略です。 - カードのスート(マーク)は投資の対象となる品目を表している
ただの遊び心です。
投資品目は金融、穀物、生化学、燃料の4種類です。一応イベントカードやボーナス・ペナルティで各品目に性格づけをしています。
金融 :他の品目のイベント効果を受けにくい。他の品目全てに影響するイベント効果が多い。
穀物 :ハイリスクハイリターン。
生化学:品目同士のシナジーで効果を発揮するイベントカードが多い。
燃料 :ローリスクローリターン。
といった具合。
大きな違いはこんなところでしょうか。日本ではテキサスホールデム自体がマイナーなためこの説明だけではほぼ伝わらないと思うので後日詳細ルールの記事をアップ予定です。
2017/03/25 追記
詳細ルール説明アップしました→こちら
最後に
ゲムマ2017春では試遊ブースも出展予定です。
ジレンマホールデムは
- 許容人数幅が大きく(2~10人プレイ可能)
※5人以上で遊ぶためには追加のチップが必要です。 - 途中参加、途中退席が可能で
- 人数によって戦略が変わってくる
という特性を持っているゲームのため試遊ブースには是非多くのプレイヤーが集まって欲しいと思っております。
皆さまゲムマ2017春では是非『浄瑠璃ソフト天遊団』のブースへお立ち寄りくださいませ。
おまけに箱裏画像も張っておきます。