タルトゲームズ @_kazuma0221
ゲーム概要
- シカゴ近郊を舞台にした、ストレート勝負の鉄道株式ゲーム!
- 株式の買い、売り、線路敷設の3アクションだけ! ジャンルの入門にもOK
- 株価の上げ時、配当の支払いタイミングなど、随所に工夫が光ります
プレイ人数 | 3〜5人 | プレイ時間 | 30〜45分 |
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対象年齢 | 10歳〜 | 価格 | 4,500円 |
発売時期 | 2023春 | 予約 | 不可 |
ゲームデザイン | Travis D. Hill | イラスト・DTP | Daniel Newman |
ゲーム詳細
今回(2023春)、アメリカのBig Cat Gamesさんから委託販売する注目作、
トラヴィス・D・ヒル(Travis D. Hill)『ユニオン・ステーション(Union Station)』をご紹介します!
20世紀初頭、シカゴ近郊の鉄道5社が協同して株式調達し、鉄道のハブとして活躍したシカゴのユニオン駅(Union Station)。当時の鉄道会社をモチーフにしたゲームで、プレイヤーは株主となって5つの鉄道会社の株を売買し、路線の拡大を支援して、より多くの配当金を得られるよう競います。
「鉄道会社と株」といえば、ボードゲームでは古くからとりあげられてきた有名なテーマですが、『ユニオン・ステーション』はその中でもミニマルかつシンプルな作りが特徴的で、鉄道株式ゲームが初めての人でも遊びやすい内容になっています。なにせ内容物はこれだけです。
本当にミニマルで、目的も「沢山お金を稼いだら勝ち!」という明快さ。経済ゲームはこういうところがいいですよね。
実はボードに細かい工夫がいろいろしてあるので、手番アクションとあわせて簡単にみていきましょう。
手番のアクションは「株式を買う」「株式を売る」「線路を敷く」の3つから、1つだけ選びます。
1)「株式を買う」は、5社の株式がボードの上に3枚だけ購入可能なものとして並ぶので、そこから1枚を選び、ボード右の「鉄道価格(RAILROAD VALUE)」トラックに示された現在の株価を支払って買います。購入スペースには+1~+3の上がり幅が示されており、購入した株式の価格はその分上がります。次に出てくる株式は山札のいちばん上に見えているのもポイントです。
2)「株式を売る」は、持っているうち1社の株を選んですべて売ります。1株あたり鉄道価格トラックの値段で売れて、その後株価はトラック上で1段(=6金)下がります。売った株式はもう出てきません。売らなくても株式はその株価ぶんだけ最後の所持金に加算されますから、このゲームでは当座の資金を得るために売るものです。
3)「線路を敷く」は、1社の線路ディスクを選んで2枚置きます。線路はシカゴか既存の自社線路に隣接させます。この線路が街(金色マス)に達すると株価が2上がり、目的地以外の都市に達すると3上がり、目的地(1社に1都市が対応)に達すると5上がります。ただし目的地に着いたらもう延伸しないうえ、どのマスにもディスクは最大2枚しか置けないので、誰とどう協力してどこまで欲張るか、みたいな駆け引きがあります。
ほかに特徴的なルールとして「配当」があります。
鉄道価格(RAILROAD VALUE)トラックに金色のマスがいくつか見えますが、コマがここ(配当マス)を価格上昇時に通ったら、1株あたり「現在の株価÷全員が保有する株式数の合計」が配当として支払われます。割とちょこちょこ支払いはありますので、ずっと株持っときたいですよね。誰かが売ったらまた配当マス通って支払いがあるかもしれないし。
ボード右上の「ユニオン・ステーション」トラックは、5社全部の株式が買われるたびに全員の所持金を増やします。買いが入るたびに株価はインフレしますから、手持ち現金も必要ってわけです。
これを繰り返して、株式がなくなる/配当が20回支払われる/線路がもう敷けない、のいずれかになったら即ゲームが終了します。所持金+持っている株式の株価合計がもっとも高い人の勝ちです。
アクションは単純そのもので、余計な操作はほとんどありません。その単純さ自体がひとつの見所であり、ボードで発生する配当や株価上昇のメカニクスといった工夫も直感的です。
こうした割り切りというかシンプルさは昨今のゲームには珍しいもので、ルールを訳していて新鮮な驚きがありました。ミニマルな鉄道ゲームとして、立ち位置のはっきりした非常にソリッドなゲームだと思います。簡単ですから、ゲーマーに限らず遊んでほしい作品です。
4500円、20部のみ限定販売です。予約はありません。ご購入はお一人様1点までといたします。
日本語説明書はこちらからダウンロードできます。
商品にも印刷したものを添付しますが、経費の都合でモノクロ版となります。ご了承ください。カラー版は上記PDFを印刷してご利用ください。
どうぞお楽しみに!