すごろくや

ポンジスキーム

¥7,590

投資詐欺で稼いで勝ち逃げするゲーム

ゲーム概要

プレイ人数 3〜5人 プレイ時間60〜分
対象年齢12歳〜 価格7,590円
発売時期2023春 予約 不可
ゲームデザインJesse Li (ジャッシー・リー) イラスト・DTP 高橋 潤 (たかはし じゅん)

ゲーム詳細

『ポンジスキーム』は、実在した詐欺事件を題材に、各自、資金を集めた投資家への配当支払いを、新たな投資家からの資金によってまかなう〈自転車操業詐欺〉を行ないながら、誰かが破産したときの所持資産を競うゲームです。

展示用写真

ゲーム内容

1920年代に起こり、未だにその手法の詐欺が発生するきっかけとなった、「ポンジ・スキーム」と呼ばれる投資自転車操業詐欺がテーマです。各自、自分だけは裕福なまま逃げ切れると考えている、この投資自転車操業の詐欺師となります。

1人ずつ代わりばんこに、共通の場に9枚陳列された〈貰える資金が記された投資家〉カードのうち1枚を取り、資金を調達します。 また、併せて〈見せ掛け会社〉の成長タイルも購入します。

資金カード

配当支払い

投資家カードを取るたびに資金はどんどん増えていくように思えますが、投資家カードごとに記された〈支払い期(=ラウンド)〉が経過するたびに、記された〈配当金〉を支払わなければなりません。この配当金支払いを記録するためにディスクにカードを配置します。

配当周期ディスク

はじめは10ドルだった支払いが、資金を調達すればするほどにどんどん増えて、27ドル、79ドルと、雪だるま式に増えていくのです。

投資家の調達額面には限界があり、いつまでもは持ちません。誰かが支払えずに〈破産〉するでしょう。 そのとき、その破産した人以外が持つ〈見せ掛け会社〉の規模が勝敗を大きく決めます。

売買交渉

見せ掛け会社の規模は産業タイルの種類や枚数で示され、この産業タイルをめぐって、個人間で水面下の売買交渉が行なわれます。

秘密取引

交渉は、同種タイルを持ち合っているライバルに対して、皮財布にこっそり紙幣を入れて渡し、その額を受け取られたならばタイルをもらい、同額面を入れて返されたならばタイルを渡す、という売買方式を取ります。ほどよい額面を設定しないと、お得な価格でタイルが購入されてしまったり、思わぬ高額収入をライバルにもたらしてしまうかもしれません。

この秘密取引をうまく利用して、お互いの懐具合を探りつつ、自分だけが知っているタイミングでライバルを破産させられるように仕向けましょう。

ゲームの終わり

こうしてゲームを続けていき、誰かが支払えずに破産したときに、それ以外の人で〈見せ掛け会社〉の規模と資金を清算し、もっとも評価得点が多い人が勝ちです。

★ここがおすすめ

どんどん資金を調達すれば何とでもなるような気がしていた序盤とは裏腹に、膨れ上がっていく支払いと資金調達に誰もが「ヤバい…これほんとにヤバい…」と冷や汗をかきながら、資金運営ギリギリの線で売買交渉を行なっていく、まったく新しい感覚で盛り上がるのが楽しいゲームです。

じっくり楽しめる大人向けとして超おすすめです。

ゲーム体験

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