すごろくや

フィヨルド

¥5,500

険しい地形をつなげて開拓するゲーム

ゲーム概要

プレイ人数 2〜4人 プレイ時間45〜分
対象年齢8歳〜 価格5,500円
発売時期2022春 予約 不可
ゲームデザインFranz-BennoDelonge (フランツ=ベノ・デロンジェ), Phil Walker-Harding (フィル・ウォーカーハーディング) イラスト・DTPBeth Sobel (ベス・ソベル)

ゲーム詳細

『フィヨルド』は、前半で地形タイルを共通の場に矛盾がないように配置してフィヨルド状の地形を広げつつ拠点を確保し、後半でその拠点から陣地を広げ、より多くの領土を確保するゲームです。

2005年に初版が発売された2人用名作ゲーム『フィヨルド』が4人まで遊べるように調整された新版です。

 

ゲームの流れ

ゲームは前半と後半に分けて行ないます。

前半では地形タイルを共通の場に絵が合うように繋げ、その上に家を配置して拠点を確保します。

後半ではその拠点から広げるように自色のバイキングを配置して領土を確保し、最終的なその配置数を競います。

前半が終わったとして、後半から見ていきましょう。

 

後半〜進出フェイズ〜

前半のタイルと拠点の配置が終わったところです。

1人1コマずつ、自分の拠点かバイキングに隣接している草原に手元からバイキングを配置していきます。

山岳や海洋、ライバルのコマを飛び越えての配置はできないので、盤面をよく観察してどこに配置すべきか見定めましょう。

上の画像のような局面で白の手番になりました。

オレンジの星マークのタイル上にバイキングをおけば、手前の3タイルを確実に自分のものにできるでしょう。

このようにライバルの侵略を阻みつつ、自分の領土を確実に広げられそうな位置を探していきます。

全員がバイキングをおけるタイルがなくなったら、得点計算です。配置済みのバイキングを数えます。

上の画像では、配置済みのバイキングが最多である14個の白が勝ちです。

この後半の陣地取りを有利に進めるために、前半の地形タイルと拠点の配置を計画的に進めていく必要があります。

 

前半〜探索フェイズ〜

1人ずつ時計回りに、4枚の候補の中から1枚選んで、共通の場に地形の矛盾がないように配置していきます。

タイルを配置したあと、後半のバイキング進出の拠点となる家を置けますが、家は1人につき4個しかありません。

後半の陣取りをよく考えて設置を判断しましょう。

拠点やバイキングを置けるのは草原のみで、雪の積もった山岳や海は草原を隔てる壁となります。

この壁と入り組んだフィヨルド状の地形をうまく活用することが重要です。

 

追加要素:ルーンストーン

ここまでが基本のルールですが、特殊効能を持ったルーンを混ぜて遊ぶ追加ルールもあります。

ルーンは、全部で7種類。タイル上に置いてその周囲に置かれたコマの得点を高めたり、山岳や海洋を飛び越えてバイキングを配置できたりといった特殊な効能があります。

それらのうち好きなものを好きな組み合わせで取り入れて遊ぶことも、説明書に記載されているおすすめの組み合わせで遊ぶこともできます。

これらのルーンを追加することで、ゲームの戦略性が高まるのはもちろん、3人4人で遊んだ際のシビアさを突破する糸口を見出すきっかけになるでしょう。

 

クラシックルール

新版『フィヨルド』は3〜4人で遊べるようにタイルの構成やルールに調整が加えられていますが、2005年発売の2人用旧版と同じルールで遊ぶこともできます。

当時の面白さはそのままに、より幅広く楽しめるようになっています。

 

ここがおすすめ

後半の広がりを鑑みて地形タイルを配置する計画性と、互いの狙いを読み合いつつ土地を確保していく状況判断が試されるゲームです。

1度最後まで遊ぶと、前半でのタイルや家の置き方こそが重要だということがわかり、様々な戦略を試してみたくなるでしょう。

ルールがわかりやすく、誰でも5分程度の説明ですぐに遊べることも魅力の1つです。

削ぎ落とされたルールの中に、大人が頭を悩ませて楽しめるような駆け引きが詰まっています。

じっくり集中して遊べる大人向けとしてかなりおすすめです。

 

すごろくやの日本版

すごろくやの日本版『フィヨルド』では、説明書の構成を英語版から大幅に見直し、より読みやすくわかりやすいように調整しています。

さらに、日本版説明書末尾にはよりわかりやすい独自のルーン効果早見表を付録として収録しています。

 

そのほか、すごろくやの出展内容は下記をご確認ください

⇒ 4/23&24 (土・日) すごろくや 出展内容

ゲームマーケット会場では、少しお買い得な会場特別価格で販売します。

 

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