すごろくや @sugorokuya
ゲーム概要
プレイ人数 | 2〜4人 | プレイ時間 | 30〜分 |
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対象年齢 | 8歳〜 | 価格 | 4,840円 |
発売時期 | 2021秋 | 予約 | 不可 |
ゲームデザイン | Benjamin Schwer(ベンヤミン・シュヴェア) | イラスト・DTP | Stephan Lorenz(シュテファン・ロレンツ) |
ゲーム詳細
『ドラゴンドラフト』は、ドラゴンたちが大道芸人として出演する豪華なショーの準備として、待機列に並ぶドラゴンカードを列の先頭に近い方から選び取って、規定の手札枚数制限の中で組み合わせ、ドラゴンたちの種類ごとの相乗効果による集客数を競うゲームです。
ドラゴンのスカウト
1人ずつ時計回りの順番で、ずらっと並んだドラゴンたちの待機列から1枚ずつ選び取っていきます。
ドラゴンには5色の種類があり、種類によって集客能力が異なります。
例えば、赤のドラゴンは3枚以上集めると1枚につき4人の観客が集められ、黄色ドラゴンは1枚につき1人ずつと少なめですが、もし全員の中で一番多くの黄色ドラゴンを確保できれば追加で5人集客できます。この種類ごとの特徴を生かして、たくさん観客を集められるような組み合わせを目指しましょう。
ドラゴンたちは左から右へと4つの列を作って並んでいます。この4つの列の先頭のカード4枚のうち、どのドラゴンを手札に加えるかを選びます。
列ごとに、先頭の1枚がなくなったら、次の先頭はその後ろのカード、という風にだんだん右側のカードが確保できるようになっていくのです。
しかし、ときにはよりたくさん観客を集めるために、少し先回りして本来まだ確保できない2枚目以降に並んでいるカードがすぐに欲しいこともあるでしょう。
上の写真では、赤ドラゴンを集めるために、カードを2枚分無視して確保しようとしています。
このように前に並んでいるカードを無視して2枚目以降のカードを確保するためには、無視した枚数と同じ枚数分の〈アザミ〉カードを取らなければなりません。このアザミカードには何の効果もなく、ただ手札の枚数上限を無駄に食い潰してしまうお邪魔カードです。
こうしてカードを集めていき、手元のカードが9枚になったら、ドラゴンのスカウトはおしまいです。
先頭のカードを無視してアザミカードをたくさん取ってしまうと、その分確保できるドラゴンの枚数が減ってしまうので慎重にカードを選びましょう。
ショータイム
全員の手元のカードが9枚になったら、いよいよショーが開幕です。
各自、自分の手札のドラゴンに応じた枚数組み合わせによって得られる観客数を数えます。
写真の例では、
- 3枚以上いれば1枚につき4人の赤ドラゴンが3枚 なので12人
- 3枚以上いれば1枚につき4人の赤ドラゴンが3枚 なので12人
- 緑ドラゴンは合計枚数1枚なら1人、2枚なら3人、3枚なら6人…と増えていくので、今回は2枚で3人
となり、合計22人の観客が集まりました。各自の観客動員数を記録したら、カードを戻して、よく混ぜたあとに初めと同じように並べ直し、次のショーの準備を始めましょう。
こうして、ドラゴンの選抜と集客計算を5回分繰り返し、累計の観客動員数が一番多かった人が勝ちです。
ステージのにぎやかし
さらに、ステージを彩る飾り付けの花火やドラゴンパフォーマーのためのお肉屋台、特別観客席の整備といった〈にぎやかし〉も重要です。
自分のステージに花火を設置すれば、毎回の集客計算時に自分だけ追加で観客が集まるようになったり、お肉屋台を設置すれば手札上限が自分だけ増やせたりするように、それぞれのにぎやかしによって便利な効果を得ることができます。
このにぎやかしを獲得するためには、規定の人数の〈助手ゴブリン〉を集めねばなりません。助手ゴブリンたちはドラゴンと一緒に待機列に並んでいるので、すぐに集客に繋がるドラゴンを集めるべきか、今後の展開を有利に進めるためにドラゴンを我慢してゴブリンを集めるべきか選択を迫られることでしょう。
ここがおすすめ
待機列の状況からどの種類のドラゴンを狙うべきかを見定めつつ、集客数を増やすためには、確保できる残りの手札枚数を圧迫するアザミカードをどの程度許容すべきかといった悩ましさが楽しいゲームです。ときにはライバルの確保したカードから相手の狙いを読み取って、おいしいカードを渡さないように邪魔をすることも重要です。
また、観客集めに役立つにぎやかしの効能をうまく活用すべく、ドラゴン集めよりも助手ゴブリンを優先して集めるような将来の展開を見据えた計画性も求められます。
じっくり楽しめる小学校高学年から大人向けとしてかなりおすすめのゲームです。
HABA社の大人向けゲームシリーズ
『ドラゴンドラフト』は、キッズ向けやファミリー向けのボードゲームを得意としているドイツHABA社 の、大人向けのじっくり遊ぶゲームのラインナップです。 元々、ボードゲームの開発においてとても優れたプロデュースや編集機関を持っていたHABA社と、著名な大人向けゲーム作家たちがタッグを組むことで、素晴しい名作ゲームが続々と生まれています。
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