すごろくや @sugorokuya
ゲーム概要
プレイ人数 | 2〜人 | プレイ時間 | 〜30分 |
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対象年齢 | 8歳〜 | 価格 | 2,420円 |
発売時期 | 2021秋 | 予約 | 不可 |
ゲームデザイン | Geonil(ジオニーウ) | イラスト・DTP | Vincent Dutrait(ビンソン・デュトレイ) |
ゲーム詳細
『 ジキルvsハイド』は、色縛りで手札を1枚ずつ提出する数値比べの小勝負を、勝敗数の均衡を保ちたいジキル役と均衡を大きく崩したいハイド役として繰り返す、有名な怪奇小説「ジキル博士とハイド氏」を基にした2人用のゲームです。
ゲームの流れ
ジキル役とハイド役に分かれ、カードを1枚ずつ出し合ってお互い出した数値を比べる小勝負を繰り返していきます。
はじめに配られた10枚の手札を使い切ったら、お互いの勝った回数を比べ、どちらかの少数が1回でも多ければ、その差分を同じだけ、ジキルの精神がハイドにどれだけ蝕まれてしまったのかを表す〈蝕みマーカー〉がハイド側へ進んでしまいます。
マーカーの移動を終えたら、役割はそのままで全てのカードを配り直して次のラウンドをはじめます。もし、いずれかのラウンドの終わりに蝕みマーカーがトラック上の最後のマスに到達したらハイドの勝ち、到達しないまま3ラウンド目を終えられたらジキルの勝ちです。 ジキルは、お互いの勝数を同じ数にするべく奮闘し、一方で、ハイドはお互いの勝数の差をできるだけ大きくするべく大敗か大勝を狙うのです。
色縛り
カードには赤/紫/緑の3色があり、1枚目として出された色と同じ色を1枚でも持っているのであれば必ず出さなくてはならない〈色縛り〉ルールがあります。
同じ色を持っていない場合に限り好きなカードを出すことができますが、もし別々の色が出揃ったら、勝敗判定は数値ではなく色の強さ比べによって決まります。
色の強さは、それぞれのラウンド内で何番目にその色が出されたかによって決まり、一番最初の色が最弱、2番目に出された色が2番目、最後に出された色が一番強い色となるのです。
秘薬カード
手札として配られるカードの中には〈秘薬カード〉という無色のカードが含まれます。
このカードは好きな時に出せる、どの色でもない特別なカードで、その勝負の勝者にそのとき出された秘薬でない方のカードと同じ色に対応した秘薬の効果が発動します。
秘薬によって発動する、勝者が相手の勝ち数を2回分奪ったり、お互いの手札を交換したりといった特別な効能をうまく活用するのも重要です。
ここがおすすめ
手元のカードから得られる情報をもとに先々の見通しを立てる計画性が求められたり、相手の出したカードから狙いを読み解く濃厚な駆け引きが繰り広げられる、考えがいが詰まったゲームです。 互いが相反する目的達成を目指して、色縛りの数値勝負を繰り返す2人用の『トリックテイキング』といえるでしょう。
2人用のトリックテイキングには、全てのカードを分配することにより互いの手札の内容が推測でき、詰将棋のような読み合いが生まれるものや、毎回数札を提出するたびに山から手札を補充するため先々の展開が読みきれないようなものが多くありますが、『ジキルvsハイド』はその両方の良さを取り入れたゲームと言えます。推論を重ねてライバルの状況を読み解く面白さと、不確定な要素による悩ましさが存分に楽しめるバランスになっているのです。
比較的短時間でじっくり遊べる大人向けとしてかなりおすすめのゲームです。
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