Joyple Games @JoypleGames
ゲーム概要
- クロスワードパズルで気楽に遊ぼう
- ぬりわけパズル
- レガシー系アブストラクト
プレイ人数 | 2人 | プレイ時間 | 10〜20分 |
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対象年齢 | 6歳〜 | 価格 | 300円 |
発売時期 | 2019秋 | 予約 | 可 |
ゲームデザイン | deztec | イラスト・DTP | イラストAC |
ゲーム詳細
ぬりえパズル3部作の最終作です。
できた順に並べると『ぬりえパズル「三色定理」』『ナンプレを「解かない」』『クロスワードパズルを「解かない」』となります。
ぬりえパズルを、ホンモノのぬりえでやると、点のように小さなマスもあれば、ページの半分くらいを占めるバカデカいマスもあり、1ページの総マス数も少ないページと多いページとで10倍くらい違っていたりして、とにかく安定しない。
逆にそれがいいところだと開き直って、しかしゲームとしてなるべく理不尽のない、ゲームに適したぬりえ本を探して探してまとめたのが『ぬりえパズル「三色定理」』です。他方、根本的にゲームとしての品質が安定している形を追い求めた結果、たどり着いたのが『ナンプレを「解かない」』です。
これでいったん満足したんですけど、「3人用」を捨てて「2人用」にしたら「クロスワードパズルでもいけるよな……」と思いついてしまって。これが意外と、プレイ感覚が他の2作と違ってくるのです。
具体的には、判断ミスをしたら、その一瞬後には「あっ!」となる、みたいな。他だと、しばらく経ってから「なんであんなところチェックしちゃったんだろう……」と後悔するのだけれど、そのタイムラグが少ない。見通しが立ちやすいんですね。
負けている側にも「善戦している感」があるのが、このゲームのいいところ。
実際のメカニクスとしては、初手からずっと最終的な勝敗にガンガン効いてきて、劇的な逆転は相手のミスなしには起き得ない「積み重ねのゲーム」です。しかし素人目にも優勢・劣勢が明らかになるのは、ゲームが終盤に入ってから。
……というと「それは欠点では?」という意見が出ると思うのですが、たぶんそれはゲームが得意な人の意見。お互い終盤まで好きなように(ストレスなく)プレイでき、最後にパッと答え合わせのように勝敗が決まる方が、ゲームが苦手な人にとっては楽しいと思います。
序盤からずっと劣勢が明らかな状態でプレイし続け、我慢して我慢して、結局そのまま負けるのとか、ツライですよ、やっぱり。そのツラさがあるからこそ戦術を練る工夫が……というのは、戦術を考えるアタマがある人の意見でしかなく、どうせ何も思いつかない勢にとっては、混とんとした状況で、ルールに従ってコツコツ得点できる方が気持ちいい。
まあ、以上は私の個人的な体験をベースにした話なので、本当のところ多くの方にとって本作が「気持ちよく遊べるゲーム」になっているかどうかは、わかりません。お手に取って、ご確認いただければ……と願うばかりです。