子どもの本とおもちゃ 百町森 @hyakuchomori
ゲーム概要
プレイ人数 | 2〜6人 | プレイ時間 | 〜15分 |
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対象年齢 | 6歳〜 | 価格 | 2,800円 |
発売時期 | 2019春 | 予約 | 不可 |
ゲームデザイン | Haim Shafir | イラスト・DTP |
ゲーム詳細
「早い者勝ち」系ゲームの傑作!
同じフルーツの合計が5個になったら、ベルを鳴らす。ルールを簡単にすれば4才くらいから。小さい子向けの「ハリガリ・ジュニア」もお薦め。
順番に手持ちの札を場に出していきます。場に出ている同じ果物の合計が5つになったら、ベルを鳴らします。場のカードに集中していないと、先を越されちゃいます。大人がやっても、かなり熱くなるゲームです。
大人も盛り上がるスピード系の王様
スピード系のゲームは、スポーツにも似て、かなり盛り上がります。その中でも、この「ハリガリ」の盛り上がり方はトップクラス。「チーン!」と鳴るベルの音も、スリルと興奮をかきたてます。
果物が描かれたカードを全て配りきったら、自分の前に山札として置きます。自分の番が来たら、山札の一番上のカードをめくって、隣に表にして置きます。次の人も同様にカードを1枚表にします。プレーヤーの人数分、表になったカードの中で「同じフルーツの数がぴったり5個」になった瞬間に早い者勝ちでテーブル中央のベルを鳴らします。鳴らした人はご褒美として、全員の表のカードの山をもらい、自分の山札に加えます。ベルを鳴らせないと、徐々に山札が減り‥‥なくなった人から抜けていきます。
カードをめくる度に、「今か今か」とドキドキするスリルと、「チーン」とベルを鳴らした時の爽快感、逆に遅れをとった時の悔しさなどなど、盛り上がる要素が詰まっています。
(佐々木、「定番ゲームカタログ09」コプタ通信2017年01月号より)
2007年から日本語版が登場しました。箱と説明書が日本語になっています。ドイツ語版にも日本語の説明書は付いています。
カードゲームを家庭に復活させたいと、私は思っています。ときに悪口を言い合ったりしながらも、人と人が向き合ってする・・・ってところが好きなんでしょうね。
さて、ゲームと一口に言っても、神経衰弱のように記憶力や集中力をフルに使うものもあれば、双六のように偶然によって勝敗が決まるものもあり、その内容は様々です。「ハリガリ」は、とっさの判断力、瞬発力がものをいうゲームです。(中略)
はっきり言って、ものすごく盛り上がるゲームです。ホント。
(相沢康夫「おもちゃの王様」より)
ここがお薦め
- ベルがチーンと鳴る音そのものが、面白い。
- 「カルタであと残り3枚!」的なドキドキ緊張感。
- ルールを簡単にすれば、小さい子でも遊べます。
遊び方
- カードをよく切って、全員に等分に配ります。
- 自分のカードは裏にして持ち、上から順番に場に出していきます。次のカードはその上に重ねます。
- 場に出ているカード(下にあるカードは関係ありません)をよく見て、同じフルーツの数の合計が5になったら(5個のカード1枚だけでもOK)、それに気が付いた人がベルを鳴らします。
- ベルを鳴らした人は、場に出ている全てのカードをもらうことができます。
- カードを全部取った人が勝ちです。
4人プレイの例:上の段では、ライム3、バナナ1、プラム6で、ぴったり5個がありませんが、中段では、手前のプレーヤーがライムの2を出したので、ライムがぴったり5個になりました。下段では、手前のプレーヤーがイチゴの5を出したので、イチゴがぴったり5個になりました。
(小さい子向けのルールの例)
- イチゴが出たら鳴らす。
- 3が出たら鳴らす。
- 同じフルーツが2枚出たら鳴らす。
作者について
Haim Shafirは「バルーンズ」「タキ」「ココタキ」「ディンゴ」「ハリガリ」各種「クラック」「メルクマール」「リングディング」「リンゴ・フラミンゴ」「よく見てごらん」「スピードカップス」などの作者です。