フリーキーデザイン

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モンスターエンパイアのモンスターを紹介(その3)
2018/5/3 22:07
ブログ




引き続き、ゲームマーケット2018春の「モンスターエンパイア(MONSTER EMPIRE)」発売を記念して、一部の登場モンスターをご紹介。


なお、モンスターの紹介文は、ゲーム付属の『冒険の手引き』に収録されております『魔術師フォルガンの手記』より抜粋しております。本製品には全文が掲載されておりますので、そちらもおたのしみに。






キマイラ



魔術師フォルガンの手記
キマイラはわしら魔術師が魔法によって造った生き物だと信じられておるが、実はそうではない。どうやって生まれたのかは謎だが、こやつらは繁殖能力を持った一種の生き物のようだ。
だが、一般には合成獣だと思われておる。なぜなら、その頭はどう見てもライオンで、そこにもう一つの頭、すなわち山羊の頭が付いておるからだ。さらに、しっぽはどう見ても蛇。そいつに噛みつかれたら毒に侵されてしまうだろう。そんなわけで、合成獣だと思われないほうが不思議だ。
魔術師の造った合成獣は、この獣の名にちなんでキメラと呼ばれている。混同されがちだが、これらは別物である。
もし酒場で「あれは合成獣だ」とか、「噛みつかれたらやばそうだ」とか、「毒に気をつけろ」なんて聞いたら、それはキマイラのことかもしれない。




ケンタウロス



魔術師フォルガンの手記
ケンタウロスは人の上半身に馬の下半身といった見た目をした、半身半獣のモンスターだ。
彼らは主に狩猟によって生活する種族で、弓や投げ槍などの武器を巧みに扱うことができる。
よそ者を嫌うため、彼らのテリトリーには決して近づかないことだ。もしその領土を荒らせば、彼らはひづめを鳴らして集団で追いかけてくるだろう。そうなったら、とても人の足で逃げ切れるものではない。
もし酒場で「半身半獣のモンスターを見た」とか、「武器を持っていた」とか、「ひづめの音が聞こえたら気をつけろ」などと聞いたら、それはケンタウロスのことに違いない。




ゴブリン



魔術師フォルガンの手記
ゴブリンほど腹の立つ種族がいるだろうか。あいつらはわしら人間よりも一回りも小さいくせに、その数といえば繁殖したネズミのように著しい。一体どこから湧いてくるのか。
その体臭は腐った魚のようで、洞窟で出会おうものなら臭いだけで片手が塞がってしまうほどだ。(というのも、わしはゴブリンアレルギーのようで、鼻をつままないことにはくしゃみが止まらなくなるからだ)
洞窟を棲み家にするだけあって、暗闇でも目はよく見えるようだ。もっとも、昼間の太陽のもとではわしら人間とは逆に物が見えづらいようだが。
もし酒場で「ひどい臭いがした」とか、「武器を持っていた」とか、「あまり強くなかった」なんて情報を聞いたら、大概はこのゴブリンのことだと思っていいだろう。



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