ハッピーゲームズ @HAPPYGAMES_bg
ボードゲームを制作しているハッピーゲームズです。
4年半ぶりの完全新作は『オウムガエス』。
過去作に2人用ブラフゲーム『傾国-KEIKOKU-』、推理型対戦ゲヱム『幻影探偵団』、『グラギャモン』シリーズ、アニメ原作のサバイバルホラー・カードゲーム『迷家-マヨイガ-The Lost Village』ダイスをコマとして使ったアブストラクトゲーム『ZIXZA ジグザ』など。
- グラギャモンにゃんのデザインと世界観
- 2018/4/7 18:56
シロネコとクロネコのレースゲーム!
コースに置かれたおサカナをくわえて、
はやくゴールしましょう!!
ゴールで待っている母ネコといっしょに、おサカナ食べるにゃー!
バックギャモンをキュートにRE:DESIGNし、
注目されている『グラギャモンにゃん』ですが、
前作同様、これまでのバックギャモンにはない工夫がいくつもあります!
前作のSEXYなデザインだと、お家に持って帰れないという、
シャイなお父さんにもおすすめです!今度は子供と遊べます!!
まずは通常のバックギャモンと比較しながら、
『グラギャモンにゃん』の魅力を紹介してみましょう!
バックギャモンは東京ハンズやamazonでも購入できる一般的なものです。
アタッシュケース型の二つ折りの仕様になっています。
ゲーム盤にはコマの配置場所が記載されていません。
初心者の場合、説明書に掲載された図を見ながらコマをならべることになります。
バックギャモンでは、プレイヤーの向きによって
コマの進行方向が右回り、左回りに変わるので、
はじめてプレイする方にとって混乱する要素ですね。
また、後日再プレイした際に、向きが変わると、
初期配置や進行方向を間違えやすく、
ルールをわかりにくくしていました。
ゲーム盤は左右対称のシンプルなデザインゆえに、
ルール説明されていても、
『インナーボード』や『ベアイン』『ベアオフ』といった
バックギャモン特有の用語やルールが、
どうしても頭に入りにくいものです。
それでは『グラギャモンにゃん』のゲーム盤がどのようになっているか見てみましょう。
全体を見渡すと、左右非対称のデザインになっているのがわかります。
それぞれの進行方向を固定し、ゴール地点に親ネコのイラストを配置しているので、
どちらの方向にコマを動かすのかわかりやすくなっています。
初期配置をする場所も、おサカナのデザインが盛り込まれており、
はじめてプレイする方でも間違えることはありません。
おサカナの向きが、それぞれ進行方向になっているので、
インストする際も便利ですね。
コマを置くポイントの下部には、
『ピップ(ゴールまでの距離)』が表示されているので、
プレイヤーの計算の助けになります。
初心者にインストしたり、レクチャーする際も、
ピップを使ってわかりやすく説明することができますね。
ダイス目で、足し算、引き算の練習にもなるので、
遊ぶほどに自然と計算力がアップします!!
通常のバックギャモンのセンターにあるフリダシ(バー)を、川(リバー)にしてみました。
『相手にヒットされた子ネコはおサカナを落としてしまいます。
川の先にある池で、おサカナを捕まえなければなりません。
でも、ネコは水が苦手です。他のネコを動かす前に、池から脱出させましょう!』
そんなストーリーを盛り込むことで、ルールがわかりやすく、
ゲームがさらに楽しくなりました。
『グラギャモンにゃん』ではお子さんと遊ぶことを考慮して、
前作で好評だったショットグラスを廃止しました。
ケースをダイスカップにように使用したり、
そのまま手でダイスを振ってもよいでしょう。
お気に入りのダイスタワーやトレイがあれば、
ぜひとも合わせて使って欲しいですね。
『グラギャモンにゃん』のコマとダイスは木製です。
子ネココマは連珠をモチーフにした人気ゲーム『にゃんこならべ』のコマを
合同会社ふくふく様と交渉し、使用することができました!!
木製ならではの、やさしい手触りを楽しんでください。
『グラギャモンにゃん』の説明書は、バックギャモンの専門用語を極力減らし、
普段ゲームを遊ばない方にもわかりやすい構成にしています。
ルールのわかりにくい部分には図を入れています。
さらにかわいいネコたちが注意点をサポートしてくれますよ!
『グラギャモンにゃん』には、ルールを確認できるサマリーカードをつけました。
わかりにくい進行方向や、ゲームの流れを確認できるので、
初心者にインストする際の手助けにもなります。
シロネコ、クロネコそれぞれの専用サマリーなのでわかりやすく、
小学生とも遊びやすいように、漢字にはルビが入っています。
『グラギャモンにゃん』のオリジナルルールは、
『ふりなおしカード』を使用します。
前作の『ドランクカード』のような複雑な効果ではなく、
手番中であればカードの効果でダイスを振りなおせるというものです。
シンプルな追加要素ですが、初心者にも遊びやすく、
上級者には使いどころの駆け引きが熱くなる仕様になっています!
ちなみに、カードの下部には、
それぞれのネコに名前をつけられるように空欄を設けています。
ステキな名前をつけてあげると、よい出目がでる・・・かも????
『グラギャモン』でのプレイに慣れることで、
バックギャモンのルールをすんなりと理解できます。
バックギャモンというゲームを好きになってもらえれば、
通常のデザインのゲーム盤で遊ぶときも、
初期配置やルールに戸惑うことはないでしょう。
『グラギャモンにゃん』はバックギャモンの間口を広げ、
多くの方に遊んでもらえるために何が必要かを検討しながらデザインしてきました。
前作同様、ゲーム盤を布製の折りたためる仕様にしているので、持ち運びも楽です。
自宅はもちろん、ゲーム会や、行きつけのカフェ、旅行先など、
いろいろな場所で手軽に楽しんでもらいたいですね!
いよいよゲームマーケット2018春まで、1ヶ月を切りました。
引き続き、ハッピーゲームズと『グラギャモンにゃん』をよろしくお願いいたします!