按理具庵

「あんりぐあん」 と読みます。駆け出しの発明家が勢いで一人起業してしまった会社です。
陰陽五行プレイングカードFESCA(フェスカ)をトランプの再発明として創作しました。
しなり折りカード立てが第一発明品で、これを応用した紙製ミープルやチェス・将棋駒に展開中です。

FESCA(フェスカ)をトランプと比較してみた。
2017/12/14 12:13
ブログ

跳躍進化形と謳うフェスカですが、何が凄いのか比較表で分かりやすくしてみました。

スート数を6に増やしたり、ランク数を15に増やしたりした変化形トランプは既にありますが、スート数,ランク数,スート柄を一度に全部変化させ、かつトランプのゲームがほぼそのまま楽しめる互換性を維持していることが凄いのです。

スート数が単純に5+1=6ではないことは、フェスカのカード構成を見ていただければ分かると思います。



スート数を奇数にすると循環形の竦み(すくみ)関係(ジャンケンは3竦み)が生まれてゲームの幅を大きく広げます。しかし2枚組ペアを基に成立している偶数スート数の既存ゲームの多くを捨てることになります。ここで両方を同時に解決するために、スートワイルドという特殊なスートを加えるという発想が生まれました。5+1のスート数は基本は奇数でありながら偶数にもなるのです。そして縦があれば横もあるということで、ランクワイルドによる12+1のランク数を得てカード構成が完成しました。

ジョーカーが発明されたのは、長いトランプの歴史からみると割と新しく、ここ百数十年ぐらいとのことです。最近の数十年でトランプはジョーカーを2枚にするという漸新的な進化をしているようですが、フェスカは仲間外れ的であったジョーカーを基本カード構成に内包するという大進化を遂げたのです。加えてフェスカは絵札という固い殻を脱ぎ去って、可変ランク数という柔軟性を獲得しました。アンモナイトが殻を捨ててイカやタコに進化したように…、これは幼形進化なのでしょうか。

今後のフェスカの発展が楽しみです。

 


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