浄瑠璃ソフト天遊団

デジタルゲーム制作勢がアナログゲーム制作に流れてきました。

技術7割、運3割くらいのゲームデザインを心がけたいと思っております。

【2017秋 E17】表裏衰弱の戦略考察【単純な記憶ゲーじゃないですよ】
2017/12/4 22:06
ブログ

作った本人の私自身記憶至上ゲームだと思っていたのですが、神経を衰弱させながらゲームマーケット2017秋の2日間試遊し続けた結果、いくつかの戦略を見出したのでその一部を紹介します。
純粋な記憶ゲーという色が濃い本作ですが実は結構戦略性があるので参考にしていただけると幸いです。

ひとまず覚えるときの戦略をまとめます。相手を妨害するときの戦略は覚える戦略ができること前提なので。
見出しとしては以下の感じです


  1. 全てを覚えようとしない

  2. 覚えやすいところを見つける

  3. どの季節をめくると欲しい季節が出るか覚える

  4. 二枚目をめくる時に覚え方のルールを作る


 

一項目ずつ解説していきます。




1. 全てを覚えようとしない

毎回表裏の組み合わせと位置が変わる32枚を短時間で覚えるのはよほど優れた記憶力が無い限り無理です。
全てのカードを覚えようとするのはとりあえず諦めましょう。




2. 覚えやすいところを見つける

とは言え必要な箇所は覚えないと勝つことが出来ないので覚えやすいところは覚えましょう。
私が覚えやすいと思ったのは以下のような配置になっているところです。
①同じ数字が2~3枚以上となり同士に固まっているところ
②一つ飛ばし、四隅など一定の法則で配置されている同じ数字
カードが置かれる場所は16カ所しかないのでだいたいの場合最低一つは↑を満たす場所がありました。




3. どの季節をめくると欲しい季節が出るか覚える

『表カード』には春と秋しか書かれていません。『裏カード』には夏と冬しか書かれていません。
なので、例えば一枚目めくったカードが『春5』だとしたら、二枚目にめくるカードはめくる前の状態が春か秋のカードのみ候補になります。
(夏・冬のカードをめくると絶対に春・秋のカードが出るのでNormal以上の難易度だと勝利条件を満たせない)
これを覚えるだけで中盤以降はめくる候補を半分程度に絞れます。
もし一枚目めくって『春5』が出た際、春・秋カードが場に一枚しかない場合はおめでとうございます、勝確です!




4. 二枚目をめくる時に覚え方のルールを作る

個人的にこの戦略が一番有効でした。
例えば初手で『夏6』をめくった場合、二枚目にめくるのは『夏6』に対応するカード(Normalなら『春6』『秋6』)をめくるという自分なりのルールを作るとめくる前の状態を覚えておかなくても『夏6』が見える限り対応カードを覚えていられるという寸法です。(場所だけは覚える必要ありますよ)
対応カードを覚える戦略の強いところは『夏6』が再度裏返った状態で手番が回ってきたら即座に対応する組み合わせをめくって勝つことができるという点です。




以上の4つを使いこなすことが出来れば記憶力だけに頼らず本作を遊べると思います。