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アナログゲーム製作サークル
merry-andrew-works(メリーアンドリューワークス)です。

『タクティクスとストーリーをカードに込めて』をモットーに、アナログゲーム製作に励んでいます。

ヴァリアント・ルール&追加チップのご案内
2017/11/26 22:17
ブログ

すでにパッケージには内容物について記載されておりますが、急きょヴァリアント・ルールとして追加コンポーネント「黒チップ」と、その説明メモを同梱しました。

詳しいゲームの内容についてはゲーム紹介「タヴァン・クエスト」をご覧ください。



パッケージに記された内容物は以下の通りですが、
・カード50枚
・得点シート5枚
・白チップ(カウンター)5枚
・黄チップ(コイン)18枚
これに追加して
・黒チップ1枚
を同梱しました。

この黒チップは黄チップと同様にコインとして扱います。どちらも競りの対象となるコインですが、黒チップは黄チップ2枚分の価値があります。

黒チップの能力
・カード回収フェイズ ▶ 1枚で2コストまで支払える。
・コイン得点化フェイズ ▶ 1枚で2点を得る。

これにより、低い数のカード「ローグ」や「アーチャー」の価値が上がりました。
具体的にゲームの推移を見てみましょう。

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セットアップ完了。ゲーム開始です。
ポットには黄色チップが14枚、黒チップが1枚あります。
手前から時計まわりにプレイヤー青、赤、茶、緑が卓を囲んでいます。


1ラウンド
青:様子見の3
赤:強気の7
茶:怖い物知らずの5
緑:慎重に2


得点は以下のようになりました。
緑:2枚 ▶ 3点(3点)
青:3枚 ▶ 3点(3点)
茶:5枚 ▶ 5点(5点)
赤:5枚 ▶ 5点(5点)

最初にチップを手に入れた緑が黒チップを獲得し、本来2点のところを3点得ました。一方の赤は7点得られるはずでしたが、残念ながら5点しか得られませんでした。

2ラウンド
青:手探りの4
赤:なおも強気の9
茶:調子に乗りだした6
緑:攻めに転じて5

得点は以下のようになりました。
青:4枚 ▶ 5点(3点▶8点)
緑:5枚 ▶ 5点(3点▶8点)
茶:6枚 ▶ 6点(5点▶11点)
赤:0枚 ▶ 0点(5点▶5点)

4,5,6と危険なラインをすり抜け、青、緑、茶と得点。大穴狙いの赤は空振り。茶が1歩リードしましたが、5と6のカードが落ちて、身動きが取りにくくなりました。
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このように、黒チップを加えることで、低い数字のカードの価値が(数字+1)程度上がりました。低い数字は、高い数字に対する牽制にもなります。低い数字でじっくり耐えて、ここぞという局面で逆転を狙う……なんて戦法もありかもしれませんね。
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7ラウンド
青:いまだ! 9
赤:ここにきて6
茶:今回はしゃがもう4
緑:悪い予感がするけど6

得点は以下のようになりました。
茶:4枚 ▶ 5点(20点▶25点)
緑:0枚 ▶ 0点(22点▶22点)
赤:0枚 ▶ 0点(20点▶20点)
青:9枚 ▶ 9点(16点▶27点)

緑のリードを制して、青と茶が最終ラウンドの合図「レベルアップ」を宣言しました。酒場の冒険者たちと様々な冒険をして、ついに彼らも「新鋭の冒険者」として認められるようになってのです。



最終ラウンド
青:一気に引き離したい! 8
赤:逆転するならコレしかない! 0
茶:ワンチャン、あるでしょ! 2
緑:まだだ、まだ終わらんよ! 8
8
最終得点は以下のようになりました。
茶:2枚 ▶ 3点(25点▶28点)
青:0枚 ▶ 0点(27点▶27点)
緑:0枚 ▶ 0点(22点▶22点)
赤:10枚 ▶ 10点(20点▶30点)

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中盤くすぶっていた赤が、ラストのギャンブルに勝ち、見事1位に返り咲きました!
いの一番に「レベルアップ」を宣言した青はまさかのバッティングで3位に沈みました。しかし、もしあの時、カードの選択を変えていたら、また別の結末が待っていたのかもしれません。

カードゲームに慣れていなくてもUNO級に簡単なルールなので、すぐに遊べます。また、気心が知れた間柄ですと、心理の読み合いが楽しく盛り上がれる内容となっております。

 

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ゲムマ秋両日参加です。「C056・メリーアンドリューワークス」にてお待ちしております!