トーホクウィステリア

2005年結成、2014年再始動の電源不要ゲーム製作サークル。5人+αのメンバーによる多彩なゲームと関連書籍をお届けします。

【両日C033】「ガクサイキッサブ!」を遊んでもらいました
2017/11/24 21:42
ブログ

(※この写真では、チップやボードなどの内容物は一部仮の物を使用しています)

トーホクウィステリア代表の粒幸久です。

昨日、11月23日(木・祝)は、私が地元近くの青森県八戸市で開催している「北三陸アナログゲームズ」の開催日でした。
毎回20から30人のアナログゲーム好きが集まりますが、私の家族を含めて子供連れが複数組参加しています。
遊ばれるゲームも30分前後の定番ライトゲームが多いですが、常連の参加者同士で90分以上のゲームを遊ぶこともあります。

このゲーム会は、3年半ほど前から月例で開催してきまして、40回目を数えたところですが、安定して参加者が増えるまでには紆余曲折もありました。
開催して間もないころに自分でリサーチしてみたり、気を付けたりしたことは、以前に「ボードゲーム会のはじめかた」という同人誌にまとめました。
おかげさまで残部もだいぶ少なくなりましたが、今回のゲームマーケット2017秋でも持ち込みしますので、興味のある方はお求めいただければ幸いです。



話が逸れてしまいましたが、昨日の会で、いつも参加いただいている方々に「ガクサイキッサブ!」を遊んでもらいました。

最初の部活名を決める段階から非常に盛り上がりました。
実際に高校時代に所属していた部活名にしたり、有名アニメから拝借したりと様々。

そんな和気あいあいとした始まりから、ゲームが進むにつれて手が止まることもしばしば。
部の知名度を上げて優先的に行動し、どの商品から順に売れば良いのか、各プレイヤーが頭を悩ませます。

このゲーム、非公開情報はほとんどありません。裏向きに伏せるカードやチップも取得段階は公開されており、ランダム要素は各ラウンドに登場する部員と場所の順番のみ。参加者の全員がほぼ対等な立場で売り上げを競うストイックなゲームです。

そう、当サークルが以前にものづくりや。のもとの。さんにイラストをお願いした「漁村においでよ!」と同じように、今作もなかなかに重く、悩ましいゲームになっているのです。
想定プレイ時間は50~60分としていますが、今回は5人プレイで90分ほどかかってしまいました。

それでも参加者からは
「カードの構成を把握して、また遊んでみたい」
「絵柄は同人的なライト向けだけど、これは経験者とじっくり遊ぶタイプのゲーム」
「考えどころの強度は、最近の市販ボードゲームに比べても遜色がないし、それでいて使ったことのない思考が求められる感じ」
と、おおむね好印象の感想をいただきました。

もちろん自分が主催している会ですから甘い評価であることは重々承知しておりますが、それでも中量級から重量級ボードゲームを好む方に、自信をもっておすすめできるゲームを作ることができたのではないかと感じているところです。
また、ゲームの説明に際しての注意する点も見つかりましたので、当日の試遊卓における対応に還元させていただこうと思います。

前回の記事においてルールも公開しておりますので、お時間があればお読みいただければと思います。
【両日C033】新作「ガクサイキッサブ!」説明書の公開

また、来週11月30日まで取り置き予約を受け付けております。当日会場をゆっくり見て回りたい方はご利用ください。詳細はこちらの記事にございます。

【両日C033】新作「ガクサイキッサブ!」取り置き予約開始