ピリオド・ゲームズ

【ピリオド・ゲームズ サークル紹介】
歴史や架空歴史(IF)のボードゲームを制作するサークルです。重量級のマルチゲームをメインに扱っています。
今回は新作3つを投入! ぜひご興味のあるテーマのゲームを見に来てください!

ゲムマ2023秋【お品書き】

【ピリオド・ゲームズ】
・【新作】トリテライク採掘ゲーム「ステラディガ!」
・【新作】拡張「メイドマフィアKH ~ ハコダテ乗っ取り作戦 ~」
・【新作】「国防軍の夜3 赤き星の革命-1918-」

【国防軍の夜2】ゲーム紹介① 〜 一緒にハワイを目指さない? 〜
2017/11/10 18:30
ブログ

とうじょう閣下 と やまもと提督 のゲーム紹介 ~第1部~


ゲームの準備編


※画像は製品版と形状、色彩が異なる場合があります。
※登場する人物・団体はノンフィクションです。
※その他、発言等はすべてフィクションです。
※プロレスラーのTojo Yamamoto氏とも一切関係はありません。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


1945年 9月 某日 東京某所


トントン……


とうじょう「む、誰だ。家の扉をノックする者は……?」

とう「はい……少々お待ちください……」


マ元帥「コンニチハー! GHQデース! トージョー閣下ノ、ゴ自宅デショウカ!?」


とう 「ッ!! トージョーなんて人、ここにはいませんよっ!」


マ元帥「ノー、GHQノ目ハ誤魔化サレマセーン。トージョー閣下、観念スルデース!」


とう 「くっ、ここまでか……、生き恥を晒すくらいならせめて」


カチャリ…………(拳銃を取り出してお腹に当てる)


「ッ!!」


ーーーーーーーーーーーーーーッ!!



とう「……ッ、俺は死んだのか……」


とう「ここは……?」


とう「ん? 新聞……? 1937年だと!?」


???「お目覚めになったようですな、とうじょう閣下」


とう「…!?  ん! 貴様は、やまもと元帥!! たしか閣下はブーケンビル上空で戦死したはず……」


やまもと「ええ、そのようだったのですが、何故かここにいるのです。これはどうしたものか」


とう「なんだと、この日付といい……まだ日本は負けていないのか……?」


やま「どうやら盧溝橋の頃にまで時が遡ったようですな」


とう「……!!」


やま「何が原因かはわかりませんが、これはなんとも興味深い……」


とう「ああ、これで……もしや日本は未来をやり直せるのか……!」


やま「ええ、これがどう現実とつながっているかはさておき、検証してみる価値はあるかと……」


 

 

ピリオド・ゲームズ第二弾「国防軍の夜2  東洋の覇者-1937-」 は日中戦争~太平洋戦争の大日本帝国陸海軍の派閥争いをテーマにしたマルチゲームです。


プレイヤーはそれぞれ派閥のリーダーとなり、戦争の勝利に貢献しながら勲章を多く集めて1位を目指しましょう!


 

今回はゲーム開始の準備について簡単にご説明します。




やま「まずは1937年の状態から説明します」

やま「日本が占領状態の初期作戦カードは下記5枚」



 

やま「使用できる特殊カードは下記二枚です」



 

やま「戦力は陸軍が5歩兵軍。海軍が1航空戦隊、2砲雷戦隊(戦艦)、2砲雷戦隊。それと輸送力が各軍2個ずつです」

x5

 x1x2 x2

x各2

 

やま「外国の初期配置『反攻軍』は下記のとおりです」

やま「反攻軍は交戦状態にならない限り、襲ってくることはありません」


やま「あわせて手元の持ち物を確認します」


 

やま「プレイヤーはそれぞれキューブ2つと影響マーカー3つ、それに戦域派遣補助マーカー3つを持ちます」


 影響マーカー

戦域派遣補助マーカー

とう「ふむ、キューブと戦域派遣補助マーカーはそれぞれのプレイヤーの色として持てばいいのか? 影響マーカーには色がないようだが」


やま「キューブは部隊や他の将軍を獲得するときに使います。影響マーカーはそのときのコストの不足分を払うために使うことができます。要はお金のようなものですね」


とう「なるほど、金か……。まずは3金持つのだな」


やま「そして、それぞれ派閥カードをランダムに一枚引きます。これは相手に見せずに自分で見たらゲーム終了時まで伏せておきます」


やま「私はもちろん……」



 

とう「な、なんだと……統制派の頭目と言われたこの俺がまさか……」



やま「このカードの条件を満たす事で、僅かながら最終得点に点数が追加されます」

やま「閣下、そんなこと言うと何の派閥カードを引いたかバレてしまいますよ?」


とう「ええと、なんのことだか……」


やま「次は派閥の初期メンバーを決めましょう」



とう「陸軍将官3枚、海軍将官3枚をそれぞれ引いて、その中から5点分を初期メンバーとするのだな」


やま「ええ、そのとおりです」


 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

とうじょう派閥(スタートプレイヤー・赤)


東條(陸)★3・豊田(海)★1・原(海)★1


 

やまもと派閥(青)


山本(海)★4・栗林(陸)★1


 

うめづ派閥(緑)


梅津(陸)★1・板垣(陸)★1・山田(陸)★1・永野(海)★2


 

なぐも派閥(黄)


南雲(海)★2・山口(海)★3


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 


はら「よろしくッス」


とよだ「ゲッ、とうじょう閣下と一緒ですか……」


とう「……うちのメンバーはパッとしないなあ」


 


くりばやし「やまもと閣下、よろしくお願いいたします」


やま「うん、気楽に行こう」


くり「それにしても、我々の派閥は私以外に配下の者はいないのですね」


やま「まあ、私のコストが割高なのでね」



くり「閣下……コスト4って、高ッ……」


くり「まあ、そういうことさ」


くり「それにしてもどうして私などが、閣下と同じ派閥に?」


やま「ふっ、なに。君の背中がとても鮮やかな青色(北太平洋優先戦域)をしていたものだからね」


くり「……私の顕著な戦果といえば硫黄島ぐらいですからね」


やま「青色の陸軍将官は貴重だ」


やま「くりばやし君。どうかな? 私と一緒に『ハワイ』を目指さないか?」


くり「……は、はい?」


 

やま「続きまして初期の要職を誰が獲得するかを決めます」


とう「要職には『陸軍大臣』『参謀総長』『教育総監』『海軍大臣』『軍令部総長』の5種類があるみたいだ」


  

 

 

やま「ええ、そしてこの初期役職は、その役職の能力を持っている将官が優先して獲得することができるのです」



とう「……! ということは、俺には『陸軍大臣』の能力がついているから……!」


やま「その通りです。私もできれば海軍大臣くらい付けて欲しかったですが、それはおいおい……」


とう「よし。史実通り『陸軍大臣』を獲得して、次こそ負けない陸軍を作ろうではないか……!」


???「ちょっと待った!」


とう「何!?」


???「フッフッフ、我々をお忘れになってはいけないよ、とうじょう閣下」


とう「お、お前たちは……!」




うめづ「何事も君の思い通りに行くとは限らないのさ」


とう「なんだと!?」


うめづ「……どうして我々がこのメンバーになっているか、わかるかね?」


とう「!?」


うめ「そう、それは陸軍の要職を独占するためさ!」


とう「なんだと!?」


うめ「ゆけ! いたがき将軍!!」


いたがき「シャーッ!!」


とう「くっ」


 

同じ要職能力を持つ将官がいる場合は、その獲得はダイスの目勝負になります。



とう「ころころっ」


いた「ころころっ」


とう「2」


いた「5」


いた「シャーッ!!」


とう「くうっ」


うめ「それでは『陸軍大臣』の座はもらっていくよ」


 

そして『参謀総長』『教育総監』も他に能力持ちの将官がいなかったので、うめづ派閥が持っていくのでした。


やまだ「……」


いた「シャーッ」


うめ「くっくっく、これで陸軍の意思決定(三長官会議)は、はかどりますなあ!」


 

 


とう「ちょっと待て! 俺の能力で『陸軍大臣』を取れなかったら、俺の存在価値って……」


とう「 ん?  『影響+3』?  この能力はどうやって使えば……(次回以降?に説明されます)」


とよ「とうじょうさん、五月蝿いですよ。次が始まってます」


とう「ッ、次は『海軍大臣』か」


とう「……ん? どうやら『海軍大臣』の能力を持っている者はいないようだな」


とう「ということはいない者同士ダイス目で決めるのか! ここは出番ですぞ、とよださん!」


とよ「しかたない、ちょいと行ってきますか」


 

能力持ちがいない場合、陸軍はダイスの目で勝負となりますが、海軍の場合は『ハンモックナンバー』により順番が決まります。


とう「ん? ダイス目勝負にならないのか……はんもっく、なんばー?」


とよ「ハンモックナンバーとは、右上についている「◯期」という数字ですね。数値が小さいほうが強いです」


とう「……ああ、海軍のタテ社会なアレね」


とよ「海軍兵学校卒業の縦の序列は絶対ですから……」


とう「そういえば、とよだ閣下。史実だと、こが提督に連合艦隊司令長官の任官順、抜かれてたよね。先輩なのに、どして?」


とよ「………………」


とう「まさか、とよだ閣下。GF司令長官になれたのは棚ボタ? このゲームで要職能力何も無いのって、そのあたりが原因なのか……?」


とよ「 ……。……それでもハンモックナンバーは高いんで。ふざけたこと言ってると、何もとってきませんよ?」


とう「あ、怒らせてしまった……」


 


ながの「よっしゃっ、儂が一番古参だから海軍大臣じゃ!」


やま「あっ、テメッ、ながのさん! 軍令部総長持ちのくせに大臣とるとかっ!」


なが「ふっ、序盤は生産がカナメ。作戦もほとんどない海軍の軍令部総長なぞ、必要なときに後から取ればそれでよい!」


やま「ぐぐ……。まあ、私も軍令部総長はまだいらんかな」


 


とう「ぬう……」


とよ「とりあえず軍令部総長を貰ってきましたよー」


とう「……まあ、ないよりはマシなんだろうな」




 

とう「次は連合艦隊司令長官を決めるみたいだ」



やま「はーい!」



とう「……ソッコー決まったな」


とよ「はあ」


とう「それにしても連合艦隊司令長官は要職ではないのだな」


とよ「ええ、連合艦隊司令長官は実働部隊の長なので、戦場に出られますし部隊もセットできます」


とう「そんなに重要な役職には見えないが……やまもと閣下が取ったところを見ると、何かありそうだが」


 


とう「そういえば、戦域総司令官というのがあるようだな」


とよ「ええ、「国防軍の夜2」では新たに「戦域」という概念があり、各戦域の作戦カードに参加するためには、まずその戦域に移動する必要があります」


とう「ほう」


とよ「そしてその戦域を束ねるのが戦域総司令官です。戦域総司令官は配置順を決定したり、余剰戦力を別作戦に投入し直す権限を持っています」


とう「なるほど」


とよ「戦域総司令官はその戦域にいる必要があるので、初めてその戦域に移動したタイミングで、初期総司令官が決定されます」


とう「そうか戦域総司令官を手に入れるためには、その戦域に行く必要があるのだな」


戦域総司令官/連合艦隊司令長官は部隊の配置や勲章点(勝利点)獲得に重要な役割を果たしますので、積極的に取っていきましょう。


やま「こうして準備が整いましたので、ゲームを始めていきましょう」


やま「次回、戦略ターン編に進みます(予定)」


とう「続くのか」


やま「ええ、書き手の時間次第ではありますけれど……」


とう「……そういえば、さっきツァイツラー独陸軍参謀本部総長が転がっているのが見えたけど……」


やま「けっこう、これって用意するのタイヘンらしいんです……」


とう「ええと、その、まあ……そこはぶっちゃけずにやるなら、がんばりたまえよ……」


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


とうじょう閣下 と やまもと提督 のゲーム紹介 


第2部 戦略ターン編に、つづく?


 

■「国防軍の夜2」お取り置きフォーム
https://goo.gl/ngatsQ


 

 



ツァイツラー「…………」