重大工房

―賽を投げ、旅立とう―

アナログゲームサークル「重大工房」は、楽しい時間を提供すべく日夜「運と実力のバランス」に拘ったディベロップメントに取り組んでいます。シンプルなルールとラックの比率にウェイトを置いたパーティーゲームから、予測と経験によってプランを組み立てるカードゲームまで様々な遊戯をサプライします。

CHRONO BLAZE(クロノブレイズ)、ターンの進行
2017/5/4 18:12
ブログ



みなさん、こんにちは! アナログゲームサークル・重大工房です。新作CHRONO BLAZE(クロノブレイズ)のカード印刷が完了しました! こうして実物としてアウトプットされてくると何とも言えない感動が押し寄せてきますね! さて、今回はターン進行についてお話したいと思います。前回のブログではゲーム中に行われるデッキ構築についてお話しました。1つのデッキを2人のプレイヤーで分けた後、テーブルの上はこんな感じになっているハズです!



この状態からいよいよターンが開始されます。これまでのデッキ構築とは異なり、ターンは各プレイヤーがそれぞれ交代して進めてゆきます。ターンの進行は下記のフローチャートのようになっています。



はい、これだけでは何が何だか分かりませんね……順を追ってご説明します。なお、この記事ではゲームに付属する説明書ほど詳しくは記載しておりません。あくまで流れを掴むためのものとお考え下さい。

 

①補給フェイズ

山札からカードを1枚引きます。その後で、自分の陣地の空き地に手札のカードを裏向きで置くことができます。空き地とは、敵の攻撃を受けてカードが無くなってしまった場所を指します(機体カードや武器カードは相手の攻撃によって破壊されることがあります)。単純に空き地が多いほど押されている……と考えてよいでしょう。

②進軍フェイズ

相手の空き地に自分のカードを移動させたり、自分のカードの位置を入れ替えたりできます。相手に占領されている場所は「補給フェイズ」で自分のカードを置くことができません。つまり、それだけ戦線が後退するということです。空き地を作るためには前述の通り攻撃が必要ですので、自分が進軍することも視野に入れた選択が必要となります。

③戦闘フェイズ

このフェイズは手順が多くて厄介に感じるかもしれませんが、自然な流れなので覚えることは難しくありません。図を交えてご説明します。



セレクトとは、攻撃する機体カードを選ぶことです。最初、戦場のカードは裏向きに置かれていますので攻撃に際して表向きにして下さい。さらにコネクトとは、セレクトした機体カードに武器カードを装備させることを指します。武器カードはコネクト方向に機体カードが置かれていないと宣言できません。いくら強力な武器カードを持っていても、コネクトできなくては役に立たないので注意しましょう。そして、武器を装備したらいよいよ攻撃する相手を選びます。この手順をターゲットと呼びます。ここで、武器カードにインジケーターで表示されている射程が関係してきます。



ターゲットは、射程内でなければ選べません。例えば上図では前列に配置された機体カードが射程1の武器カードをコネクトしています。このとき、機体カードは1枚奥に置かれているカードまで攻撃を仕掛けることができます。つまり、相手の前列に置いてある3枚のカードのうちいずれか1つを選ぶことができます。奥……なので、横や斜めは射程に数えません。もし、同じケースでコネクトしている武器の射程が2であれば敵陣の前列にも後列にも攻撃することができます。さてさて、戦闘の判定であるリザルトについては次回以降で詳しくご説明いたします。ちなみに機体カードには耐久が設定されていますが、武器カードには設定されていません。攻撃を受けた武器カードは問答無用でリペアゾーンへ送られてしまい、使用不可能となります。ですので相手の厄介な武器を積極的に壊してゆくのも戦術のひとつです。

もしも相手の後列よりも奥まで攻撃できる状態ならば相手プレイヤーを攻撃対象にとることができます。攻撃を受けたプレイヤーは手札をランダムに1枚選んで、リペアゾーンへ送らなければなりません。所謂、ハンデスというやつですね!

④修理フェイズ

破壊された機体カードや武器カードを直して、手札に戻すことができます。機体カードは自分のリペアゾーンに置いてあるものしか直せませんが、武器カードは相手のリペアゾーンに置いてあるものも修理できます。つまり、武器カードは奪うことができるのです。修理の方法は、リペアゾーンの表向きのカード1枚を指定して下さい。その後で自分のリペアゾーンにある表向きのカードX枚を裏向きにします。Xは修理する機体カードや武器カードに記載されている修理の数です。



上図の「マニューバーライフル」であれば修理は「1」です。手札に戻したい場合は自分のリペアゾーンのカード1枚を裏向きにして下さい。ただし、リペアゾーンのカードが10枚裏向きになるとゲームに敗北してしまいます。あまり修理ばかりしているとあっという間に力尽きてしまうので気を付けて下さい。

さて、ざっくりとではありますがターンの進行はこのような形です。戦闘に関する詳しい内容はまた次回以降になります。先走って言ってしまえば、戦闘ではサイコロを振ります。クリティカル判定もありますので強力な隊長機でも油断しているとあっという間に撃墜されてしまうかもしれません……

 

ゲムマ当日は是非、アナログゲームサークル『重大工房』へお越し下さい! D36ブースにてお待ちしています!

 

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