ピリオド・ゲームズ

歴史や架空歴史(IF)のボードゲームを制作するサークルです。中量級のマルチゲームをメインに扱っています。次回ゲムマ2019秋に向けて『国防軍の夜DX』準備中です!

【国防軍の夜-1935-世界観】教えてルントシュテット閣下! ミニ歴史講座①
2017/1/30 3:35
ブログ

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教えてルントシュテット閣下! ミニ歴史講座①



ルントシュテット「このコーナーでは、余が『国防軍の夜-1935-』をプレイする上で知っておくと良いであろう歴史知識を皆にお教えしよう」


マンシュタイン「よろしくお願いいたします。閣下


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ーそもそも国防軍とはなにかー


マン「まずタイトルにある国防軍です


ルン「正式名称”Wehrmacht”、日本語では国防軍と訳されることが多い。1935年に国家社会主義ドイツ労働者党による政権が再軍備を宣言した際に命名した呼称だ


マン「当時の国防軍は陸軍人員10万名程度、海軍の艦艇は旧式主力艦と小型艦のみ、飛行機、戦車、潜水艦などは持っていなかったようですが」


ルン「うむ」


マン「当時6000万の人口を誇るドイツ国の国軍としてはいささか規模が小さすぎませんでしょうか? これではフランス軍はおろか、ポーランドの戦力にすら蹂躙されそうです」


ルン「そう、我々はすべてを失ってしまったのだ……第一次世界大戦の敗北によってな……」


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ー国防軍の前身、ドイツ帝国軍ー


ルン「第一次世界大戦の前まで、ドイツ国は帝政国家としてドイツ皇帝に統治されていた」


マン「ヴィルヘルム2世ですね」


ルン「サラエボ事件から始まったオーストリアとセルビアの戦争は瞬く間に欧州各国を巻き込み、ドイツ帝国軍は事前に策定していたフランス侵攻作戦『シュリーフェン・プラン』に則り北フランスに侵攻した」


ルン「ドイツ帝国軍は普仏戦争のこともあり、今時の戦争も半年程度で終わるだろうと考えていた


マン「普仏戦争では鉄道網と電信網を駆使したモルトケ将軍により、ドイツ軍は大規模な人員を即座に前線に送り込むことが可能でした」


ルン「しかし第一次世界大戦は国家のすべてを挙げて行われる総力戦となった。しかも機関銃の登場で戦争は攻撃よりも防御が優勢な時代となっていた」


マン「その兆候は日露戦争の頃からあり、機関銃と塹壕陣地によって日本軍は旅順攻略などで膨大な死傷者を出しました、しかし欧州各国は東洋の植民地紛争の特例として本気で戦訓に取り入れていなかったようですね」


ルン「そのため戦争は大きな変化も無いまま膨大な死傷者を生み出すだけで無駄に何年も時間だけをかけてしまった。そして戦時経済に疲弊した民衆たちにより、ドイツ帝国は革命により敗戦を迎えてしまう


マン「……」


ルン「列強各国、特にフランスは前回の普仏戦争の恨みからドイツに対して多大な賠償と制限を求めてきた」



マン「ヴェルサイユ条約ですね……」


ルン「条約全体については政治史に譲るとして、軍備に関しても大幅な制限を受けた」


マン「それが今時の小規模軍隊と戦車や航空機などの兵器の保有禁止に繋がっていると」


ルン「そうだ


マン「それにしては再軍備後の国防軍は急速に規模・質ともに拡大していきますよね。4年後の第二次世界大戦開戦時には陸軍は人員を100万名を越え、戦車隊や空軍までも保有する最新の軍隊になっています。あの制限された弱小軍隊はどこへいってしまったのでしょう?」


ルン「それは敗戦後のドイツ軍部が秘密裏に軍備の種を残していたからだ。次回はどうやって戦車や航空機の技術や人員を維持し続けたか、戦後共和国時代の国軍の内情などについて話していこう……」


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つづく