四等星 @reibodoge
4人の個性豊かなクリエイターが終結したボードゲーム制作サークル、それが「四等星」です!
好きなゲーム、好きなジャンル、得意なゲーム、それぞれが違う4人が、基本的に合作ではなく別々のものを制作して発表していきます♪
旧作、新作、いつもたくさんの種類の作品をお持ちして皆さんをお待ちしています。
あなたの好みに合う作品がきっと見つかる…?
- 【新作】リビドーのルール《O37-38 四等星》
- 2016/12/10 7:44
皆様、こんにちは!
四等星のレイです!
(Hello! I am Rei by.YONTOUSEI)
四等星のゲームで一番謎に包まれている「リビドー」。
これまで、諸事情により詳しいルールについて敢えて触れていませんでした。
しかし、当日の四等星のブースにかなり混雑が予想されることもあり混雑緩和の意味も込めて、
この度、ざっくりではありますがルールについて、ここでのみ初公開させて頂きます!
(Sorry,There is no Instructions in English Because I don't know English .
But,I think I may be going to write it if it is in request.
Do you know Japanese mom put any a nasty book is hidden on her son's desk ?)
さて、慣れない英文に精を出したところで本題に入りましょう。
まず、このサイトをご覧の方々にボードゲーム初心者はあまりいないのかな?という前提でお話を進めます。
説明見てもピンと来ない方はブースで丁寧にご説明しますのでお気軽にお声がけ下さい♪
このゲームはよくある勝利点を競う系のゲームです。エロ本(以降Eグッズと称します)を集めて得点を競うのです。
ゲーム終了条件である、「Eグッズ5つ以上」か「山札切れ」のどちらかが満たされた時にEグッズの得点合計が高い人が勝ちです。
ただ、この手のゲームって「建物を8個建てたら終わり」みたいに8個とか10個とか12個とか言ってきますよね。
5個って少なくね?って思うかもしれません。
実はこのゲームは、そういう系にありがちな拡大再生産要素はありません。
最短距離を進みながらもありとあらゆる邪魔が入って激しく順位が変動するため、繊細さと大胆さとタイミングが重要になります。
ですので、本当にスムーズにいくと40分くらい(場合によってはもっと早く)で1ゲーム終わることもあるかもしれません。
しかしたいていは足の引っ張り合いや泥試合になり5個揃える道中も色んなドラマがあります。
麻雀とか割とそうですよね。自分があがって暫定トップでも突然他のプレイヤーにロンされて…みたいな。
次にまずはこのゲームの簡単サマリを紹介しましょう。
こちらは説明書4ページについていますので、最初のうちはこれを広げて見える状態にしながらプレイするのがよいでしょう。
真ん中の楕円形で囲まれた3タスクは各プレイヤー個々のターン(メインフェイズ)で、それ以外は事務処理も含めた全員で行うフェイズです。
メインフェイズ内は時計回りに順番に発生し、全員のターンが終えると次のフェイズに進みます。
これを1ラウンドとし、ラウンドごとにスタートプレイヤーが移動しながらゲーム終了条件が満たされるまで何ラウンドも繰り返していきます。
ラウンドの最初のフェイズ「行き先決定フェイズ」では、このラウンドでどこに行きたいかを8種類ある「行き先カード」の中の1枚を秘密裏に伏せておきます。この手の多くのゲームでは、自分のターンで行うアクションは自分のターンが来た時に初めて何をするか宣言することがほとんどですが、このゲームでは先決めするのです。本作の一つの特徴で、これは後述の「おやおやシステム」に影響してきます。
実際に自分のターンが訪れた時、2つめの楕円形のタスクのところで行き先カードを公開し、そしてその行き先に応じたアクションができます。
なお、ゲームボードにも行き先カードと同じ8種類が描かれています。しかし、いつでもどこでも行けるわけではありません。
自宅から近いコンビニや古本屋は行くのはそんなに面倒ではありませんが、駅前まで行ったり隣町にある有名書店に行くのはよっぽどムラムラしていないと面倒で足が向かいません。
これらはボードに書かれているキラキラマークの横に書かれているだけのムラムラ度(=リビドー)に達していないとその行き先に行くことはできないのです。
8種類ある行き先では、行き先によって買い物をしたり、河原でEグッズを探したり、兄弟の部屋に忍び込んでEグッズを探したり…します。
5個のEグッズが中々揃わないのは、足を引っ張り合う以外にももう一つ凄く重要な理由があります。
それがこのゲームの核である「おやおやシステム」。
これは、Eグッズを買おうとして本を掴みレジへ持っていこうとしたその刹那、後ろから
「おやおや、タカシじゃん。何、おまえそんなの買おうとしてんの?ニヤ~」
「あっ、ち、ち、違うよ!これじゃなくてこっちのやつだった。間違えたわ!アセアセ」
と兄弟から突然声掛けられて恥ずかしい思いをしてしまうやつです。
このゲームでは行き先を先決めして伏せているため、他のプレイヤーがどこに行こうとしているかは時が来るまでわかりません。
買い物をする時には毎度この判定が行われ、自分より後手番で同じ行き先カードを伏せているプレイヤーが「おやおや」をすることができるのです。
これをされてしまうと、恥ずかしいので何も買えません。
しかも、ゲンナリしてしまうため、ステータスの一つである「リビドー」が一気に0になってしまいます。
このリスクがあるため、スタートプレイヤーに近ければ近い程、無邪気に買い物し辛いのです。
こうやって苦難を乗り越えてEグッズと言う夢を掴んでいく我々ですが、ママという要素にも邪魔をされます。
これはまぁ桃鉄で言うところの貧乏神とかキングボンビーみたいな立ち位置のやつです。
ママについては、上機嫌→普通→不機嫌→鬼ママ とフリーザ様と同じ4段階仕様になっています。
ママフェイズでは8面ダイスを使って機嫌の上下や各プレイヤーが所持しているEグッズを捨てたりしてきます。ここは完全にママのみぞ知るセカイ。
ラウンドの一番最後の隠しフェイズで、このラウンドで獲得したEグッズを自分の部屋のどこかに隠します。
行き先同様、8種類の「隠し場所」というものが各プレイヤーに配られています。
この中から好きな隠し場所を選び、それを裏向きにして伏せて、その上に獲得したEグッズを乗せます。
もちろん何故隠すかっていうと、ママや他のプレイヤーから守るためですよね。当然です。8択だから誰がどこに隠しているか単純に1/8で難しいかっていうとそういうこともなく、ゲームが進むに連れママが色んなところを暴いていきますので徐々に8択が7択、6択…となっていったりします。また、ママが絶対に探さず兄弟にしか狙われる心配のない隠し場所があったり、Eグッズによっては隠せる場所が限定されているものもあり、運だけではなく読みも必要になります。
最後に、Eグッズ以外のいわゆる”アクションカード”的な効果付きのカードもいくつか紹介します。
まずは学生の天敵、「抜き打ち所持品検査」。
隠し場所の一つである「カバンの中」を潰しつつ、行き先アクションで兄弟の部屋に入ってそれ以外も狙うといった戦略がとれる攻撃型カード。
次に、作中でもかなり強いと思われる「行動分析」。
攻防両方に使え、またトップ目ならゲーム終了フラグを折ることも容易になる。
最後に、対応カードの「不穏なシミ」。
対応マークがついているものは条件さえ満たしていればインタラプト(つまり他のプレイヤーのターンでも)として使えるカード。
積極的に使うカードではないけど保険として。また、これを持っていると思わせることができれば強烈な牽制になる。
さぁ、バランス型、勇気特化速攻型、リビドー特化大器晩成型、河原ショートカット型、他社妨害相対向上型、兄弟一本釣り型などなど…
様々な戦略を駆使してリビドー王を狙おう!
長文ご覧頂きありがとうございました!
スマホで急遽撮影した画質の粗い静止画でスミマセン。
実物は是非ブースでご覧ください♪