ワンドロー

有限会社ワンドローです。主にカードゲームなどを企画・開発しております(代表作『ロストレガシー』)。新作などは、公式HPなどで告知していきますので、よろしくお願いします。

『メツボウキングダム』ってどんなゲーム?
2016/11/28 13:24
ブログ

新作『メツボウキングダム』の紹介をいたします。

公式HP:http://one-draw.jp/ck/top.html
事前予約:GM2016秋ワンドロー予約受付




その①

■どんなゲーム?
ゲーム下記のような流れで進行します。

・各自、自身の列の先頭からカード1枚を手札に加える。
・各自、手札2枚から1枚をいっせいに出す。
・出したカードにより順番が決まり、各自が手番を行う。
・手番では、出したカードのプレイ効果が発揮され、
中央にあるカード1枚を獲得し、
獲得したカードの獲得効果が発揮される。
・全プレイヤーが手番を行ったら、1ラウンド終了。

誰かがゲームの終了条件(国力15以上を集める)を満たすまで、この流れを繰り返します。

●勝利条件は?
このゲームの勝利条件は、国力(勝利ポイント)を他のプレイヤーよりも早く、
規定数である15以上にすることを目指すことです。

●国力をためる方法は?
基本的には、カードの効果で獲得します。
効果には「プレイ効果」「ステイ効果」「獲得効果」という3種類の効果が存在します。
これらの内容などは、各カードによって異なります。

 

★つまり……効果を活用するゲームです
毎ラウンド、カードを使い「プレイ効果」が発揮され、
今度は違うカードを獲得し「獲得効果」が発揮されるので、
それらを用いて、自分が有利になるようにしていくというゲームです。

 




その②

■列をコントロールしよう
自分が獲得したカードは4枚~5枚の列に置かれています。
列は、左が最前列となり最も右が最後尾となります。
毎ラウンド、最前列のカードが手札に加えられ、
獲得したカードが最後尾に置かれます。

●戦争について
ゲーム中、いくつか列のカードを参照することがあります。
その代表がカードの効果に存在する「戦争」です。

s_card_0042_02

たとえばこのカードのプレイ効果が発揮されると、戦争が行われます。
戦争を発動させたプレイヤーは
左隣、右隣と軍事力を比べ、勝利すれば国力を得られるのです。

●軍事力について
戦争で比べる「軍事力」とは、自身の列のカード全ての兵力と、
このラウンドで手札から出したカードの兵力を合計したもの。
軍事力が高ければ、戦争に勝利しやすく、軍事力が低いと、
他プレイヤーの戦争に負けやすくなります。
このゲームでは、軍事力の維持がひとつのキーポイントとなります。

●死神について
このゲームにおいて、最も兵力の高いカードは《死神》になります。

ss_card_0040_04

《死神》をたくさん集めれば軍事力が高くなり、戦争に勝ちやすくなります。
すなわち、それだけゲームの勝者に近づくことにもなります。
ただし……《死神》のプレイ効果をよく読んでください。

s_sss_card_0040_04

なんと! 《死神》のプレイ効果を発揮してしまうと、ゲームから脱落し、
そしてゲームが終了してしまいます。
とても強い《死神》ですが、それだけのリスクがあるということに注意しなければなりません。

 

★注目ポイント:列をコントロール
列のカードは戦争などが行われる関係上、高い兵力を維持したいものです。
ただし《死神》にはリスクがあり、
ゲームが進んでいけば必ず手札に加えられてしまう……

さて、どうする?

最初の項で「効果を活用するゲーム」という結論付けをしました。
そうです、列や手札の並び順をカードの効果で調整すればよいのです。

card_0041_03s_
《ニワトリ》は、手札と列のカード1枚を入れ替える効果です。
これで手札にある《死神》を列の後方に戻すことができます。

s_card_0019_25s_
《魔法使い》は、列のカードを入れ替えるスペシャリスト。
どちらでも調整可能。逆にプレイ効果は他プレイヤーの妨害も……

 




その③

 

■コンボを考えよう
これまでの項で、このゲームはカードの効果が大事なゲームということを説明しました。
この項では、さらにそれに特化した説明をしようと思います。

★注意!

なお、カードの組み合わせを考えるというのは、
カードゲームにおいて楽しい要素の一つでもあります。
様々な効果がある中、効率のよいカードの組み合わせを発見する、
それ自体が楽しいアソビとも考えられます。
この項では、おすすめのコンボ(カードの組み合わせ)を紹介しますが、
事前にそういった情報を知りたくない人は読まないことをお勧めします。

 
それではカードの組み合わせ一例を進めさせていただきます。


 card_0039_05s_ card_0043_01s_
《小悪魔》の獲得効果は、他のプレイヤーから国力を奪えます。
獲得効果が強いカードですが、逆にプレイ効果はデメリットがあります。
《小悪魔》を獲得した次のラウンド、《疫病》のプレイ効果を使いましょう。
《疫病》をそのまま最後尾と入れ替えることができるため、
ノーリスクで《小悪魔》を流出することが可能です。


 

card_0033_11s_ s_card_0019_25



《盗賊》や《隠者》はギャンブル系の効果を持っています。
山札の上にある1枚の種類を予想し、当たれば国力を得られます。
《魔女》はステイ効果で、山札の一番上をいつでも確認可能。
ギャンブル系の効果を確実に当てることができるようになります。

 

s_card_0034_10s_card_0028_16
《王様》や《魔人》はステイ効果で、特定の種類を獲得すると国力や魔力を得られます。
《不思議な銀時計》のステイ効果は、
手札に加えるカードを先頭ではなく、その次を選べるように。
これで《王様》などが先頭になっても手札に加えずに列に維持させ、ステイ効果を長く発揮させることができます。

 
もちろん、これはあくまで一例で、他にもカードはたくさんあるので、
遊んでいく中で発見してくださいね。
また、このゲームは各プレイヤーの列や、獲得できるカードなどが公開情報です。
自分の欲しいカードを他のプレイヤーが妨害するために獲得したり、またその逆も然り。
全体的な状況判断をしつつ、
どのカードを集めるのかを考えるのが、面白いゲームになっています。



以上、『メツボウキングダム』の紹介でした!