SCHEMERS

『The Four Deuces』で提供したかった体験
2026/4/26 19:33
ブログ

こんにちは。SCHEMERSのGeonilです。
今回は、私が『The Four Deuces』を制作する中で(そして他のすべてのゲーム制作においても)大切にしている「体験」についてお話ししたいと思います。

現代のボードゲーム市場が拡大するにつれて、ボードゲームもより万人向けに変化していると常に感じています。ストレスが少なく、よりリラックスできて、誰もが楽しめる――そうしたゲームが増えているのは、その流れをよく表しているでしょう。

しかし私は、子どもの頃から今に至るまで、ゲームとは常に「人の心を揺さぶるもの」であるべきだと考えています。特に2人用ゲームにおいては、相手のプレイや意図ひとつで状況が一変するような緊張感が不可欠だと思っています。

昨年の Spiel Essen で、私は『Meister Makatsu』というゲームを購入しました。どんなゲームかも知らなかったのですが、プレイヤーたちがわずか4枚のカードを手にしながら、1枚を出すことに驚くほど悩んでいたのです。しかも周囲のプレイヤーたちも、その状況を非常に真剣に見守っていました。

また、昨年の東京ゲームマーケットでは『Shady Lady』というゲームを購入しました。これも同様で、あるプレイヤーがカードを出す前に、隣のプレイヤーの様子を何度も伺いながら慎重に判断していました。

この2つのゲームは、まさに私が意図している「体験」を実現している作品でした。非常に面白く、プレイ中は常に緊張感があり、相手を強く意識させられる――私が目指している方向性そのものだったのです。

『The Four Deuces』もまた、そうした体験を提供するゲームにしたいと考えました。カードを1枚出し、その上にサイコロを1つ置く――その一手一手の中で、常に「相手は何を考えているのか?」を意識させたいのです。

「なぜあの5や6の出目を残しているのか?」
「なぜまだ特殊能力を使わないのか?」
「なぜ連続してトリックを取っているのか?」

そうした思考を、プレイ中ずっと巡らせてほしいと考えました。そのために、数えきれないほどのプレイテストを重ね、バランスを調整してきました。

そして今、自信を持ってこのゲームをゲームマーケットに送り出します。
ルールはシンプルでありながら新しく、体験は非常にスリリングで、相手の手を読むことが重要となる心理戦のゲーム。

ぜひ『The Four Deuces』を実際に体験してみてください。

 

ルールブック/予約:https://gamemarket.jp/game/187776

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