ちょんまげ工務店コンバディダス

ボードゲーム遊ぶのも作るのも大好き。ゲームマーケットでは「ちょんまげ工務店」と「コンバディダス」の合同ブースとして出展します!
よろしくお願いいたします。

「えだまめの国」ができるまで
2025/4/29 23:34
ブログ

ちょんまげ工務店の塩猿です。今回は、ゲームマーケット2025春にて初出展する「えだまめの国」をどのようにして作ったのかをご紹介します。

本作は「ピーナッツ」へのリスペクトとして作りました。

「ピーナッツ」は何度やっても面白い名作ボードゲーム。ですが、絶版で再販の見込みもないようです。いつでも遊びたいので欲しいけど、中古をプレ値で買うのは面白くない。

シンプルなゲームだし、いっそ自分で作るか? いやそのまま作るのも芸がない。

そんな風に考えていた時に、「ヤッツィー」をベースに「ピーナッツ」の面白さを短時間で味わえるルールの核が頭に浮かびました。「ピーナッツ」で一番盛り上がる瞬間である「追い出し」を狙ってできるようにして、追い出しが頻発するゲームです。

タイトルは、「ピーナッツ」のリスペクトだし日本人なら「えだまめ」でしょう、とすぐ決まりました。

余談ですが、「エダマメ」という同名のゲームがあったので、後に「えだまめの国」に変更したところ、存在しないはずの「えだまめの国」の架空の歴史が頭の中にどんどん浮かんでヤバいです(気が向いたら公開します)。

試作品でテストプレイしたところ、面白いけど何か足りない気がしたので、ダイス上下を反転させる「反転チケット」を追加しました。最初はダイス1つをひっくり返す普通の奴でしたが、複数のダイスにまとめて適用可能な「壊れ性能」にした所、ドラマチックな展開が多発するようになってゲームの方向性が決まりました。

それと、「追い出し」が頻発するようにあえて役を少なくしたのですが、それにしても場が狭すぎて窮屈な印象があったので、最後に「アンダー10」(合計が10より小さい)というオリジナルの役を追加しました。出目が小さい数字に偏った時の救済措置として上手く機能してくれて、気に入っています。

テストプレイに根気強くお付き合いいただいた皆様のおかげで、原作の楽しさをギュッと圧縮した上で、別の味わいのあるゲームに仕上がりました。ありがとうございました!

気になっている皆様、ぜひチェックして下さい。5/5(月・祝)のフォアシュピール東京で試遊できます。なお、ルールも公開済みです。