をしだや @woshida
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- 「モンスター・スリーサム!」デザイナーズノート (11/16土・R11をしだや)
- 2024/11/10 16:05
お世話になっております。
ゲームマーケット2024秋新作「モンスター・スリーサム!」のデザイナーズノートを書かせていただこうと思います。
◯どんなゲーム?
ひとまず、下記の紹介漫画をご覧ください。
ポーカールールを使って「役」を作り、点数カードを取り合うセットコレクション……となります。
◯ある名作の話
ボードゲームをある程度やっていらっしゃる方なら、このシステムに見覚えがあるかと思います。
2人用カードゲームのロングセラーの名作「バトルライン」ですね。
あるいはその簡易版の「ナイツポーカー」を思い出す方もいらっしゃるでしょう。
それが簡易的・超安価(500円)・多人数対応になっている……と考えるとイメージしやすいゲームです。
◯なんで作ったのか? なにが違うのか?
こうなりますと、「なんで作ったのか? なにが違うのか?」というお話になりますよね。
超メジャーな傑作と同じだったり、似たようなゲームなら意味がありません。
バトルラインはロングセラーのゲームですから、一応、多人数ルールもありますし。
大きな違いは、
・スーツはない(数字の高低だけ)
・役も少ない(スリーカードとストレートだけ)
・手札がなく、全プレイヤー共通の場にある3枚のカードから1枚を選んで使う
・カードの強さの決定順序が、「役の強さより先に数字を比べ、数字が同じ場合にだけ役の優劣が意味を持つ(ただし、役なしは役ありに無条件に負ける)」
(※バトルラインや通常のポーカーでは、まず役の強弱が優先です)
・カードの数字ごとに枚数が違う(数字が高いカードほど少ない)
これらの変化によって大きく変わるのは、
・手札がなく選択肢が限られるので、初心者や子ども、カジュアルにプレイしたい時により簡単
・共通の場札を使うことで、他のプレイヤーが欲しいカードを取ってしまう戦術が生まれる
・役より先に合計を比べる+高い数字ほど枚数が少ないことで、リスクとリターンの判断が分かりやすい
(高い数字で役を作るか、堅実に行くかという判断基準がわかる)
全般に、読み合いの強いバトルラインに比べると「気楽にサクッと」度が増えています。
また、なにしろめくりのよしあしが全員に見えますので、「ワイワイ」という感じも強めに。
それでいて、ポーカールールの陣取りという要素は同じなので、頭を使うところは使う……という感じです。
実のところ、プレイ感は相当違うと思います。
当日は試遊もありますので、知っている方も知らない方も、超名作からインスパイアされたカジュアルゲームを、手にとっていただけると嬉しいな……思います。
下記からよりルール閲覧&予約が可能ですので、ご興味があれば、ご覧いただければ幸いです。