J&J【土 M63】

《初出展》【土 M63】 アナログゲーム制作サークル J&Jです。 新作TRPG 育成RPG『ムゲン』を販売します!

ちっちゃのムゲン講座 第9回
2024/4/27 16:14
ブログ

ちっちゃのムゲン解説講座

第九回 ゲームマスター

やあ諸君。また会ったな。
私はちっちゃ。“百獣の王”になるムゲンだ。

ゲームマーケット当日だな。ブースに来てくれた方は私の勇姿をご覧いただけただろうか。


今回は、物語の進行役『ゲームマスター』のマスタリングについて説明するぞ。


~ ①シナリオの準備 ~

ゲームマスター(以下GM)は、まずシナリオの準備をしなければならない。
とはいえ、他のTRPGほど凝ったシナリオを特別用意する必要はない。
以前、『セッションの進行』について解説した時のことを思い出してほしいのだが、
セッションの半分は、プレイヤー(以下PL)のムゲンの育成によって構成されているからだ。

GMは、PLが行う育成と育成の合間にイベントを配置していくだけだ。
物語における、キャラクター同士の対話や、戦闘を行う場面などを演出すればいい。
イベントは毎回必ず行う必要はなく、GMのシナリオに合わせて設定するといいだろう。

また、『育成RPG ムゲン』は、ムゲンの育成と、彼らとの絆を描く物語を演出することに重点を置いている。
GMはPLたちが楽しめる舞台を用意すればいいのであって、物語における全てを手中に収める必要はない。
イベントをあまり設けずに、サクサクと育成を楽しむもアリだろう。
場合によっては、1回のセッションがあっという間に終わることもある。
そんな時は、もっと育成を先に進めたいというPLの想いに応え、続けてセッションを行うのもアリだぞ。
内容の濃い1話をじっくり楽しむもよし、気軽に連続したセッションを楽しむもよし。
共に卓を囲む仲間が皆楽しめる遊び方を選べばいい。

また、サンプルシナリオを3本掲載しており、すぐに遊ぶこともできるぞ。
製作者のシナリオを遊んだり、参考にしていただけたりすれば幸いだ。
シナリオを自作したいというGMは、『セッションの進行』の回で解説した、
各イベントにおける方針についても、合わせて確認していただければと思う。


~ ②エネミーの準備 ~

GMが物語を演出するために用意した、PLたちの前に立ちはだかるNPCのことを『エネミー』というぞ。
エネミーには戦闘を行うためのデータがあり、GMはこれを準備する必要があるぞ。

エネミーには“ランク”という、そのエネミーの強さを表すステータスがある。
PLの育成期間に見合ったランクのエネミーを準備すべきだな。
また、その物語におけるエネミーの特殊性を演出するための、エネミー専用のスキルも存在する。
GMはこうしたスキルを任意でエネミーに習得させることができるが、バランスを考える必要があるな。

シナリオ同様、サンプルのエネミーも掲載されているぞ。
PL側で育成がしたかったと後悔したムゲンが何匹いたことか…
エネミースキルを習得させるなどアレンジし、是非登場させてくれ。

さて、GMはセッション中、PLが楽しそうに育成を行っている時、管理する立場として育成を確認するだけ…。
大抵の場合、GMはこの苦痛に耐えられなくなる。
そこで、お伝えしたいことがある。

“GMはエネミーを育成することができる”(強調)

そう。PLにぶつけるエネミーは準備するだけではない。なんとセッション中に育成することもできるのだ!!
詳細は省かせてもらうが、PLの真横でニタニタしながらエネミーを育成し、圧をかけるのも一興だ。
GMも育成を楽しんでくれたまえ。


~ ③『これからよろしく』 ~

ゲームの進行役として、GMにはある程度世界観やルールを把握してほしいのだが、
いきなりそれら全てを理解することは難しいだろう。
そこで、1つ目のサンプルシナリオ『これからよろしく』を読んでいただきたい。
育成や戦闘の方法を、遊びながら覚えることができるチュートリアル用シナリオとなっているぞ!
また、GMが本シナリオを円滑に進行できるように、NPCの台詞も多く用意させてもらった。
ぜひ一度、とりあえず一回、気軽に遊んでみてはいかがだろうか?


さて、今回もこのくらいにしておこう。
ゲームマーケット当日を過ぎても、このコーナーは更新があるかもしれない。
気になること、解説してほしいことなどあれば、是非ご意見いただきたい。
では諸君、ムゲンの世界を存分に楽しんでくれたまえ。さらばだ!!

~ 終 ~

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