Im Karton
- ドイツの新聞記事を紹介しながら最後宣伝になるブログ
- 2023/12/6 15:15
こんにちは。Im KartonメンバーのOmochicardです。
ゲームマーケットもあと3日後となりましたね。「Essen Spiel Guidebook 2023 Plus One」の頒布は日曜日・タ-08で行っていますのでお間違いなく!
内容は前回のゲムマブログで紹介していますので、こちらも合わせてご覧ください。
https://gamemarket.jp/blog/187115
さて、今日は最近のドイツの新聞記事でおもしろいものがあったので、それを紹介したいと思います。正直入稿前に出してくれたら1~2ページ内容が増やせた気もしなくはないので惜しいなと思いましたが、時期の問題は仕方がないのでブログに書くことにしました。
記事内容
紹介したい記事はこちらです。「Die WELT」という日本で言えば読売新聞や朝日新聞くらいのポジションにある大手新聞に掲載されています。
https://www.welt.de/wirtschaft/article248879464/Europaeisches-Ranking-Die-letzten-sechs-Plaetze-gehen-an-deutsche-Bahnhoefe.html
(ニュースサイトへのリンクです。特に有料会員にならなくても読めます。)
題名を翻訳すると「ワースト6はすべてドイツの駅」(原題:"Die letzten sechs Plätze gehen alle an deutsche Bahnhöfe")と言ったところでしょうか。
(写真はハンブルク中央駅。ドイツ最大の乗降者数を誇る)
内容としては「EUROPEAN RAILWAY STATION INDEX 2023」というヨーロッパ域内の鉄道駅ランキングを参照しながら、題名の通りドイツ鉄道駅の順位の低さを嘆く、といったものとなっています。なお、ヨーロッパ域内の全駅を評価しているのではなく、主要な50駅に絞ってランキングを作成するような形式となっています。
記事中ではドイツの駅順位が低い理由を「大幅な遅延のせい」と評価者の言葉を借りつつ指摘しています。また、その原因として近距離鉄道が1カ月乗り放題となる49ユーロチケットや、コロナ禍期間中の鉄道支援策であった「9ユーロチケット」の影響を述べています。
エッセン中央駅の評判
(エッセン中央駅。都市部の駅舎としてはこじんまりしている)
我らがエッセン中央駅(Essen hbf)の順位はどうだろう、と見ると堂々の45位。ワースト6でした。実は筆者はあまり使っていて不満を感じたことがないのですが、どんな点が評価が低いのでしょうか?
記事で言及されている「EUROPEAN RAILWAY STATION INDEX 2023」を参照しながら少し詳しく見ていきましょう。リンク先の「Database」にてGoogle Spreadsheet形式で各加点項目がまとまっています。
https://consumerchoicecenter.org/european-railway-station-index-2023/
ランキングは項目ごとの加点方式で評価されているのですが、エッセン中央駅が0点を食らっているポイントは
- Waiting Time: 待ち時間(遅延平均)
- Delayed Trains: 遅延率(5分以上の遅れや運休した鉄道の割合。定時運行率の逆)
- International Coverage: 国際カバレッジ
の3点です。このあたりが足をひっぱっていると言ってよさそうです。
〇遅延
まずはなんと言っても遅延関連の2項目です。待ち時間は平均15分、遅延率は66%と驚愕の数値です。
(定時到着率34%に相当)
「Essen Spiel Guidebook 2023 Plus One」でもドイツ鉄道前線の定時到着率を60~70%と書いていますが、そこから考えてもさらに恐ろしい数値と言えるのではないでしょうか。確かにこれは0点です。
〇国際カバレッジ
次に国際カバレッジです。ここでは
- ブリュッセル経由パリ便
- ウィーン便
の2路線しかないことをもって、少ないということで0点がつけられています。
これは多少言いがかりな印象があります。隣駅のデュイスブルクやデュッセルドルフ、遠くてもケルンまで行けば国際路線はいくつもあるので、「乗り換えが1回あるよ」くらいのことしか言ってない気がしています。もちろん、乗り換えた先でまた遅延を食らうリスクもあるので直通するに越したことはないのかもしれませんが、旅人視点で言えばそこまで不満もないところです。
【宣伝】ここから得られる教訓
ということで、教訓としては「エッセン中央駅、遅延・運休は結構すごいので気を付けましょう」ということになりそうです。
遅延・運休とその対策については今回新刊「Essen Spiel Guidebook 2023 Plus One」で詳しく解説しましたので、ぜひお手に取ってご覧いただければと思います。
また今回のシュピールエッセンではドイツ鉄道のデュイスブルク⇔エッセン区間で大規模遅延があり、そのトラブル体験記も書いています。
実用性としてはもちろん、今年参加した方の思い出話にも一冊、いかがでしょうか。
もちろん、メインのシュピールエッセン最新情報も盛りだくさんです!
頒布情報
「Essen Spiel Guidebook 2023 Plus One」は日曜日・タ-08、価格は1200円で頒布します。
また、前作「Essen Spiel Guidebook 2023」とのセット割、前作購入者割引特典等お得な割引価格もご用意しています。
当日会場での取り置きは下記フォームからお願いします。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScr6BrhttXg_ARa1eSLfNuFnH7r1srgGSl7FZRROZokQGVv8Q/viewform
BOOTHでの通販も予約受付中です。
https://imkarton.booth.pm/items/5305403
さらに今回、クレジットカードや交通系電子マネー、QUICPayでの決済にも対応いたしました。
欲しかったけどゲームマーケットでお買い物をしすぎてもう現金がない、という方もお気軽にお立ち寄りいただければと思います!