三ツ星まかろん

➤新作「ゲームニャーケット99」   トリックの勝敗結果によってカードをドラフトし、システム/テーマ/アートワーク/PR(認知度)のパラメータをバランスよく成長させます。  トリックに勝つことも、そして時には巧みに負けることもとても大事となる、戦略性の高いトリックテイキングとなっています。  頒布価格:2,000円  プレイ人数:3~4人 ¦ プレイ時間:20分 ¦ プレイ対象年齢:8歳~ ➤準新作「ああ、1文字足りな」   あいうえお(母音)のことばカードを使ってテーマに沿った「ことばをつくる」ゲームです。  頒布価格:2,000円  プレイ人数:2~6人 ¦ プレイ時間:20分 ¦ プレイ対象年齢:6歳~  ⇧こちらの作品は前回のゲムマで即日完売した為、再販となります ●作品情報は、Twitter(X)で随時公開していきますのでフォローお願いします。  ➤予約開始しました! https://forms.gle/zd1iNcjddP612S3s7

ドラフトと競り要素のあるワードゲームを作った理由
2023/11/30 17:45
ブログ

新作ワードゲーム「ああ、1文字足りな」ってどんなゲーム?と聞かれた時に、

「母音(あいうえお)のことばカードを並べて、テーマに沿ったことばを作るゲームです」

がおそらく模範解答なのですが、これだとあまり魅力を伝えられていないので、普通のワードゲームと違うところに焦点をあてて解説してみます。

 


「ああ、1文字足りな」がどんなゲームか詳しく知りたい方は、まず下記をご参照ください。

 https://gamemarket.jp/game/182099


 --- 目次 --- 

①テーマをドラフトする

②文字数で競り

③マルチタスクの難しさと爽快感

 


①テーマをドラフトする

 ボードゲームにおいてドラフトのシステムは普遍的かつ万人受けする優秀なメカニクスだと思っています。

 (ここでいうドラフトとは公開されたカードを1枚ずつ順にプレイヤーが任意に選択していくことを指します)

 今作はワードゲーム(ことばを作るゲーム)なのですが、こういったゲームって共通のお題に対して全員がその答えを出すシステムが多くありませんか?

 非常にシンプルかつ明確でいいと思うんですが、プレイヤーの趣味趣向だったり知識量によって差が明らかに出てしまう光景をよく見かけます。

 だったら各プレイヤーが好きな(得意な)テーマを選択すれば解決するんじゃないかなっていう発想です。

 

 
​​​ 本作ではカタカナーシ式(カードの表面と裏面のアイコンを組み合わせて一つのお題を決定)でランダムに4つのテーマが決まります。

 そして、その4つのテーマを現得点が下位のプレイヤーからドラフトしてしていきます。

 要は負けているプレイヤーの救済と上位プレイヤーにはノルマ(難しいテーマ)を課すことができるんですね。

 作りやすいテーマもあれば、そのテーマ厳しくない…?みたいのもあります。誰だって得意不得意なテーマもあるでしょう。

 難しいテーマは1位で浮かれているプレイヤーに押し付けてやりましょう。

 

 また、本作は最大6人プレイ対応なのですが、6人の場合は2:2:2に分かれるチーム戦になります。

 もちろんチーム内であーだこーだ相談しながら言葉を作るのですが、その相談内容を他プレイヤーに聞かれてもマイナスにはなりません。

 なぜなら、作ることばのテーマが違うから。

 そういった役割も担っていたりします。

 


②文字数で競り

 カードを並び替えてことばを作るゲームの特性上、ソロプレイ感が強くなり他プレイヤーとのインタラクションが薄くなってしまいがちです。

 そこで、作ったことばの文字数で競るシステムを考案しました。

 カードを並び替えてテーマに沿ったことばが完成した時に、5文字のことばを作れたら「5!」、6文字のことばを作れたら「6!」と高らかに宣言します。

 もちろん競りなので同数の文字数を宣言できません。

 最大文字数を宣言できたプレイヤーはボーナス点が加算されます。

 ことばが出来たからさあ終わりではなく、相手よりももっと長いことばを作ってやろう…‼という競争心をかきたてます。

 3分の制限時間の中でよりハラハラドキドキできるように、自然にコミュニケーションが生まれるように、競り要素をエッセンスしてみました。

 


③マルチタスクの難しさと爽快感

 このゲームは最初にも説明した通り母音(あいうえお)のカードを並び替えてことばを作ります。

 (正確には、伸ばし棒や小文字、2文字の母音、ん のカードもあります)

 

 ことばを作るときにプレイヤーがリアルタイムで行うことは大きく下記の3つです。

 ・テーマに沿ったことばを考える

 ・母音のカードを変換する(例:あ →あかさたなはまやらわ のいずれかで使用可能)

 ・カードを素早く並び替える

 この時、左脳と右脳と両手をすべてがフル活用されているはずです。

 一つのことを考えるだけでなく複数のタスクを同時にこなすので、脳が非常に疲れます。

 テストプレイに参加してくださったプレイヤーは口を揃えて「普段、使っていない脳を使った…」と述べていました。 


​​​​​
​​​​​⇧これは中華料理がテーマの時に、とにかく長い文字数……と考えた際にひねり出した「エビチャーハン」です。

もちろん手札運もありますが、配られた文字をいかに上手く生かせるかというタスクもプレイヤーには課されます。

それを乗り越えて、長いことばを作れた時の爽快感を是非味わってほしいなと思っています。


 

あとがき

本作は非公開情報はなく記憶ゲームでもない為、情報は全てプレイヤーの目に見えています。

その為、目の前のカードだけに全集中して取り組むことができます。余計な邪念が入りません。

 

チーム戦で遊ぶ場合には、チーム内で相談しながらワイワイ楽しめるのでパーティゲーム的に遊べます。

ただし、2人もしくは3人プレイの場合は割とガチゲーになります。

レトロなアートワークもシステムに負けじと頑張りました。

是非、手に取って遊んでみてください。

 

 


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頒布価格は¥2000です。

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