負味

劇団を発祥とする製作チーム。
ゲームデザインの指揮を執るのは、元脚本家の暗号研究者。アートワークは元アニメーターの動画クリエイターとグラフィックデザイナーが担当。プロジェクト・マネジメントはゲーム好きの日本語教師。などなど寄せ集めのメンバーが思い思いの案を持ち寄って製作に取り組んでいる。ルールはもちろん、アート、世界観と細部までこだわりを見せる。

■作品ラインナップ
2019年:チーム対戦型カードゲーム「マケランディア」
2020年:排他的論理和モチーフのミニマルアブストラクト「XORIO(エクソリオ)」
2023年:2人対戦用 戦略バトルゲーム「マケランディアⅡ デュエル」

マケランディアⅡ デュエルのキャラクターたち(水の軍篇)
2023/11/29 21:09
ブログ

「マケランディアⅡ デュエル」のキャラクターたちにはそれぞれの物語があります。
知らなくても楽しめる。知るともっと楽しめる?
水の軍(ワカラティカ帝国)の全11キャラクターの物語をお楽しみください。

 


1. 囚われの妖精 ユーヴェ
ー 妖精族 ー

妖魔ササークの母親。
妖精族の掟を破り魔族との間に子をもうけてしまったため、長く孤島に監禁されていた。
女帝ジボクロワの魔力に洗脳され、息子を暗殺するよう命じられる。

火の軍最強の剣士、妖魔ササークの実母が、まさか水の軍に囚われておるとはな…
これはとんでもないウィークポイントじゃぞ…

 


2. 魔獣使い
ー 魔族 ー

魔獣を意のままに操る異能の少女。
彼女の前ではドラゴンですら子犬のように従順になる。
幼い頃、両親に捨てられ動物たちと共に暮らしていたが、女帝ジボクロワに拾われて我が子のように育てられた。

まだ少女なのにドラゴンをも操ってしまうとは、恐るべき天賦の才能じゃ。
わしなんて飼い猫にすら懐かれないぞ!

 


3. 屍食鬼(グール)
ー アンデッド族 ー

砂漠に巣食うアンデッド。
水をもとめて彷徨う旅人を殺しては、屍肉を喰らう魔物である。
新天地を求めてワカランディアへ渡ってきた旅人たちは皆、ガマタ砂漠でグールの餌食となる。

なんでよだれ垂らしながら水瓶から水垂れ流してるんじゃろうな…
いろいろ謎すぎるなこいつは…

 


4. 海の歌姫 セイレーン
ー 魔族 ー

北の海に住まう美しき人魚。
幻想的な二胡の調べと、その美声で、航海する人間たちの心を惑わせる。
屈強なヴァイキングでさえ、その歌声にはあらがうことができず、自ら海へ飛び込み消えていくという。

人魚といえば竪琴だと思っておったが、こやつは変わった楽器を持っておる。
おそらくマケランディア大陸には存在しない東方の楽器じゃ。どんな音か気になるのう。

 


5. ヴァイキング
ー 人間族 ー

航海技術と肉弾戦に長けた海の覇者。
ワカラティカ帝国の領土拡大の原動力となっている。
古くからネリマン海を股にかけて、貿易・戦争・略奪を生業にしてきた。

大陸を股にかける海の覇者、かっこいいのう。
わしも若い頃は大海原で船をころがしておったもんじゃけどな…
今は車椅子をころがしてもらってるぞ…

 


6. 雪男(イエティ)
ー 魔族 ー

雪山に住む毛むくじゃらの巨人。
比較的温厚な性格だが、敵とみなした相手には自慢の怪力で巨大な岩を放り投げてくる。
本人は戦いを好まないが、なにかといいように利用される悲しい存在。

イエティと言えば、いかつい巨人を想像しておったが、なんかモフモフしててぬいぐるみみたいじゃな。
小石を握りしめてるけど、これで本当に戦えるのかのう…

 


7. ワカラン象
ー けもの族 ー

民家を踏み潰すほど巨大な象。
かつては南方のジャングルにのみ生息していたが、現在ではワカラティカ帝国で戦象として常用されている。
マケランディアには生息していないため、マケラキ軍にとっては未知との遭遇となることだろう。

ワカランディアにのみ生息している珍しい動物じゃぞ。
南方から連れてこられてから、品種改良を繰り返し、原種の倍以上の大きさになっているそうじゃ。
はじめて見たら腰抜かすほどデカいぞ。

 


8. 殺戮将軍
ー 人間族 ー

ワカラティカ帝国の全部隊を統括する大将軍。
マケラキ王国の調査隊に奇襲をかけ、デュラハンの首を切り落とした張本人である。
普段は冷静沈着な性格だが、戦闘時は「虚無の面」をかぶることで「ベルセルク」と呼ばれる狂乱状態に自らを追い込み、鬼神のごとく荒れ狂う。

どう見ても武器多すぎじゃろ…
なんでも、殺した敵将の武器を奪ってコレクションしてるそうな。
普段は冷静だけどキレると暴れまわるって、一番ヤバいやつじゃろ…

 

 
9. 水の神獣 クラーケン
ー けもの族 ー

水の神タピオンが海底で生み出した巨大タコ。
海の守り神とされているが、ひとたび逆鱗に触れると、最強の軍艦でさえ容易く沈められてしまう。
マケランディアの伝承では、ネリマン海でシーサーペントという巨大なウミヘビの目撃例が報告されているが、これはクラーケンの触手だったという説が今では濃厚である。

元来は非常に穏やかな性格で、海の守り神として人々から畏敬の念を持って愛されておった。
だが近年では、世界中で戦争が頻発するようになり、クラーケンの怒りによって海が荒れ狂うようになってしまったのじゃ。
早く平和が訪れてほしいのう…

 


10. 邪神
ー アンデッド族 ー

冥界の神の成れの果て。
女帝ジボクロワの願いを叶える代わりに、彼女に尽きることのない支配欲を植え付けた。
外見は神聖なたたずまいだが、それは人を欺くための仮の姿。生きとし生ける者すべてを堕落させることが、ただひとつの使命である。

邪神のくせに、なまじ聖人のような雰囲気出しとるからタチ悪いのう…
影の黒幕はこやつなのかもしれん…

 


11. 女帝 ジボクロワ
ー 妖精族 ー

極北の島サムヘイム出身の妖精族の王女。
その目を見た者は全て、彼女の魔力に捕らわれる。10歳に満たない幼子のみ、魔力の影響を回避できる。
若い頃は自然を愛する慈悲深い才女であったが、一時の気の迷いにつけこまれ邪神との契約を交わしてしまったため、尽きることのない支配欲に侵されるようになった。

彼女がまだ若かった頃を知っておる。大変お優しい妖精族の姫君じゃった。
だが、いつからか心が毒に侵され、愛する者は皆、彼女の元を去ってしまった。
大いなる力を手に入れた代わりに、大いなる孤独にさいなまれるようになったのじゃ…