負味

劇団を発祥とする製作チーム。
ゲームデザインの指揮を執るのは、元脚本家の暗号研究者。アートワークは元アニメーターの動画クリエイターとグラフィックデザイナーが担当。プロジェクト・マネジメントはゲーム好きの日本語教師。などなど寄せ集めのメンバーが思い思いの案を持ち寄って製作に取り組んでいる。ルールはもちろん、アート、世界観と細部までこだわりを見せる。

■作品ラインナップ
2019年:チーム対戦型カードゲーム「マケランディア」
2020年:排他的論理和モチーフのミニマルアブストラクト「XORIO(エクソリオ)」
2023年:2人対戦用 戦略バトルゲーム「マケランディアⅡ デュエル」

マケランディアⅡ デュエルのキャラクターたち(火の軍篇)
2023/11/26 21:24
ブログ

「マケランディアⅡ デュエル」のキャラクターたちにはそれぞれの物語があります。
知らなくても楽しめる。知るともっと楽しめる?
火の軍(マケラキ王国)の全11キャラクターの物語をお楽しみください。

 


1. 少年剣士 ササタカ
ー 妖精族/魔族 ー

妖魔ササークの息子、8歳。
父親から授かった短剣ササングイルには神の鉱石が埋め込まれているため、子供の力でも強靭な魔物の皮膚を刺し貫けるほどの切れ味を持つ。
剣術の師匠デュラハンが殺されたことを知り、女帝ジボクロワ暗殺を自ら志願して旅立つ。

女帝ジボクロワの魔力は10歳未満の子供には通じないという弱点があるのじゃ。
それでこんな小さな子供が大変な使命を背負ってしもうて、不憫じゃのう…

 


2. 死霊使い(ネクロマンサー)
ー 魔族 ー

元は闇の勢力の配下であったが、ワカラティカ帝国の手にかかり殺されたデュラハンを憐れみ、首無し騎士として再び彼に肉体を与えた。
死の山ヘルベルグで200年の修行を積んでいるため、アンデッド族を活かすことも殺すこともできる。

こやつは、光と闇の戦争で闇の勢力が破れて以来、死の洞窟にこもって寂しく余生を過ごしておった。
もうこのまま死んでもいいと思っておったのに、まさか、かつての敵軍に力を貸すことになるとはのう。
運命とは数奇なものじゃ…

 


3. 兵士
ー 人間族 ー

マケラキ王国に忠誠を尽くす兵士たち。
「マケラキー?」と聞くと、「おうこくー」と叫び返すよう厳しく教育されている。

どっからどう見ても、ただの兵士じゃ。
これはもう…ただの兵士じゃ!

 


4. ジャック・オー・ランタン
ー アンデッド族 ー

死霊使いの下僕として働くカボチャ頭のアンデッド。
死の森に入った者をランタンの火で迷わせて遊ぶ。
この世に未練を残してさまようデュラハンの魂を、死霊使いの元へ導いた。

なんで頭がカボチャなんじゃろうな。えらく重そうじゃ。
カボチャは加熱するとホクホク甘くて美味しいから、食べられないように気をつけるがよい。

 

 


5. 騎馬兵
ー 人間族 ー

マケラキ王国が誇る騎馬軍団。
マケランディアで最も速く、最も気性の荒い馬を乗りこなす、超一流の騎手のみで編成されている。
燃え盛る炎のように土ぼこりを上げて駆ける姿から、「サラマンダーの末裔」との異名を持つ。

馬に乗って駆ける姿、かっこいいのう。
わしも若い頃はこんなふうに荒野という荒野を駆け抜けてたもんじゃけどな…
今は杖がないと歩けん…

 


6. キメラ
ー けもの族 ー

獅子の頭、虎の足、蛇の尻尾、コウモリの羽根を持つ、異形の生物。
オカニの森の奥地で発見され、マケラキ騎士団に保護された。
まだ幼獣ではあるが、怒ると口から火炎を吐くため、非常に危険な存在。

幼獣なのに口から火炎を吐くとは、成長したらどんな恐ろしい魔獣になるやら…
ちゃんと躾けておかないと、取り返しのつかないことになるぞい。


 


7. 騎士団長
ー 人間族 ー

マケラキ騎士団を統率するリーダー。
剣術はもちろん、用兵術にも精通しており、兵の扱いにおいて右に出るものはいない。
ワカラティカ帝国に殺されたデュラハンは、幼少期からの親友だった。

たしか前作では、敵軍に寝返ってしまった師匠と対決する悲しい運命を背負った若者じゃった。
今回も親友が敵軍に殺されてしもうて…
設定が過酷すぎるじゃろ…

 


8. 首無し騎士 デュラハン
ー アンデッド族 ー

ワカランディア大陸を遠征中、殺戮将軍の部隊に襲われ首を切り落とされた。
死霊使いの禁忌の呪法により、アンデッドとして再び戦場に帰ってきた。
元より勇猛な戦士であったが、不死身の肉体を得たことで、さらに強化された。

こやつが敵将に首を跳ねられたことが発端となって、今回の戦争が勃発したのじゃ。
死してもなおアンデッドとして戦場に戻ってくるとは、執念が異常すぎるのう。
絶対敵に回したくないタイプじゃ。

 


9. ワルキューレ
ー 妖精族 ー

火の神ミワリオンによって遣わされた戦の乙女。
麗しい容姿とは裏腹に、加勢した部隊に必ず勝利をもたらすほどの凄まじい戦闘力を備えている。
戦いが終わると、戦死者の魂を連れて、天界へと帰ってゆく。天界では決して武器を持つことはなく、淑女として穏やかに暮らしている。

朝焼けを浴びて、丘の上に立つ、戦の乙女。
女性ながらかっこいいのう。
とっても美人じゃが、怒らせたら頭叩き割られるぞ。

 


10. 火の神獣 フェニックス
ー けもの族 ー

火の神ミワリオンが火山のマグマから創造した不死鳥。
500歳を迎えると自らの炎に焼かれ生命を全うするが、次の日、灰の中からよみがえる。
戦争により世界が終末を迎えようとすると、どこからともなく飛来し、一方の軍を炎で焼き尽くすと言われている。

人生の中で一度でもお目にかかることができたら幸運じゃ。
フェニックスを見た者は寿命が20年伸びると言われておる。
わしはもう8回ぐらい見ておるから、一生死ねない気がしておるぞ。

 


11. 妖魔 ササーク
ー 妖精族/魔族 ー

妖精族と魔族の血を引く唯一無二の種族。
神の鉱石を磨き上げて作られた神剣「マケラティス」の所有者。
妖精族の母と魔族の父との間に生まれた「忌み子」のため、生まれるとすぐに小舟で海に流された。
その後、奇跡的に一命を取り留め、最強の剣士として成長した。

前作では強さ8じゃったが、神剣「マケラティス」を手に入れて、格段にパワーアップしたぞ。
マケラティスの一撃をもってすれば、この世に破壊できないものはないと言われておる。