なぎとんぼラボ

初めまして!「なぎとんぼラボ」と申します。なぎとんぼとは、「なぎなた+とんぼ」から来ています。
今回がゲームマーケット初出展となりました!どうぞよろしくお願い致します!m(_ _)m
当サークルは2022年12月に発足し、現在ちゅーすけ、ぞす、れーさん、イノッチの4名を中心に制作を行っています!

【4/15, 13時の部】予約フォームの停止と「100部限定」について(色かはりゆく)
2023/4/15 9:45
ブログ

4/15, 13時をお知らせ致します。
皆様こんにちは。
なぎとんぼラボニュースのお時間です。

この時間のキャスターは私、なぎとんぼラボの
ちゅーすけがお送り致します。


…という書き出しで始めるのも久々ですね。
初投稿を経て、その書き出しから始めたのが
2/22の猫の日です。

気が付けばもう2か月前なのですね…その間
記事を全部非公開にしたりと実にいろいろ
ありましたが、あっという間でした。

 

さて、本日のニュースですが、感謝と謝罪、
そして『色かはりゆく』にまつわるお話です。


なぎとんぼラボの予約フォームですが、昨日
19時頃、予約規定数に達したため、予約
フォームを停止させていただくこととしました。

皆様には、初出展の我々のゲームにこれほどまで
の興味を持っていただき、大変感謝申し上げます。
制作メンバー一同、大変嬉しく感じております。


一方で、1ヵ月前というこれからまさにゲムマの
調査をしようと考え、ご予約を考えていた方々に
つきましては、大変申し訳ございません…m(__)m

我々も想定を大幅に超えるお問い合わせがあり、
加えて当日分を残したいという思いから、
早期の停止に至る判断とさせていただきました。


 

今回文字ばかりなのですが、ご興味ある方も
もしかしたらいらっしゃるかもしれませんので、
長文ですがお許しください。

 

今作『色かはりゆく』は、ベースのゲームとして
『Red7』『レッド7』の「ルールを変えて
勝利し続ける」という内容をもとにブラッシュ
アップし、カード数やルールの調整、勝利判定
条件の整理、新しい効果カードを追加しながら、
和風テイストに仕上げた作品となっております。


元の作品がとても素晴らしいこともあり、
ベースの面白さは言わずもがなでしたが、
「もう少し手札補充ができるようにしたい」
「曖昧な勝利条件をわかりやすく整理したい」
「枚数減らしてでもプレイ人数を増やしたい」
などの課題点や挑戦の余地があると考え、
まずは「課題解決」の観点をモチベーション
とし、今回の制作に至りました。


前回のゲムマ2022秋で「次の春は出展側として
参加したい!」という思いを胸に、
アートワーク勉強会に参加したり、全くの未経験
であったIllustratorや動画編集に挑戦したり、
見知らぬ方しかいないテストプレイ会に飛び込む
など、多くの経験をさせていただきました。


順調に制作・製作は進んでいたのですが、やはり
気になったのが「大元のゲームの許可」です。


当初は印刷まで進めましたが、もしかしたら
許諾が下りなければこれらのゲームは全て処分と
せざるを得ないかもしれない、多くの方と切磋琢磨
してかつ応援いただいたボドゲ業界からも、タブー
に踏み込んだ炎上サークルとして、姿を消さないと
いけないかもしれない、
そんな思いがいくつもよぎりました。


でもこういうのは販売して問題となる前にしっかり
確認しておいて、取り下げるなら今のうちであろう
と、版権元のグループSNE様にご連絡致しました。
そしてその間、新規の方が知ることがないように、
許諾をいただけるまで全てのブログ記事を非公開、
Twitterアカウントも鍵アカ非公開としました。


そして、最初は許諾が下りませんでした。
それはそうです。海外に原作があって、
それを国内だけの判断で許可しては、
後々問題となるに違いありません。
版権という概念は線引きが難しいです。



メンバーは一時お通夜状態となり、最悪身内に
無料で配るか、それとも全て破棄するか、など
と考え、私自身は加えてこだわって作ったカード
の印刷不良による衝撃から体調を崩していたため、
追い討ちをかける事態でした。

ただ、その通達が来た翌日がちょうど祝日でした。
2023年3月21日(火)のことです。

そこで思い立ちます。せっかく祝日で動けるの
だから、諦める前にダメ元で原作者の方に直接
連絡してみようと。


独自に連絡先を探し、メンバーにサポートして
もらいながら苦手な英語でメールを書き、今では
自薦等でも用いている写真(サムネイルのやつ
です)を添付し、時差も考え夜思いきって送信
致しました。
もう祈るような思いです。

すると、信じられないくらい早く原作者のCieslik氏
から返信をいただきました。
内容は「日本でのライセンスはグループSNE様が
有しているため、そちらでコンタクトを取って
ください」と。


この瞬間、「あ…終わったな」と思いました。
既に許諾が下りていないわけです。
しかも、私達は初出展の一個人サークルです。


ただ、最後の一文が私にとって凄く勇気を
与えてくださいました。



"The cards do look nice, and I hope you all had
fun with the project."



私は泣きそうでした。というか感動で泣きました。
一種の社交辞令かもしれません。それでも、
イラストソフトを一から勉強してこのカードを
自ら製作していたため、このカードが遠い海外
でも見栄えが良いと言っていただけたことが、
何よりの誉め言葉と勇気になりました。


そして、そのメールを持って再度ご連絡し、
返信を待ちました。
確かその時、WBCで日本が「村神様」の一打
で決勝進出を決めた時だったかと思います。
予選ずっと不調だった「村神様」が復活の
のろしを上げ、勇気をもらいました。



そして翌日、グループSNEの柘植様からメールを
いただきました。
なんと日本語版「レッド7」の制作に携わった方
でした。

このように確認いただけると、非常に助かる
ということ。
原作者の方にもメールをするくらいの熱意が
伝わったこと。
原作者の方がSNE社様に任せる、と話している
ことから、代表の安田様に改めてご相談
いただいたということ。

初出展の一個人サークルが年度末の大変お忙しい
時期に多大なるご迷惑をおかけしたこと、大変
申し訳なく感じました。
この場をお借りしてお詫び申し上げます。



結果は、「レッド7を広く知ってもらうということ
が目的のようですので、印刷した100部のみ、
今回限りOKとします、と。


ここはもう言葉では言い表し尽くせません。
とにかく感謝しかありませんでした。
Twitter上で「許諾を得て戻ってきました」と
報告した時、これまで知り合ったまたは初期
から応援してくださったボドゲ界隈の方々
から、多くの祝福のお言葉をいただきました。

ちなみにその日は皆様ご存知、午前中WBCで
大谷選手の劇的なストライクで日本が優勝を
決め、日本中が歓喜と感動の渦だったかと
思います。
私にとっては、二重の喜びでした。


皆様も既にお気づきの方はいらっしゃるか
と存じますが、ボドゲ界隈の方々は本当に
優しく温かいです。
私もそれを今回身をもって感じました。

なお、柘植様からは最後に、「あのゲーム
(レッド7)は本当に"すごい"ですから。」
とコメントいただきました。
その通りです。ルールを変えてしまうという
発想、色の美しさ、それでいてカードのみの
シンプルさ、
どれをとっても凄いと思います。



これが、『色かはりゆく』販売に至った経緯、
そして100部限定の真相です。

実際、初出展としては100部って相当多いですし、
私的には製作当初正直50部にしておけばよかった
とすら思う時期もありましたが、メンバーの後押し
もあり、今では100部にしておいてよかったかな
と思います。


Twitterでも重ねてお伝えしておりますが、本作は、
『Red7』の原作者であるCieslik氏とChudyk氏、
『レッド7』日本語版の発売元であるグループ
SNE様から特別に許可を得て、初版100部に限り
販売できることとなっております。


増刷等はできませんが、『色かはりゆく』が多くの
方々に遊んでいただけること、ならびに原作
『Red7』『レッド7』がこれを機により多くの
方々に知っていただけることを、いちRed7ファン
として願っております。



非常に長くなりましたが、ここまでお読み
いただき、誠にありがとうございました。

5/13(土)は【キ-23】でお待ちしております!
今後とも、なぎとんぼラボをどうぞよろしく
お願い致します。<(_ _)>

以上、ちゅーすけからお送り致しました。
本日はここまで!それではまた!✋

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