EJPゲームズ otemachispin
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墨田区横川を拠点に活動するボードゲーム制作ブランド
- タングルウィードができるまで ③「印刷所へ!」
- 2020/10/23 17:44
前回のあらすじ。タンブルウィードゲームの原案を作った!
さて、ボドゲ製作においてルールを作るのも大切ですが、他にも大切なことがあります。
それは……。
コンポーネント!
カードとかコマとかチップとか。ゲームで使うアイテムのことですね。
タイルとかコマとかどうしよう。ということで。
今回はいつも利用させてもらっている萬印堂さんに相談に行きました!
確か雨の日だったと思います。東十条駅で社長と待ち合わせして、そのまま萬印堂さんへ。
そこでこれからどのようなゲームを作ろうとしているのかを伝え、使えそうなコンポーネントやタイルの実際の大きさとかをご教授していただきました。
こんな相談が無料……、と大変ためになりました。
萬印堂さん、ほんとうにいつもありがとうございます。
今回の問題はタイルの大きさでした。
タイルの上にチップを置くゲームなので、必然的にタイルの大きさは大きくなってしまいます。
タイル1枚に3×3の計9マスを載せる予定だったので、タイルの大きさはとんでもないことに……。
チップを小さくする? タイルを大きくする?
ゲームを製作するのには当然お金がかかります。
それも思った以上に。
想像するだけならタダとはよく聞きますが、裏を返せば物を作るなら相応のお金が必要なわけです。
案外抜けがちなのですが、ゲームルールの作成にはコンポーネントの制限があります。
どれだけ面白いルールのゲームを想像したって、必要カード10000枚とかならそもそも実現しづらいです。
特別な形の駒が必要だったりするなら、特注でそれを作らないといけません。
なので発想は自由といいますが、実はゲーム製作という土俵に立った段階で、金銭的な制約が自然とかかってしまうのです。
当然といえば当然ではありますが。
ですので、タンブルウィード育成ゲームはコンポーネントの制限によって形を変えていくことになりました。
まず、タイルのマス数が減りました!
3×3→2×2
現在の形ですね。
他には、風カードがなくなりました。
ダイスは振って方向を決める形に変更。
タイルやチップの枚数もぎりぎりまで減らすことに。
タイルの総数が減り、より奪い合うゲーム性に変更。
チップは足りなくなったら他の色で代用するようにしました。
というわけで、ゲームを作るときは予算とかコンポーネントはある程度どれくらいのものにするかは頭の片隅に入れておいた方がいいかもですね。
またそのような制限がきっかけで、何か新しい発想が出てくるかもしれません。
……そして、それは萬印堂からの帰り道のこと。
社長のとある一言によって、タンブルウィード育成ゲームは大きな変化を迎えます。
次回に続く。
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