ボードゲームの作り方④ 「狐狸ノ空音ができるまで」

2020/4/15 22:00

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ボードゲームの作り方④ 「狐狸ノ空音ができるまで」

こんにちは。しらす一本釣りのたまごです。
しおと松村神と一緒にゲームを考える人をしています。

今回は「狐狸ノ空音」ができるまでを記事にまとめようと思います。

ボードゲームを作った事例として参考になるといいなぁという感じです。

商品紹介の項目ではないので、気軽に書いていきますね。

『狐狸ノ空音』のゲーム紹介はこちら
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【目次】
＜1.松村神の作りたいゲーム＞
＜2.名前の決め方＞
＜3.実際のルール詰め＞
＜4.特殊コンポーネント＞
＜5.まとめ＞
＜6.しらすについて＞

＜1.松村神の作りたいゲーム＞
しおとたまごは、
リアルタイムすごろくをゲラゲラと笑いながらプレイし、
作ると言ってくれた松村に同じ匂いを感じる。

試しに松村にどんなゲームが好きか聞いたところ、
『軍人将棋』と言う名前が出てきた。
しおとたまごは、軍人将棋を調べ、ゲームルールを把握。

松村「これ、がしゃんってなるのがかっこいいんだよなぁ」
たまご「がしゃんってなる瞬間が面白そう、わかる」
しお「これ、もっとシンプルにできないかなぁ」

3人は装置なしで軍人将棋の面白さ
『相手の駒の強さがわからない将棋』を
『嘘をつくことで駒の強さを変えられる将棋』に
置き換えることで実現できないかと考えた。

これが、狐狸ノ空音のベース部分が完成した瞬間でした。
考えるベースが決まった上で
お互いの考えをぶつけ合うと意外と形になりました。

＜2.名前の決め方＞
たまご「きつねとたぬきの化かしあいをモチーフにしよう」
しお松村「「それだ！！！」」

美少女が大好きな3人の頭の中にはこの時すでに、
可愛いケモミミ少女が頭に浮かんでいたに違いない。
となると次は名前。

『嘘に満ちた戦場』...怖い
『隠匿の王国』...暗い！！！
『狐来狸来』...コクリコ！？かわいい！でも嘘感がない！！

ゲームの発案にかかった時間の何倍もの時間をかけて、
およそ4時間。

世界観+ゲーム内容が伝わる
「狐狸」の「空音」という名前に決定

めっちゃ長かった...。
名前決めるのめっちゃ大変です。。。

ゲームルールと世界観が
タイトルだけで伝わるものを作るのが理想的です。

今回『狐狸ノ空音』のゲームルールはとても難しく、
タイトル決めは大変でした。

リアルタイムすごろくは、
タイトルを決めるのに5分もかかりませんでした。

いいタイトルだよなぁと我ながら思います。
狐狸の空音、世界観の雰囲気だけでも
伝わっているといいなぁと思います。

＜3.実際のルール詰め＞
仮でルールを作ってから、
テストプレイを重ねて実際にルールを詰めていきました。

最初はトランプのような数字の書いてあるカードゲームを
裏返しにして、テストプレイをしました。

最初は1~9までの数字を2枚づつだったのを
プレイ時間の長さから、1~4に減らして形にしました。

その後東中野で行われている
テストプレイ会で何人かの人にプレイをしてもらい、
陣の広さやカードを折り曲げるアイデアなどを調整。

カードを折り曲げて遊ぶプレイ感など、
ボードゲームを日頃遊んでいる人から意見をもらい、
今の形になりました。

生の声大事...！
モックの段階で触ってもらうと
そのありがたみを痛感すると思います！是非！...ぜひ！

＜4.特殊コンポーネント＞
狐狸ノ空音は
特殊コンポーネントが必要なゲームとなってしまいました。

前述したように、
カードを何度も折り曲げて遊ぶゲームなので
折り返しに耐えれる紙である必要があったためです。

通常のカードに使われる素材だと
すぐに破けてしまうと印刷所の方と相談。

何度も折り曲げられる特殊素材を印刷所の方が
探してくださり、作ってもらうことになりました。

それに加えカードも縦長。
そのため印刷サイズもまた特注。そのサイズを入れる箱もまた特注。

親身に相談に乗ってくれ
要望に応えていただいてよかったなと思っています。

（そのぶん費用はかさみました。お金のことが心配な時は、
テンプレートのサイズで作れるように考えてみるのもいいと思います）

＜5.まとめ＞
さて、今日はこんなところで！

今回の記事で大事なことは
・タイトルを決めるのは意外と大変
・テストプレイは色んな人にやってもらおう
といったところでしょうか。

これからボードゲームを作る人たちの
参考になるといいなーと思います。

次回は、「きつね騎士」のキャラクター概要を紹介したいと思ってますのでお楽しみに！

＜6.しらすについて＞
しらす一本釣りは、ボードゲーム制作サークルです。
■狐狸ノ空音
 ■リアルタイムすごろく
などのゲームを制作しています。

ゲームマーケット開催自粛はとても残念ですが引き続き

ブログの更新などのプロモーション活動、コンテンツの制作、

そして委託販売などなど行っていきたいと思います。

引き続き皆様に笑顔になっていただけるようなゲームを届けられるよう
活動して参りますのでよろしくおねがいいたしますmm

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https://twitter.com/shirasu_ippon