酔いどれ趣造

2021春「BRUJAS DEL SABADO ~サバトのマジョたち~」でデビュー。
2022秋「医食同源 ウマウマ点心罪(積み)ホーダイ」発表。
2023春「Trick o' Roof」発表。
2023秋「指輪を落とさないで」発表。
2024春「TAKEトリックの翁」発表予定。
シンプルながら噛み応えのあるゲームを目指して活動中。

登場する魔女の紹介その①
2020/3/20 9:00
ブログ

「BRUJAS DEL SABADO ~サバトのマジョたち~」には4人の個性的な魔女が登場します。

彼女たちはそれぞれ異なった理由で世の理に背き、魔女として生きています。

人には恐れられ、救いからは見放されるイバラの道を、彼女たちは自ら望んだのか、あるいは止むに止まれず選ぶしかなかったのか、本当のところは彼女たちにしか分かりません。あるいは、彼女たちにすらもう、分からなくなっているのかもしれません。

【ポリリャ・デ・クルパ】



■ポリリャ・デ・クルパ(罪の蛾)
●ガリシア地方出身
●若いころサンタ・アンドレス教会に一度も礼拝に行かなかった為、ある日神の恩寵を失ってしまいました。
スペインの都市部を嫌い、文学、政治、言語等すべてにおいて故郷ガリシアのものを愛し、ガリシア地方主義の活動家でもありましたが、突如脱退。
毒舌家であり、痛烈な皮肉が軋轢を生んだとされています。
その一例として「神だって糞をする」という発言がもとで、信心深い仲間と激しい口論をしたこともあったようです。
地方主義活動を捨てて以降ガリシア地方そのものを嫌悪し、ガリシア各地で悪さをする魔女となり、墓場を渡り歩くサンタ・コンパーニャ(亡霊行列)の百人隊長と恐れられる程になります。
さんざんガリシア中を荒らしまわった後ガリシアを離れ、南ヨーロッパ各地で悪事を働くようになり、悪名は欧州全土へと広まっています。
元々頭が良く器用なので、黒魔術だろうと、悪意のあるまじないだろうと、上々にこなす悪党です。
性悪で天邪鬼なところがあり、人のために動くことはありません。

今回の舞台となる村には、悪魔を召喚する村があるという噂を聞きつけて興味本位で立ち寄りました。
サバトへは胡椒病で箱ごと大量死した蚕のミイラを持って参加します。
ジプシーの血が流れており、各地を放浪する現在の生き方を気に入っています。

●「己自身の本性を全てつかみ取るなんて、そんな恐ろしい事、全く御免ですものね。
そういった事は、精霊だとか、坊主とかに好きなだけやらせておくようにしますわ。」