一石ラボ @ein_stein_labo
細々と、一人でボードゲームを作っています。 2018大阪が初参加です。 大航海時代の提督になって、空白の地図を埋めていくゲーム、ブランクワールド~Complete the Atlas~がデビュー作です。
- デルタ鉄道ができるまで-09
- 2020/2/25 8:12
一石ラボのCRAZYRATです。
ゲームマーケット2020大阪で頒布するデルタ鉄道株式会社⊿railways inc.(デル鉄)ですが、メイキング的な内容をご紹介しながら、どんなゲームかを説明していきたいと思っています。
初めて見る方は、こちらからどうぞ。
さて、今回ご紹介するのは、全体目標となる都市計画カードです。
当初、このカードは
・各プレイヤーに1枚ずつ配られる。
・ゲーム終了時に全てのカードが全員に適用される。
という想定でした。
各鉄道会社が、独自のルートで入手した都市計画の情報をもとに開発を進め、他の会社の動向を見つつ、その会社の掴んでいる情報を予測して動く、というものです。
しかし、実際に遊んでみると、他プレイヤーの動きを気にして動く、というのが非常に難しく、現在の
・最初に一定枚数オープンされ、ゲーム終了時に適用される。
という方式に変わりました。
その代わり、各プレイヤーの個人目標として、経営方針カードが別に作られました。
さて、この都市計画カード、毎回3枚(4人プレイの場合)だけしか使用しないため、遊ぶたびに組み合わせによって、町の様相が変わります。
内容的には、一定の範囲を、特定の条件を満たした状態にする、という形なのですが、例えばこのように、工場だけで2×2区画以上の正方形を作る、と言ったものです。
得点の計算がわかりにくいかもしれませんが、この例でいえば2×2区画の正方形ができれば、そこにある工場1つにつき、2×2=4VPが獲得できます。
3×3区画にできれば、3×2=6VPとなります。
1人で達成するのは難しいので、ある程度、協力体制が求められます。
また、ラウンド数が少ないため、収入を優先して開発を進めると都市計画を達成しにくい事も多く、そのバランスが問われるのですが、初回プレイではなかなか難しいかもしれません。
(作者たる私も、未だにあまり積極的に都市計画を達成しに行けないでいます…)
これが、リプレイ性に繋がってくれると良いな、というのが、作者の思惑でもあります。
今回は、この辺にしておきます。
次回も、カード類について、ご紹介していきたいと思います。
ゲームマーケット2020大阪での、一石ラボ作品の取り置き予約を行っています。
ご予約はこちらまで。
デルタ鉄道株式会社⊿railways inc.だけでなく、旧作もご予約いただければ持ち込みいたします。
よろしくお願いします。
また、デルタ鉄道株式会社の説明書を公開しています。
詳細はこちらのブログ記事で。