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「共産趣味」なボードゲームを中心に出しているサークルです。

限界旅程の遊び方
2019/11/15 1:09
ブログ

限界旅程の遊び方を説明ページです。本ゲームはランダムに配られた旅程をもとに、世界各地をできる限り回るゲームです。

ゲームの準備

これが限界旅程のパッケージです。本ゲームは4人プレイです(3人プレイ可能)。

 



パッケージを開けて、世界地図を広げます。

内部の5色のカラーキューブのうち一つを、世界地図下部の刻限(タイマーカウンター)の「13」に置きましょう。

残りのカラーキューブはそれぞれのプレイヤーの分身です。最初は「東京」に置いてください。

(3人プレイの場合1色が余ります)



カードには三種類あります。旅程(都市)カードは、あなた達の旅程となります。トラブルカード(黄色のカード)は、旅行中に降りかかるトラブルです。プレイヤーカード(片面がパスポート)は、あなたの特殊能力で、特定のトラブルを回避する能力を持ちます。



[左:旅程(都市)カード 中央:トラブルカード 右:プレイヤーカード]

【カードの配布と準備】

全てのカードを種類ごとによくシャッフルしてください。

①旅程カードは、各プレイヤーに7枚づづ配布してください(3人プレイの場合、7枚余ります)。このカードは公開情報となりますが、最初は裏面のまま配って、一斉にオープンしたとき大変面白いです。

②トラブルカードは内容が見えないように山札として置いてください。

③プレイヤカードは、各プレイヤーに1枚配布してください。このカードは最初は他人に見せないでください。

【旅程を決める】

配られた旅程(都市)カードはあなたが訪問すべき都市で、この回った都市数が一番多いプレイヤーが勝利です。

今回、ある人の旅程は「カイロ」「モントリオール」「モスクワ」「ウラジオストク」「ロンドン」「パリ」「ウユニ」になりました。



ゲームの開始前に旅程(都市を回る順番)を決めましょう。この旅程はゲーム中いつでも変更できます。都市間の移動は、「陸路」か「空路」を利用します。

「陸路」について、世界地図を見てください。都市同士が線で繋がっているのがわかるでしょう。この線が陸路です(地図上の陸路は、現実世界の陸路を必ずしも示していません)。

「空路」は、ゲーム同梱の「航空路線表」を見ましょう。都市によっては、直通便がない場合があります。今回の例ですと、「東京」から「ウユニ」は直接は行けません。



 

一度、別の都市を訪れる必要があります。例えば「東京」→(空路)→「リオデジャネイロ」→(陸路)→「ウユニ」もしくは「東京」→(空路)→「ニューヨーク」→(空路)→「ウユニ」のような感じです。

旅程を練るのは大事ですが、トラブルなどで上手く行かないのが旅行というものです。最初から完璧な計画を立てるというのは推奨できません。大雑把に決めた後は、状況(トラブル)に応じて、高度の柔軟性を維持しつつ臨機応変に旅程を変更してください!

ゲームの流れ

ゲームはラウンド(刻限)となっています、初回のラウンドのみ「移動」「トラブル押しつけ」のフェーズが、それ以降は「トラブル発動」「移動」「トラブル押しつけ」のフェーズで構成されます。

ゲーム開始前に親を決めましょう。最近、海外旅行に行った人が親です。複数人居る場合はどれだけ大変だったかで競う、回った国数などで決めてください。該当者が居ない場合、ジャンケンなどで決めてください。

最初のラウンドは親から時計回りに①→②→③→④、次のラウンドは④→③→②→①という感じで、プレイヤーの順番が回ります。

【1】移動フェーズ

【1】-①都市の移動

まずは各プレイヤーが順番に都市を回ります。あなたは最初は「ロンドン」に訪れました。自色のキューブを「東京」から「ロンドン」に移してください。「ロンドン」はあなたが訪問すべき都市でしたので、訪問したことを示すため旅程カードを横倒しにします。



【1】-②トラブルカードを引く

あなたが、旅程の都市に初訪問したら、トラブルカードの山札からカードを一枚引いてください。このカードの内容はあなたは見ても大丈夫ですが、今は決して他人に見せないでください。



今回、あなたが引いたカードは「パスポート紛失」のようです。

【2】トラブル押しつけフェーズ

全員の移動が終わったら、トラブルの押しつけフェーズです。先程、引いたトラブルカードを順番に従って、他プレイヤーに押しつけます。押しつけられたプレイヤーはまだ見てはいけません!

トラブルカードは誰それ構わず押しつけても良い、という訳ではありません。例えば、「飛行機欠航」というトラブルカードを、陸路で他の都市に移動できる場所に滞在しているプレイヤーに押しつけても、彼は次のラウンドで陸路を使って悠々と移動するでしょう。旅程は公開されています。誰がどこに居るのかもわかっています。さて、「飛行機欠航」を押しつけられて一番困りそうなプレイヤーは……? 同様に今回、あなたが引いた「パスポート紛失」も、あるプレイヤーにとっては無効なトラブルかもしれません。

押しつけるということは、同時にトラブルを押しつけられます。あなたのところにもトラブルカードがやってきました。



トラブルカードの押し付け合いが終わったら、このフェーズは終了です。

【3】トラブル発動フェーズ

トラブル発動フェーズは、各ラウンドの最初のフェーズです(初回のラウンドはありません)。一斉にトラブルカードをオープンしましょう!

【3】-①トラブルが無効になるケース

あなたのトラブルは……「現地警察に拘束」でした。現地警察があなたの挙動を不審に思って職務質問をしてきました。突然のことにびっくりしたあなたを見て、現地の警察官をますますあなたを怪しんで拘束しようとします。このままでは今回のラウンドは待機です……。

ここで「プレイヤーカード」をよく見てください。あなたは幸いにも語学堪能で、世界各地の言語で意思疎通できます! その語学の才を生かして現地警察に事情をちゃんと説明で誤解も解けて、トラブル(待機)は回避されました!



【3】-②飛行機欠航の場合

あなたのトラブルは……「飛行機欠航」でした。ヒースローで何かトラブルがあって、飛行機が飛び立たないようです。旅行は中断でしょうか。



ここで世界地図とあなたの旅程を見てください。旅程の一つに、花の都「パリ」があります。そして、ロンドンとパリは陸路(ユーロトンネル)で繋がっていますので、飛行機が欠航しようともパリへ行けます。



あなたは次の「移動フェーズ」で陸路で移動ができます(もちろん敢えて待機することもできます)。今回はパリ(或いは他の都市)に移動したことで、「飛行機欠航」は無効になります。

【3】-③上記以外

残念。あなたは待機するしかないようです。旅にはトラブルが付きもの。気分を切り替えて、滞在都市をゆっくり観光しましょう。

※無効になったトラブルカードや、待機の刻限が過ぎたトラブルカードは、捨て札として適当な場所にまとめて置いてください。

無事に帰国を

トラブル発動フェーズが終わったら、次は移動フェーズ、そしてトラブル押しつけフェーズ……と続きます。

刻限は減っていきます。時間が切れる前になるべく多くの都市を回って、早めに日本に帰りましょう!

取り置きフォーム公開中!

限界旅程取り置きフォーム:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdrK4kfAvSl87fQz4WIoad0ER9m0C3DNcBPmzNMRewim7VVHA/viewform

マニュアル・コンポーネント公開中!

マニュアル:https://drive.google.com/open?id=1mMZAfcRQOmsNOUOqourYrIQOx_felPsC

航空路線表・都市情報表:https://drive.google.com/open?id=1qtPCt4W3spvTS6tMQk6VGRVIdO5YPnLH