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アートオークション/アリサンディアの禍

【粘土で遊ぼう!】アートオークションってこんなゲーム【リプレイ】
2019/11/5 23:18
ブログ

今回は、実際に行われた先日のプレイ会の一部を、リプレイ記事としてご紹介させていただきます。
雰囲気だけでも感じ取っていただければ幸いです。
アートオークションって、そもそもどんなゲームなの?」という方は、こちらでルールをご覧ください。

<アートオークション プレイ記録>
芸術家プレイヤーが創り出した芸術品が下の写真のものでした。



(細長いパーツがたくさんある。あれは足だろうか? だが、イカやタコだとするならば、普通は逆向きに置くはずだ)
芸術品を見ながら、バイヤーたちはその正体を脳内で推理します。そして、質問タイムが始まりました。

バイヤーA「これは生物ですか?」
芸術家「はい」

無難ですが、最初の質問としては良いジャブです。この時点で、バイヤーたちの頭の中にはおおよそ同じような答えが浮かびます。

バイヤーB「細長いパーツは、自身の意思で動きますか?」
芸術家「はい」

細長い部分も体の一部だということがほぼ確定しました。バイヤーたちは確信に近づきます。

バイヤーC「これは海の生き物ですか?」
芸術家「いいえ
バイヤーA・B・C・D「え?

これは予想外の展開です。バイヤーたちはこれを「イソギンチャク」かそれに近しい生物だと考えていました。
しかし、海の生き物ではないことから、一気に難易度が上がります。
こうなってくると、難しいのは次の質問です。バイヤーDはよく考えてから、質問を発しました。

バイヤーD「……これは名状しがたい冒涜的なモノですか?
芸術家「……」

半分冗談のようなこの質問に、芸術家が悩みます
その様子を見て、バイヤーたちは(え……クトゥルフの邪神もお題に入ってるの……?)と動揺。

芸術家「どちらかといえば……はい
バイヤーA・B・C・D「え!
芸術家「ああ、クトゥルフ神話に出てくるか、という意味の質問なら、いいえ
※なお、お題の中にクトゥルフ神話の邪神は入っていません。

この後も質問がいくつか出たものの、誰もこれがこの芸術品が何なのか確信を持てませんでした。
「競り落としたバイヤーがお題を当てられないと、芸術品に価値がつかない」というルールから、競りが始まってもこの芸術品に高音をつけるバイヤーはいませんでした。

結局、バイヤーDに格安の20万ドルで落札されたものの、誰一人として正解を出すことはできず、バイヤーDは20万ドルの損。
さらに、芸術家も「誰にも理解できない芸術品を出品した罰」として、30万ドルを支払い、誰も幸せにならない結末に……

ちなみに、写真の芸術品のお題は「メデューサ」が正解でした。
確かに、メデューサは名状しがたい冒涜的なモノかもしれない。。。




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