Arcade605 @arcade605
はじめまして、アナログゲーム作製サークル『Arcade605』です!ゲームマーケット2019秋ではS60にて"どんぶり勘定型推理ゲーム"の【男気宇宙】を販売しております!
- 『男気宇宙』のデザイナーズノート:サークルカットの作り方
- 2019/2/23 21:00
この記事では『男気宇宙』のデザイナーズノートとして、「サークルカットができるまで」の過程を紹介します!
▲最終版のサークルカット
ゲームマーケットに出展するために、必ず作らなくてはならないサークルカット。
そこで私たちは、まず「サークルカットの役割」について考えてみました!
やはり一番の目的は「このゲームに興味を持ってもらうこと」になると思います。しかしゲームマーケットのカタログには多くのサークルカットが掲載されているので、その1つ1つを丁寧に読んでくれる人はあまりいなさそうです。たくさんの情報を詰め込みすぎると、逆に読み飛ばされてしまう可能性もあるかもしれません。
そこで、「ぱっと見て印象に残ること」「必要最小限の重要な情報を載せること」の2つの要素を重視することに決めました。さらに過去のゲームマーケットのサークルカットを参考にしながら「載せるべき情報はなにか」を考えます。
- タイトルロゴ
- ゲームの名前を覚えてもらうため、できるだけ大きくする
- イラスト
- カタログを流し見しても眼に止まりやすくするため、できるだけ大きくする
- キャッチコピー
- カタログを流し見している人に対して、一言で特徴を伝える
- 紹介文
- 眼に止まってじっくりと読んでくれた人に、しっかりとゲームの雰囲気を伝える
- プレイ人数・時間・年齢・価格・「新作」
- 興味を持つかどうかの判断材料として必要
- Twitterアカウント
- 興味を持った人が詳細な情報を知るための導線づくり
- URLでは長すぎるし、QRコードでは紙面が足りない
▲デザイン案をいくつか出してみたの図
なにを載せるべきかの情報をデザイナーに伝えて、いくつかデザイン案を出してもらいました!
左上の案はタイトルやイラストが少し小さく、各要素の構図が長方形に区切られているので味気なく感じてしまいます。
左下の案はタイトルが大きいのですが、相対的に他の要素が見づらく、イラストも小さいため、印象に残らないと情報を伝えることができません。
右上の案はタイトル・イラスト共に大きく眼を引くのですが、ゲームの情報が分散しているため一覧性が低く感じてしまいます。
右下の案はタイトル・イラストの大きさもほどよく、ゲームの情報もまとまっていてよさそうです!
▲実際のサイズで印刷し、文字の大きさなどを確認
おおよそのレイアウトは決まりましたが、どのくらいの文字サイズであれば目に付きやすいか、読んでもらえるかの感覚は難しそうです。
実際に印刷してみたところ、「説明文はもう少し小さくしてもよさそう」「イラストの上にも情報を置けそう」などの気付きを得ることができました! これで説明文に使える大まかな文字数が決まったので、あとは説明文でこのゲームの雰囲気をどのように伝えるか?他に足りない要素はないか?など、細かい部分を考えていきました。
▲ほぼ最終版の状態!
他のサークルさんのサークルカットにもそれぞれの特色がありますが、私たちはこのような流れで作り上げてみました。
この考えが正解だったのかどうかは……当日になってみないと分からないですね!!
そんな『男気宇宙』は、ゲームマーケット2019大阪 L13 Arcade605 にて頒布予定!
予約は こちら のフォームから可能ですので、気になった方はお気軽にご予約ください~~!!