ようがくじ「不二の会」

お寺の文化をボードゲームで再現!
お坊さんが作ったアナログゲーム『おえかきネハンズ』『そもさん?せっぱ!〜プレゼントはどこ?〜』『アンニャーシ!マーラミステリーセット』『おてがる西遊記〜三蔵法師にほめられたい!〜』『盆暮れ正月両彼岸』『WAになって語ろう新版』『御朱印あつめ』『檀家-DANKA-』『浄土双六ペーパークラフト』『花まつり』『拈華微笑』『涅槃』
そしてけん玉カードゲーム『ケンカードゲーム』『Kendama Card Battle』『ケンダマンザイ』
ぜひ手にとって、遊んでみてください。
合掌

アイテム紹介(お寺ボードゲーム『御朱印あつめ』):御朱印帳ボード
2015/10/11 23:00
ブログ

みなさん、こんにちは!ようがくじ「不二の会」代表の向井です。
多くの方に、お寺の文化へと触れて頂きたい。そんな想いを胸にゲムマ初出展。
ゲームマーケット2015秋@東京、【J36】ブースにてお寺ボードゲームをお披露目いたします。

お寺ボードゲーム第一弾『御朱印あつめ』。そのコンポーネント(箱の中に入っているアイテム)をご紹介いたします。
ゲームではプレイヤーは御朱印カードを集めていくのですが、手に入れた御朱印カードは自分の御朱印帳ボードの横に並べていきます。まるで御朱印帳に書いていただいたかのように、御朱印がコレクションされていくわけです!
御朱印帳の表紙を模した、御朱印帳ボード。今回、明治から続く製本屋有文堂様にお願いしました。
以下、御朱印帳ボードと有文堂様についてのご紹介です!

≪御朱印帳ボードについて≫


御朱印帳ボードは柄が4種類(山・梅・たこ唐草・鹿の子)1枚ずつはいっています。3〜4人で遊べる『御朱印あつめ』、ひとり1枚、好きな柄をチョイスしてくださいね。
じつは・・・柄にはそれぞれ意味が込められています。

  • 山・・・お寺には山号といって「**山」という称号をもっている場合があります(例:長光山 陽岳寺)。日本ではカミとして自然などを仰いで見ていました、山岳信仰はよい例です。そんな山に寺院を建てることで自然の霊的ななにかを付与したかったのか、お釈迦様が霊鷲山という山で説法をしていたという故事からか。お寺と山のつながりは強いのです。

  • 梅・・・中国からやってきた梅であるが、寒さに耐えて春を伝える梅の姿はよいものです。禅宗の修行僧にとっては、厳しい冬(苦しい修行)を越えて咲く(悟る)ことを梅の姿に見るようです。

  • たこ唐草・・・唐草模様のひとつ。葉、茎やツタがつながっている模様で、縁起がよいとされます。古来、大陸・朝鮮から日本へと仏教美術がやってきたときの文様の一つで、現代ではさまざまな種類があるようです。

  • 鹿の子・・・鹿の背にある斑点に似ている模様。鹿は神道において神の使いのひとつで、軸などに描かれることが多いようです。また、お釈迦様がはじめて説法をした場所は鹿がたくさんいたようであるという故事もあります。


御朱印帳ボードの柄をどうしようかと色々悩み、相談した結果、以上4種類にいたしました。仏教とのつながりを意識した柄のチョイスとなっております。

さて、この御朱印帳ボード。1枚1枚、完全に手作りです。布地を裁断して製作しているので、中に入っているボードの柄の具合はひとつひとつ違います。とくに梅模様は、裁断具合によって、がらっと見え方が変わってきます。どのような模様が手に入るか楽しみですね!
御朱印帳ボード製作02 御朱印帳ボード製作01

≪有文堂について≫


有文堂(ありぶんどう)は和綴じワークショップや、御朱印帳づくりワークショップなどもなさっていらっしゃいます。
オーダーメイドで作って頂いたりもできるようです。最近では人気乙女ゲーム『明治東亰恋伽』とのコラボでお忙しくしていらっしゃったみたい・・・。
すでに完成している御朱印帳、和綴じ本などをいろいろな場所で買うことができます(原宿「IKI-YA」、雑貨店など)。『御朱印あつめ』のコンポーネントで使われている山・たこ唐草・鹿の子・梅の、本物の御朱印帳をゲットすることだって出来るんですよ!
くわしくは有文堂フェイスブックをご覧下さいませ。
有文堂商品

有文堂WS風景

 




 

有文堂
明治中期に創業者、有藤 銀三郎は東京にて製本の技術を学び、ふるさと岐阜にて『有文堂』を開業。

多くの弟子をかかえ、岐阜の製本業の創設者となる。
二代目 有藤 熈吉は戦時中も、海軍航空隊の製本技師として招集され、各務原の川崎航空機工業 風洞課 製本部にて資料の製本を行った。
戦後は初代から受け継いだ、洋本・和本・金文字・マーブル小口などの技術をさらに高め、当社の品質向上と業績拡大に努めた。
現当主は、三代目の有藤 俊二。
15歳より職人となり、二代目と共に当社を支えてきた。
初代からの製本技術を今に継承しつつ、現在は少なくなりつつある手製本技術を生かし、オリジナル文具製作など様々な分野に挑戦している。

〈有文堂 Facebook〉http://www.facebook.com/aribundou

 

御朱印帳ボード、そして製作いただいている有文堂様のご紹介でした。

出展情報・ゲーム情報など随時更新してまいります。




twitter: @puninokai
公式ウェブサイト: http://www.puninokai.com
『御朱印あつめ』特設ページ: http://www.puninokai.com/goshuincollection/