符亀 @Hu_games
ゲームマーケット2017秋より参加させていただいております、符亀と申します。
拙作「マジカルカナグル」「愛羅武粋逸」「ロングロングマホウ」「超超長城」「ツミカブリ」「リーサルチェックメイト」「インヴァージョン」「アマロン」「バックハンダー」「皇継の書状」「サイクリアン」「シリアリアン」については、ゲーム一覧ページをご覧ください。
- 「壁システム」について
- 2019/4/25 20:13
「超超長城」の最も特徴的なシステムである「壁システム」について、説明いたします。
あ、全体的な説明はゲームページをごらんください。
- 「壁」の増やし方
「壁」は、ターン終了時に手札を1枚場に置いて増やすか、カードの効果を使って増やします。
各カードは、「壁」が対応した枚数以上ないと出せません。逆にいえば、「壁」を増やせば増やすほど、強いカードを使うことができるようになります。
しかし、カードを使うためには、同じく対応した枚数以上の手札も必要となります。つまり、手札を犠牲にして「壁」を増やすか、一旦手札を温存して後で爆発させるか、ここにジレンマが生じるわけですね。
カードの例。このカードは、「手札が2枚以上、『壁』が1枚以上」ないと出せない。(左上参照)
- 「壁」でデッキ圧縮
デッキ成長型ゲームの面白さの一つは、いかに強いカードを集めつつ弱いカードを除外して、デッキ内を必要なカードのみに圧縮するかであるといえます。
その点このゲームでは、「壁」にいらないカードを埋めてしまうことができるため、圧縮への自由度がかなり高くなっています。
例えば上の「自警団」は、両者の「壁」が少ない序盤は強力なドローソース(しかも最初からデッキに入っている!)ですが、そこを過ぎると最弱クラスのカードになってしまいます。普通のゲームなら、そうなった「自警団」くんは邪魔な存在となるわけですが、このゲームにおいては最期の一仕事があります。そう、「壁」になるというね。
「人は城、人は石垣」文字通り。
- 「壁」を掘り返す
この「壁」ですが、葬られたカードは二度と帰ることのできないような、カードの墓場ではありません。一部のカードを使えば、「壁」に埋まっているカードを回収することができます。
これはつまり、序盤はまだ使えないけど強力なカードを一旦「壁」に埋め、使える時期になったら持ってくる、ということができるのです。
これにより、戦略の幅は大きく広がります。序盤であっても、強力なカードをひとまず獲得しておく。手札にあると捨てさせられるかもしれないから、「壁」に一時避難させておく。なんか嫌いな奴にイラストが似てるから「壁」に埋め込む。などなど。
なお、上の「自警団」も、「壁」のカードをデッキに戻すことができるカードの一つです。まあ、他のカードは直接手札に持ってこれるので、やっぱりその系統の中でも最弱なのですが。やっぱ「壁」行きなお前。
以上、「壁システム」についての解説でした。
ご興味を持たれた方は、ゲームページをご覧になるなり、試遊会に来ていただくなり、予約していただくなり、あとは煮るなり焼くなりしていただければと思います。
それでは、次は説明書を投稿した際にお会いしましょう。試遊会より前に投稿できると信じて。(フォアシュピール2019春後追記:どっちの試遊会か言ってないからセーフなのですきっと)