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- TASK FULL ROCKET製作日誌①
- 2026/10/8 18:24
最初、このゲームの形は全く異なっていた。2024年に「ブリッゲンダイス」を制作してからは、いくつかの試作をしては挫折する日々を過ごしていた。
このゲームの原型を思いついたのは2025年の春である。
最初の案としては「ドラフトでカードを取ってマジョリティを競って、取ったカードで別のマジョリティをすれば面白いのではないか?」というものであった。勝手に付けた仮タイトルは「マジョリティ・マジョリティ」であった。これが映画「クレイマー・クレイマー」のパロディなのも含めて、誰にも言わなかった。
「マジョリティ・マジョリティ」あらましはこうだ。私が大好きなゲーム「セブンワンダーデュエル」式(別の表現で言うとロチェスタードラフト)に、色のついたカードを取り、色のゲージを進める。カードがなくなったら決算をして、ゲージの進み具合を「ある程度」維持したまま第2ラウンドを行うというものである。私はものぐさなのでテストプレイにはトランプを使ってやっていた。
毎回そうなのだが、自作ゲームというやつはいつも思いついたときはこれ以上無い最高のアイデアだと自分に酔いしれるのだが、いざテストプレイするとその感覚は見事に打ち砕かれる。
要するに「テストプレイしてみたら思ったほど面白くないし、そもそも現状ではゲームとして穴がある」という事実に気付かされるのだ。例えば、トランプというのは4スートであるため、これらを2人で取り合うと自ずと2スートずつに分かれてしまい、マジョリティを取り合うゲームにも関わらずマジョリティを争うに至らないのだ。これは重大な欠点であった。
コンポーネントにおいても問題があった。カード以外に、色ごとのゲージが描かれたボードと点数ボード、4食分の駒×2プレイヤー分が必要なのだ。
ゲーム内容に対し、コンポーネントの多さが釣り合っていない上にやたら多い。
早々に、このゲームは根本的に方向転換を余儀なくされた。
そこで考えたのが、「ゲージを進めるかわりに、カードの枚数=マジョリティの得点源」とする事であった。つまり1枚1点にしたのだ。こうすればボードや駒は要らなくなる。
また、出てくる色を奇数(5色)にすることであった。否が応でもマジョリティ争いを起こそうという事である。
そして2ラウンド(後半)には色ではなく、数字のセットコレクションを比べる形を取り入れたりもしてみた。色をただ集めればよいという訳ではなく、数字にも気をつけつつ集める必要がある。という設計である。
5スートのトランプは持っていなかったので、この頃からクニツィア作のゲーム「ZERO」のコンポーネントを使ってテストプレイすることにした。
シンプルゆえに、1ゲームの時間はかなり早い。しかし次に持ち上がる問題は、ゲームの展開に変化が乏しいというか、とにかく地味で淡々としているのだ。
同時に、そろそろコンポーネントについて具体的に考える必要があるぞという事になった。こういうコンポーネントは準備できるのか?準備するにしても安定して手にはいるのか?
私は過去に「嘔吐枢機卿」というゲムマ出展ゲームを制作した時に、コンポーネントを100円ショップに頼るつもりだったのだが、予期せぬ商品の入れ替えでえらい目に遭った経験がある。それこそあちこちの100円ショップを一日中巡ったりしていた。100円ショップでボードゲームを作ろうと考えている皆さんが居られたら、是非お気をつけ頂きたい。
さて、私のゲームを考えるヒントとして、2つ軸に据えることにした。
1つは「ゲムチャレ2025」のレギュレーションである。
そしてもう1つは私は過去に「カメレオンの定義」という自作ゲームを制作していたことである。
つづく
