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- なぜにナヅケなのか?【命名戦隊ナヅケンジャー制作秘話 ゲームデザイン編 その2】
- 2026/9/9 21:37
「命名戦隊ナヅケンジャー」
かんたん紹介→https://gamemarket.jp/blog/198733
ゲーム詳細→https://gamemarket.jp/game/188807
予約フォーム→https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfqo7SZjv6cy5zW4IzPhi3K9LQgeXSElTUdTNND-EZgqZWwvQ/viewform
前回→https://gamemarket.jp/blog/198797


「いまこそ……戦隊のボードゲームを作りたい!!!」
……はて、とはいうものの、戦隊のボードゲームとは一体どんなゲームにするべきか。
やはり最強の戦隊で悪の組織と戦う戦略ゲームにするべきか。
あるいは戦隊ロボを合体させるセットコレクション+パズルゲームにするべきか。
はたまた戦隊内恋愛を再現したトリックテイキングゲームにするべきか。
あれこれ悩む中で……そもそも自分にとっての戦隊の魅力とは何だったのか。今一度、幼少期まで遡って思い出してみたのです。
自分にとって、戦隊で最もワクワクするのは、毎年、次回作の戦隊が発表される時期でした。
児童誌のページに掲載されるシルエット。
(わあーっ!次はどんな戦隊なんだろう???)
最終回が近づくと番組の最後に放映される短い「新番組」の予告。その中で名乗りを上げる戦士たち。
(おーっ!今回のレッドは〇〇でグリーンは〇〇なんだ!)
もちろん、自分でもオリジナルの戦隊を空想しては画用紙に描きまくる学童期を過ごしてきました。
(そうだ!ゲームにするならココだ!)
自分にとってのプリミティブな体験、「オリジナルの戦隊を考える楽しさ」をゲームにしたい!
……とはいえ詳しい設定を作り込んだり、イラストを描いたりはナンボなんでもハードルが高い。
ぜひとも戦隊に馴染みのない人にも気軽に楽しめるパーティゲームにしたい。
そこで思いついたのが「名付け」でした。
名前をつけるだけならば、誰でも「自分だけの戦隊」を作れるのではないか。
例えば、「寿司戦隊」ならば、レッドは「マグロレッド」だろうか?「イクラレッド」だろうか?あるいは???

「テーマにそって戦隊を作り、それぞれの色のメンバーのモチーフを考え、名前をつける」
という核の部分が決まりました。
むろんそれだけではただの発表ですから、次はこれをどう「ゲーム」にするか?です。
チームヒーローであるからには、やっぱり「協力ゲーム」にしたい。
初期案では、みんなが考えた名前の中でより多く一致した名前を「正解」とする仕組みにしていました。
しかし、テストプレイをしているうちに引っかかることが。
せっかくそれぞれが考えた名前なのに、たんに多数派が「正解」でいいのだろうか?
このゲームでは、それぞれのプレイヤーのネーミングセンスの独自性と多様性を大切にしたい。
そこで考え方を変えました。
それぞれのプレイヤーが自分の担当カラーにつけた名前こそが「正解」。
他のプレイヤーは「この人なら、どんな名前をつけるだろう?」と予想する。
テーマとカラーだけで予想するのはなかなか難しいので、ヒントを出せることにしました。
ヒントはそのメンバーの「性格」や「特徴」に。
これがなかなか功を奏しました。モチーフを直接説明するのではなく、「擬人化」して表現することにより、このゲーム独自の面白さが生まれたのです。
苦しまぎれのヒントでも、案外ザックリしたイメージでなんとなく伝わったり。うまく表現できたとき、それが通じたときにはお互いに快感がある。
予想が外れた名前も、それはそれで発想の違いが興味深く楽しい。
他にもこのゲームが「戦隊」であることならではの独特な面白さがあります。
名前が出揃っていくうちに、チームの名付けの方向性が自然と見えてくるんですね。
例えば「寿司戦隊」のグリーンが「カッパグリーン」になるか「ワサビグリーン」になるか。
「カッパグリーン」ならピンクは「エビピンク」などのネタの名前になりそうですが、「ワサビグリーン」なら「ガリピンク」の方が自然かもしれない。……という感じです。

そんなこんなで、
①テーマに合わせて、自分の担当カラーの名前を考える
↓
②性格や特徴を3つヒントに出す
↓
③他のプレイヤーは、テーマ・カラー・ヒントを元に「名前」を予想する
↓
④一致で得点!
というゲームの基本の流れが決まったのでした。

次回はこだわったポイントなどを語ってみたいと思います。
(つづく)
