嘴広卿(はしびろきょう)

「エル・プランチャ!」説明書補足~ダイスロールフェイズ編~
2017/5/1 23:04
ブログ

「エル・プランチャ!」の説明書の補足説明です。

説明書はできる分かりやすく書いたつもりではありますが、それでも紙面の関係上十分ではないと思っています。

このコラムでは写真を交えて補足することで、より分かりやすく理解していただくことを目的としています。

副読本的に読むことを想定しておりますので、まずはこちらから説明書をご覧ください。

今回の補足部分はこのページ右になります。



また、ゲームの概要に関してはこちら

コンポーネントに関してはこちらをご覧ください。

説明書補足、ゲーム準備編はこちらをご覧ください。

説明書補足、ダイス積みフェイズ編はその1その2その3をご覧ください。




■ダイスロールフェイズ

前回のダイス積みフェイズで、各プレイヤーがチャレンジ宣言した高さ分のダイスを振って、ルードを倒すフェイズとなります。



今回は、「ダイス積みフェイズ編その1」の状況から引き続き補足説明をしていきます。

 

前回の状況では、黒プレイヤーは高さ:7、赤プレイヤーは高さ:6となり、

緑プレイヤーはこのラウンドの挑戦権を失いました。

まず、より上の高さでチャレンジ宣言をした黒プレイヤーから手番となります。



黒プレイヤーは3つのエリアのルードカードからティラノサウルスとの対決を選びました。



ティラノサウルスの目標値は26、ダイス7個での目安値が24ですので、少し分が悪いと考えた黒プレイヤーは、サポートカード「トルニージョ」を使用します。

「トルニージョ」の効果により、振れるダイスの数が2個増え、合計9個になりました。

 

ダイスロールの結果、「1・2・2・2・2・3・5・6・6」で合計29。

みごとティラノサウルスを退治することが出来ました。

ティラノサウルスのカードと、そのエリアの最後のルードだったのでエリアカードも獲得しました。

エリアカードはゲーム終了時に裏面に書かれた勝利点ボーナスが加算されます。

とりあえず今は自分だけが確認し、エリアカードの面を上にしたまま持っておきましょう。



つづいて、赤プレイヤーの手番となります。破門された兄弟子に挑戦するようです。



ダイスロールの結果は、「1・3・3・4・4・4」失敗条件は回避できましたが、

合計で19、きました「イチタリナイ」です。

通常であれば退治失敗ですが、ここで(もっていれば)サポートカードを使用することが出来ます。

 

ここで有効なのは

「ディア デ ロス ムエルトス」(ダイス振り直し)

「ラ・ケブラーダ」(ダイスの目を反転させる)

「プランチャ スイシーダ」(4の目を倍にする)

ですが、「ラ・ケブラーダ」を使用することにします。

 

その結果、ダイスの目を反転させ「3・3・3・4・4・6」合計23になりました。



結果、破門された兄弟子を退治でき、ルードカードを獲得しました。

緑のプレイヤーは、ダイスタワーを倒してしまったので、ダイスロールフェイズには参加できません。

これで、ダイスロールフェイズは終了。ラウンド終了フェイズへと移ります。




ダイスロールフェイズ時のサポートカードの適用順番に関する補足もしておきます。

ダイスを振ったあとに使用される4種類のサポートカードは、下写真の左から順番に処理されていきます。

とりあえず、すべてのカードを使用するという想定で処理を説明します。

ちなみに実際に使うときは、適用順番通りであれば、1種類ずつ出していってかまいません。



まずは、ダイスを振り、上の結果「2・2・3・3・4・5」合計19が出たとします。

 

まずは「ディア デ ロス ムエルトス」(ダイスの振り直し)を処理します。

今回は2個のダイスを振り直し、結果「6・5・4・3・3・1」合計22となりました。

 

つぎは「ラ・ケブラーダ」(ダイスの目の反転)を処理します。

結果、ダイスの目は「1・2・3・4・4・6」合計20となりました。

単体で使用する際には、合計値が下がる使い方はしないのですが、残りのサポートカードとのシナジーを得るための使い方の一つとなっています。



「プランチャ スイシーダ」(4の目を倍にする)を処理します。

結果「1・2・3・4×2・4×2・6」合計28となりました。



最後に「ウノ、ドス、トレス」(1・2・3の目が揃っていると合計値が3倍)を処理します。

結果は「1・2・3・4×2・4×2・6」×3で合計84となります。

通常ここまでの合計値は必要としませんが、適用順番は理解できたのではないでしょうか。

もちろん、最初に書いたとおりすべてのカードを一度に出す必要はなく、1枚処理した後に次のカードを出して処理する形をとりますので、カードは無駄なく使用できます。




以上で今回の補足は終了です。ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

次回は、ラウンド終了フェイズの補足説明となります。




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