ハロウ・ヒル @_Harrowhill
スケルトンズ
¥1,500
静寂が破られる時、彼らは目覚め、そして過去を思い出す。今となっては取り返しようのない過去を。
ゲーム概要
- 専任GM不要、事前準備不要。必要なものはルールブックにキャラクターシート、墓所をみんなで描くための大きめの紙、そして暗く静かなプレイ環境。
- このゲームでは、古典的なダンジョン探索ものを鏡映しにプレイヤーは、呪いを受けて未来永劫墓所を守る羽目になったスケルトンになります。時間の経過とともに、墓所とその守護者には変化が訪れ、スケルトンたちは自分たちがかつては何ものであったのかを徐々に思い出します。物悲しく内観的で、時代を股にかけた『スケルトンズ』では、これまでとはひと味違うプレイ体験ができるでしょう。
- http://harrowhill.rdy.jp/Games/skeletons
プレイ人数 | 1〜6人 | プレイ時間 | 60〜分 |
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対象年齢 | 歳〜 | 価格 | 1,500円 |
発売時期 | 2020秋 | 予約 | 不可 |
ゲームデザイン | ジェイソン・モーニングスター | イラスト・DTP |
ゲーム詳細
プレイヤー・キャラクターは全員、ある墓所を守るスケルトンになります。
ゲーム開始時に行うことは、石棺の置かれた墓所の間取りを描き、そして自分が担当するスケルトンを選んで、そのスケルトンの装備品をキャラクター・シートに描くだけです。
他に準備はいりません。ルールブックには3種のシナリオが用意されていますが、特に事前に深く読み込んでおく必要もありません。ではそんな先の見えない状態で、どう遊ぶのでしょうか。
このゲームのシナリオでは、時間の経過ごとの墓所への侵入者が用意されていて、そしてその侵入者を撃退する度にスケルトンたちは生前の記憶を思い出していきます。思い出す記憶は9種いるスケルトンの種類によって様々ですが、もしかしたら隣でともに墓所を守っていたスケルトンは、生前は宿敵だったのかも知れません。もしかしたら恋人だったのかも知れません。
ただスケルトンは侵入者が現れた時にのみ意識を持ちます。ただただ戦いのさなかにだけ、過去を思い出します。そして侵入者を打ち倒し、次の侵入者が現れるまで、あるいは1年、あるいは1年、またあるいは数千年のときがたちます。思い出すことの多くは、もしかしたら残してきた日々の、取り返しのつかないことなのかも知れません。
この記憶を取り戻す、そして取り戻した記憶が他のキャラクターに密接に絡み合う、そここそがこのゲームの肝であり、通常の判定などはほとんど触れられていないルールですが、その思い出すべきことについては色々と明記されていて、そこれが上手くドラマを生み出すように設計されています。
いずれにせよ、こうしてプレイを続けていくとキャラクタの過去が生まれていき、ゲームが終わる頃にはPC間にそれなりの関係が生まれていきます。そうゲームを通じて過去が鮮明に掘り込まれ(スケルトンではありますが)キャラクターが築きあげられる。それがこの『スケルトンズ』のポイントです。