ボドゲイム

BOARD GAMER'S PHRASE 1000 -ボードゲーム英語フレーズメモ-

¥1,000

ゲーム概要

  • ニューヨークのボードゲーム会に参加して書き溜めた、英語フレーズ1000個を収録!
  • 「こんな風に言うんだ!」と感じたフレーズをメモし、ボードゲーム単位でまとめました
  • B5白黒60ページの手書きノート風、蛍光ペンで線を引いて書きこんで自由に使ってね
プレイ人数 1〜100人 プレイ時間1〜60分
対象年齢8歳〜 価格1,000円
発売時期2019秋 予約
ゲームデザインhiro イラスト・DTPhiro

ゲーム詳細

こんにちは、サークル「ボドゲイム」で広報を担当しているhiroです。このたびアメリカから一時帰国してゲームマーケットに4年ぶりに参加できることが決まったため、そこにあわせてボードゲーム同人誌ZINE3種(漫画、英語、雑誌)を個人的に制作しました。本ページは、そのうちの1つである「BOARD GAMER'S PHRASE 1000 -ボードゲーム英語フレーズメモ-」を紹介します。




この本は、英語学習中の筆者が、アメリカのボードゲーム会で実際に聞いた英語フレーズを、1000個収録した本になります。twitterで「#hirobgm」のタグをつけて手書きノートを投稿していた(2018.07-2019.10)のですが、その手書きメモをそのままスキャンして、大学ノート風に約100ゲーム分1000フレーズまとめ、書き下ろしを追加したものになります。

 

時は2年半前、ニューヨーク赴任が決まった夫の帯同家族として、仕事を辞めてアメリカにやってきました。その後、自分で決断を下した人生の選択にも関わらず、毎日21時近くまで全力で働いていた会社員時代と反動がありすぎて、「何のために生きているのか?」と毎日くよくよ悩んでいました。友人の全く居ない地で大きな生活の変化に直面し、思考が固まった結果、前向きな考えが全くできなかった時期です。加えて、自分の性格上「ゆっくりと生きる」ことへの耐性が全くありませんでした。仮の目標を立てたりはしましたが、人生の意義なんて壮大なテーマには、簡単に答えは出ませんでした。

3ヶ月経った頃から、よくも悪くもゆっくりとした生活に慣れました。しかし、自分の良い部分が一切出ていないことに気付きます。エネルギーと自己肯定感の強かった私が、アメリカで引きこもって何もしないなんてありえない。学生時代、お金を払ってまで短期留学したのに、無気力でアメリカで無駄な時間を過ごしている私はなんなのだ?そんな気持ちで、ひとまず英語の勉強を開始しました。語学学校にも行きました。しかし、形だけは英語を勉強していましたが「英語を学習して良かった感」「楽しさ」「かけた時間に見合う成長」を全く感じられず、時間だけが過ぎていきました。

 

その一年後、現地のボードゲーム会に参加します。衝撃でした。そこには、個性的なアメリカ人がたくさん居ました。つたない英語で話しかけてみました。すると、ボードゲームがあるので、すぐ英語が理解できずとも、コマを動かしたりして、さっきの英語が何を意味してたか目でわかるのです。異国の地で、英語で自分の趣味のボードゲームがなんとか遊べている。少し感動しました。

でもそんなに簡単に全部うまくはいかなくて、言ってる事が理解できずに間違えたり、そこにいる人たちに迷惑をかけました。英語の理解力が低くルール説明やゲーム進行を邪魔してしまい申し訳ないから、参加する事自体をやめとこうかなと思った日も何回もあります。でも「英語みたいなクレイジー言語をよく頑張って習得しようとしてるなぁ。えらいよ」「十分話せてるよ、わかるよ」と応援してくれる、素晴らしい主催やメンバーに恵まれました。(このへんの話はエッセイ漫画にも描いていますので興味があれば読んでください。)

 

伝えたいけど、言葉がスラスラ出てきません。義務教育の敗北と言うだけなら他責で簡単ですが、結局は語学と真剣に向き合ってこなかった自分が悪いのです。しかし、心から意図を伝えたい人が相手が目の前に居ることは、人を変えます。趣味だから失敗してもいい、どうにか伝えたい。感情を共有したい。英語を覚えたい。ボードゲームに特化した英語だけでもいいから。今、話したい。

 



そこから、大学ノートを持ち込み、英語フレーズをメモするようになりました。ボードゲーム会は4時間もあるため、帰る頃にはフレーズを忘れてしまっているから、その場でメモするしかないからです。左手でゲームをしながら右手で何やらメモをするアジア人。最初は奇妙な目で見られていました。しばらく続けていたら、何も言われなくなりました。

 

 

私の性格は、完璧主義と対極にあります。自分の好きなことはずっと続けられますが、英語という言語を背景から理解し、全て完璧に使いこなすのはどう考えても無理です。お客様を相手に英語を使う仕事は、間違いが許されないかもしれません。ルールブックを読み解く英語能力が低ければ、プレイミスに繋がります。でも、遊びで話す分なら、間違えた文でも何度も使ってみて、伝わるまで伝えればいい。そう思えるようになりました。もう、使って覚えていくしかないのです。話さず黙っているよりずっとマシ。そう感じました。泥くさい作業でも、繰り返してトライアンドエラーを続けることに意味がある。そう信じています。

 

1年3ヶ月、時間をかけてコツコツと書き溜めた1000フレーズ。書き終わって振り返ったとき、少し泣きました。でも、1000個貯めたから終わりではなく、はじめた動機にもあるように結局これを使ってコミュニケーションしないと意味がありません。言語は日々変わっていくと言います。今回「実録」にこだわり、私が定義しなおした文ではなく、あくまで現地で聞いたフレーズを書く。間違っているフレーズや、完全に聞き取れてないフレーズも中にはあると思いますがご了承ください。この本が、ちょっとでもみなさんの参考になったり、現地のゲーム会でこんな風に言うんだ〜と感じてもらえれば、嬉しいです。

 

実際にお仕事で英語を使われているレベルの方には参考にならないかもしれません。サンプルを見ていただき、購入前にご判断頂けると嬉しいです。

 



学生時代、テスト前になるとノートを友達に貸していました。そんな、友達のノートを借りるような気軽な感覚で読んで欲しい。そんな思いを込めて表紙を作りました。幸い、この本は私に返さなくて良い同人誌ZINEなので、蛍光ペンで知らない単語に線を引いたり、付箋をはったり、書き込んだり、自分のノートのように自由に使っていってくれれば、この上ない喜びです。

 

2020年ゲームマーケット秋でも、引き続き販売予定です。よろしくお願いします!
 

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ボドゲイムhiro@ゲムマ東京(土)出展 (@bodogeimu) | Twitter

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