スタジオ・ウィステリア @yasu_ja_jp
ゲーム概要
- シェイクスピア 作「テンペスト」をもとにした文学ゲーム
- そこにいる役者はホンモノ? ニセモノ? みごと見抜いて舞台を成功させよう
- 駆け引きとタイミングが命のブラフゲーム
プレイ人数 | 3〜4人 | プレイ時間 | 20〜30分 |
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対象年齢 | 12歳〜 | 価格 | 1,500円 |
発売時期 | 2019春 | 予約 | 可 |
ゲームデザイン | Yasushi Kato | イラスト・DTP |
ゲーム詳細
ストーリー
あなたたちはそれぞれ自分たちの役者をかかえた劇団長で、次に宮廷でシェイクスピア劇「テンペスト」を上演する地位をめぐって、魔法の島で演技勝負をすることになりました。ところが妖精たちのいたずらか、役者たちにそっくりなニセモノが現れ、舞台は大混乱。国王に自分たちの実力を認めさせるのはいったい誰か?
ゲーム概要
裏面が同じ2枚の役者。 一方は数字のある本物、 もう一方は数字のない偽物。 全員の役者の力の合計が 芝居の期待値をどれだけ超えるられるかを めぐって賭けをします。 はたして芝居は成功するのか? クラシカルな遊び心地の文学ブラフゲーム。
ゲームの目的
芝居の成功度合いを賭けて繰り返し勝負をし、誰よりもチップを多く稼いだプレイヤーが勝者です。
ゲームの流れ(概要)
各プレイヤーは6枚のチップと、1から3の数字が書かれた役者カードを2枚ずつ持っています。うち一人はホンモノですが、もう一人はニセモノです。両者はウラ面はまったく同じですが、オモテ面が異なり、ニセモノには数字が書かれていません。
毎ゲーム、中央に劇の演目を表すカードが出てきます。このカードには難易度を表す数字が書かれています。
カードの左右には、プラスのカード束(+1, +4, +6)とマイナスのカード束(−1,−4,−6)が置かれています。これが賭けの対象となる数値です。
ゲーム開始時、プレイヤーは開始時に1, 2, 3の役者カードを1枚ずつ自分の前にそれぞれ伏せて置きます。うち1枚だけがオモテ向き——ホンモノかニセモノかが公開された状態でスタートします。
順番に手番がまわります。
プレイヤーが手番にできることは次の2つで、必ずどちらかを実行しなければなりません。
1.チェンジ(役者の入替)……手札に残った役者カードを出した場のカードの上にかぶせる。このとき、オモテ向きでカードを出さなければなりません。
2.ベッド(賭け)……場の中央にチップを1枚出し、代わりにプラスかマイナスのカードを取ります。これを行なった場合、以後手番がまわってこなくなります。
全プレイヤーがベッドを済ませたらすべての役者カードをオモテ向きにし、勝敗の判定に移ります。
賭け方
プレイヤーはプラスの束かマイナスの束の一番上のみをとることができます。つまり、最初は【+1】か【−1】しか取れません。誰かが【+1】をとると、次のプレイヤーは【+4】か【−1】のいずれかをとることができます。
判定
まず場に出ているすべての役者カードをオモテ向きにします。
全プレイヤーのうち、プラスかマイナスかをもっとも近く当てたプレイヤーがチップを総取りします。
例えば、難易度が9だった場合、【+1】は10以上で勝利になります。ただし、ほかに【+4】がいた場合、13以上の数字は【+4】側の勝利となります。同様に【+6】がいれば16以上は【+6】の勝利となります。
マイナスも同じように計算します。
特殊なルール
ドローの場合、賭金が次のゲームにプールされます。
ダブルアップというルールを使うと賭金を倍にできます。
いずれも大きく勝つチャンスです。
どうしても勝てない……?
とくに最後のプレイヤーはあまりにも数字を大きく離さないといけないため、つらいことがあります。そこで、第2版からは「ゼロチャレンジ」というルールを正式採用します。
そういうときは手元のカードで数字をゼロに調整し、高らかにシェイクスピアのセリフを読み上げてください。成功した場合はあなたの勝ちです。それまでの掛け金にくわえ、ほかのプレイヤーから1チップずつもらうことができます。
ゲームのポイント
このゲームは賭けという行為と賭けの対象となる数字の操作が一体となって行われます。ゲームが進むに連れて自分も含めたカードの数字がさらされていきますが、ベッドをした場合はその動きから抜けることになります。
もし先に【+1】と【−1】を取られてしまったら、合計値を大きくずらすために何度か手番を確保する必要があるかもしれません。しかし、そのあいだにほかのプレイヤーにほしいカードを取られてしまうかもしれません。運良く取れたとしても、前のプレイヤーがそれ込みで数字をあらかじめずらしていたら……?
結局、運命は巡り合わせ! もっとも勝てそうなタイミングをはかって勝負をしかけましょう。
(追記)マニュアル公開しました。下のリンクからごらんください。*第2版のものです(2019年東京秋ゲームマーケット より)。
https://drive.google.com/file/d/1ZbMdGNLdfVWOMcpRr6OwxQRA49FwyWhQ/view?usp=sharing
このゲームは文学ゲーム全集という企画で生まれました。