熊熊飯店 @nakamarunrun
熊熊飯店は、2012年の秋に立ちあげたサークルです。
サークル理念は、
・「楽しいは、世界を変える。毎日を、金曜日の夜にする」
■代表作
『アノコロの俺ら』(累計発行部数3,000個)
- 「大怪獣ヴェナタスVS強欲な異能建築家」のあそびかた
- 2015/4/26 22:54
【あそびかた】
●「大怪獣ヴェナタスVS強欲な異能建築家」の遊び方のご紹介です。
<大きなながれ>
ゲームは、以下の3つで構成されています。
1)建設フェイズ(ビル建設)
2)怪獣移動フェイズ(怪獣移動)
3)売却フェイズ(ビル売却)
この3つのフェイズを6回繰り返すとゲーム終了!
ようは、
1)値段が上がりそうな場所にビルを建て、
2)怪獣を移動させて相手のビルの値段を下げて、
3)自分は高くビルを売る
その結果、資産が高いひとが勝ち! こういうゲームです。ただ、これだけです。
え。そんな単純で、これ、面白いのって思うでしょ?
これが面白いんです!
では、今回、3人で遊んでみましたので、実際それを見てみましょう。
【登場人物】
・店長(黄色)、・向かいのひと(青)、・右隣りのひと(緑)
1)建設フェイズ
■エリアカードを引く
このゲームで重要なのは、エリアカードです。
エリアカードがないと、ビルを建設することも売却することもできません。
全員が5枚引きます。1ターンで、この5枚を使って、ビルを建設し、売却します。
店長は、「台東区カード」×1 「中央区カード」×2 「港区」カード×2を引きました。
店長:「この手札、吉と出るか凶と出るか。どっちなんだ」
答え:まだ、この段階では、分かりません。
■ビルを建てる
早速ビルを建設しましょう。さきほどのエリアカードに、区の名前が書かれていましたが
その区の好きなマスに、ビルを建設することが出来ます。全員が、エリアカードを一斉に場に出します。
店長:「とりあえず、中央区と港区に1個ずつビルを建てるか」
全員:「せーのっ」
店長(黄色のコマ):「おっ。皆、港区出したね」
向かいのひと(青のコマ):「わたしは、分散した方がリスク回避になると思って、
違う2つの区に建てます!」
右隣りのひと(緑のコマ):「男だったら、一点集中! 港区2枚出し!」
(※写真左:エリアカードを皆一斉に、出した様子。店長の出した札は手前)
(※写真中央:全員がボード上に、ビルを建てた様子。立方体のコマが各自のビルを
表しています。店長は黄色いコマです)
このゲームは、ビルの値段が変動します。変動する要素はいくつかあるのですが、
この建設フェイズでは、各プレイヤがビルを建設すると、その区は人気の区であるという
ことから、値段が上がります。
店長:「と、いうことは今回は、港区が値段が上がるということだね。ふふふ」
(※写真右:ボード上に各区のビルの値段が表されています)
最初はどの区も「値段:1」から始まります。港区は、4つのビルが建ちましたので、「値段:5」まで一気に上昇しました。
2)怪獣移動フェイズ
■超能力を発動させて、怪獣を移動させろ!
怪獣移動フェイズで重要なのは、「歩数カード」(別名「念じろカード」)です。
怪獣移動フェイズは、全員のプレイヤが怪獣を移動できるわけではありません。
この「歩数カード」を引いて、大きな超能力値を出した者だけが、怪獣移動することが出来ます。
そして、怪獣が移動したことによりビルが破壊されたり、区のビルの値段が下がったりします。
(※写真右:「歩数カード」。これを各プレイヤが引きます)
(※写真中:各プレイヤは手持ちの方位カードで怪獣の動かしたい方向を、一斉に提示します)
(※写真左:「歩数カード」の超能力値が高い、上位2名のプレイヤが怪獣を動かします)
店長:「中央区と港区に、ビル持ってるから怪獣来てほしくないな。北にしよう」(店長の札は、手前)
店長:「psi point60、高い。あ、でも向かいのひとは、psi point200だ。と、いうことは、怪獣は、まず東に5歩、次に北に4歩移動だ!」
向かいのひと:「ギャー、わたしのビルが壊されたよー。え。これ壊されるとお金支払わされるの!?」
このゲームでは、怪獣は主にビルの値段を下げるお邪魔者です。
怪獣が存在するだけで、その区の人気が下がるので、ビルの値段が少しだけ下がります。
ビルが壊されたりなんかすると、一気に人気は急降下!
値段が1まで暴落します。また、壊されたビルはプレイヤの手元に戻ってきますが、
お金は入らないし、それどころか、資産(勝利点)を支払わなければいけません。
店長:「そしたら、台東区を1まで暴落させるよ」
向かいのひと:「ふん! どうせ、壊されて売るビルなくなっちゃったし、
暴落しようが関係ないもんね。」
3)売却フェイズ
■高い値段のビルを売れ! でも「エリアカード」を持っていない区のビルは、売れません。
売却フェイズでは、各プレイヤ、自分が建設フェイズで建てたビルを売却します。
このフェイズで重要なのも、「エリアカード」です。
ターンの開始時に持っている「エリアカード」は5枚。
建設フェイズで「エリアカード」を使うと、その分、エリアカードの枚数が減っていると思います。
つまり、建設フェイズで使いまくってしまうと、売却フェイズでビルは売れなくなってしまうのです。
(※写真右:いまビルを売るべきかは、値段をもとに考えましょう。今現在は、港区がビルの値段が高いですね)
(※写真中:このように、各プレイヤは、売りたい区の「エリアカード」を一斉に場に出して、売却します)
(※写真左:実は、ターンごとに建設数と売却数の上限が決まっています。
Ⅰ期(1ターンと2ターン)は、建設数が2、売却数が2です。
でも、Ⅱ期(3ターンと4ターン)は、建設数が3、売却数が3。
Ⅲ期以降は、それぞれ4です。
つまり、「エリアカード」5枚ですが、Ⅱ期以降は全部やろうとすると、
6枚必要になるのでどちらかを削らないとなりません。
今いくつ建設するか、いくつ売却するかを上手く考えて有利にゲームを運びましょう)
店長:「えーと、いまは港区の値段が高いんだ。ここで、売るかどうか。中央区と港区はカードが
あるから、売れるな。まだ値段は上がるし、どうするか迷う! あ、中央区のビルは
怪獣と直線上にあるから、次のターンで壊されそうな気がする。。。これは怖い」
全員:「せーのっ」
店長(黄色のコマ):「結局、港区はまだ値段が上がる可能性もあるし、中央区だけを売却したよ。えーと、資産がプラス2」
向かいのひと(青のコマ):「わたしは、さっきビルを壊された恐怖心があるから、売れるときに、港区を売るわ。資産がプラス5」
右隣りのひと(緑のコマ):「港区のエリアカードをもう持ってないから、売れませんでした。残念!」
4)最後に
と、いうのを6回やって、最も資産が高いプレイヤが勝利です。
1ターン目は、各プレイヤが2個しか新たにビルを建てませんが、2ターン目以降は、売っていないビルが
その場に残っているので、怪獣がビルを壊す可能性が、より高まります。まあ、カオスですよね。
また、ビルの価格が「7」まで上昇すると。。。
いや、これ以上は、言えません。強欲な者には、鉄槌が下されるとだけ言っておきましょう。