ヤマヤタケシと203GAMES @toyman_jp
とある山奥にオカしなアナログゲームを研究する秘密結社「Yの団」があるのじゃが…
怪人ヤマヤと戦闘員203が夜なべして、うんうん悩みながらイカしたゲームを考えているそうな…
彼らはたまに山から下りてきて、手作りのアナログゲームを頒布しておる。
そんな彼らの屋号、それが、「ボードゲーム秘宝館」じゃよ…。
- 『僕たちは放課後森へ行ったら、神と出会ってしまった。』ストーリー
- 2026/10/12 0:02
10/17(土)ゲームマーケット2026秋 土曜日-K076で頒布する新作『僕たちは放課後森へ行ったら、神と出会ってしまった。』のストーリーです。ゲームが始まるまでの、昼休みと放課後の話。
登場人物
- コウジ(僕) 高校1年生。男。ちょっとイケメン。
- ナツコ 高校1年生。女。かわいいけどバカ。
- ケイコ 高校1年生。女。おちゃめなスポーツ女子。
- サトシ 高校1年生。男。真面目な優等生。
昼休み
昼休み。教室。僕コウジは弁当を食べながらナツコと話している。それに聞き耳を立てるケイコ。それを遠くから眺めるサトシ。
ナツコ「コウジはさ、神はいると思う?」
コウジ「どうだろ。でも日本だし、八百万の神だっけ?いっぱいいるなら、いるんじゃない?すごい人のことを神っていうし、そもそも神という言葉があるなら、概念として存在もする...」
ナツコ「いや、そういう哲学じゃなくて。具体的な存在としての神、そう、八百万のひとつの柱。いるんだって。裏の森に。」
コウジ「へぇ。いるんだ。いいんじゃない。守られてる感じがして。」
ナツコ「欲しいんだよね。神。ご神体を持ってくれば、ナツコのものになるかな。」
コウジ「バカなの?何となく話合わせてたけど、いるわけないじゃん。」
ナツコ「あー、信じてくれないんだ。まあ、私も半信半疑だけど。ねえ、今日、ご神体取りに行こうと思うんだけど。一緒に来て。」
コウジ「バカなのかと思ってたけど、ホントにバカだった。ダメでしょ。取っちゃ。」
ケイコ「え、まじまじ?アタイも行くよ!」
コウジ「何だよ、聞いてたのかよ。ウゼーな。入ってくんな。」
ナツコ「コウジが来てくれないなら、ケイコちゃん一緒に行こう。今日の夜ね。」
コウジ「おいおい、本気かよ。女二人って、危ないって。しょうがねえな。行ってやるよ。」
ナツコ「イケメンじゃん。じゃあ3人で行こう!放課後集合ね。」
サトシ「君たち!待ちたまえ!」
放課後
放課後。森の入り口。
ナツコ「雰囲気出てきました!」
コウジ「だいぶ暗くなってきた。」
ケイコ「月も出てるからうっすら見えるね。」
ナツコ「さて、いきますか。」
ケイコ「行こう!」
コウジ「さっさと帰ろうぜ。」
僕たちは森に入った。細い道。かなり間隔は広いが、蛍光灯はある。
まだ懐中電灯はいらない。この懐中電灯は学校の廊下にあった非常用のものを借りてきた。
ナツコ「聞いたところによると、脇道があって、その奥に祠ってのがあって、その中に石があって、その石に神様が入ってるんだって。」
コウジ「ふーん。」
僕たちは脇道に入った。
神「よく聞け。我の依り代が欲しいのであれば持っていけ。しかし、覚悟はあるんだろうな?今なら引き返せるぞ。」
ナツコ「何か言った?」
コウジ「僕にも聞こえた。」
ケイコ「私も」
サトシ「わたくしも!」
コウジ「サトシ!いつからいたんだよ。」
ナツコ「やだ、神の声ってやつ?」
黒い影が現れた。
神「お前が思う通り、我はその石とともにある。だが、今なら見逃してやろう。帰れ。」
ナツコ「ヤダ。力を貸してよ。パパが浮気して、ママが不倫して、私の家はめちゃくちゃなの。あんたの力で何とかしてよ。」
神「そんなややこしいこと、何とかできるわけがないだろう。まあ、娘を大事にしろと脅すことくらいはできるかもな。」
コウジ「弟が病気で死にそうなんだ。神の力で何とかならないのか?」
神「ならんこともないかもしれぬ。ある種の生命力の手伝いはできるかもな。」
ケイコ「お金が必要なの。東京で陸上をやりたいの。強豪大学に入りたいのに、ウチにはお金がないの。」
神「金などという共同幻想に我の力を使おうというのか。なんと愚かな。」
サトシ「成績を上げないと、ママに殺される。」
神「くだらん!」
神「まあ、よく聞け。お前らの我がままな欲望は理解した。もう一度言う、帰れ。十数える。このわき道から出ろ。十数えてもそこにいるなら、儀式を始めることになる。」
ナツコ「何よその儀式ってのは、結局、叶えてくれるの?くれないの?」
神「叶う。さて。ひい、ふう、みい、よう、いつ、」
コウジ「帰るぞ!」
ナツコ「やだ。」
ケイコ「アタシも残る。」
神「むう、なな、やあ、ここ、とお。いるな。では始めよう。」
鳥が鳴く。
神「お前らのいう御神体、我を縛る石に最初に触った者の望みは叶う。だが、1人だけだ。次に石に近い者は次の神となる。他は望みのための贄となる。我の好きでやっているのではない。我をその石に封じた者が作った儀式であり掟だ。」
コウジ「ふざけるな!僕は帰る!」
神「遅い。儀式はもう始まっておる。」
ナツコ「ごめん。」
ナツコは走り出した。
ケイコ「ちょっと、ずるい!」
ケイコも後を追って走り出した。
サトシ「いきます。」
コウジ「僕は、僕は...ちきしょう!」
こうして競争が始まった。続きは卓の上で。
3〜4人/10〜13分/2,000円
10/17(土)ゲムマ土-K076 試遊もできます。
