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【皇女の時代を知らぬ者へ】「魔族の盟約」デザイナーズノート
2026/10/7 8:37
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皆様こんばんは。
「魔族の盟約」でゲームシステムを担当いたしました、符亀と申します。

今回Polygonotesさんと合作いたしました「魔族の盟約」について、ルール担当の目線から特徴をまとめた、いわゆるデザイナーズノートを書かせていただこうと思います。
本作は数年前にPolygonotesさんと合作した「皇継の書状」のリメイク作なので、「『皇継の書状』をご存知でない方向けの、ゲームシステムの概略を説明した記事」と「『皇継の書状』をご存知の方向けの、リメイクにおける変更点をまとめた記事」の2つを書こうかと思います。
この記事は、前者の「皇女の時代を知らぬ者」向けの記事です。タイトルが厨二すぎるだろ。

・基本情報
本作は、デッキ構築と呼ばれる、「プレイヤーに配られたカードでお金を生んでもっと強いカードを買って」というサイクルを繰り返しながら点数を稼ぐジャンルのゲームです。
「ドミニオン」や「ハートオブクラウン」がジャンルの代表作で、カードの能力を組み合わせて大量のお金を稼ぐコンボの気持ちよさが魅力のジャンルです。
4人までプレイできるゲームではカードが300枚程度も入っていることも多いジャンルですが、本作ではカードは75枚しか入っておりません。その代わりに、3Dプリンター製のコマが計14個入っています。このミニマルなコンポーネントでどのように面白さを生んでいるのか、ご説明いたします。
 

 

本作2大特徴の1つである「召喚石」と「魔冠」のコマ。

 

・カードの進化
本作では、多くのカードが上下に2分割されています。
これをひっくり返すことで、カードの効果を強化できます。
例えば、最初にプレイヤーに配られる、金貨を1枚得られる「コボルド」のカードを進化させると、金貨を2枚得られます。

 


一般的なデッキ構築では、強力なカードを購入しても、デッキの大半は序盤から持っている弱いカードなため、デッキの成長スピードが遅いです。
しかし、本作では弱いカードを直接強化できるため、すぐにデッキパワーが上がります。
すぐに出来ることが増えるので、序盤からデッキ強化の楽しさを味わえます。
また、この進化は一時的 (このターンだけ) なので、強化するカードと強化されるカードを組み合わせるコンボ性やそれらのデッキ内バランスなど、他のゲームでは味わえない頭の使い方も楽しんでいただけるかと思います。

・「精鋭」の力を借りる
本作のもう1つの特徴は、「召喚石」と「魔冠」という2つのコマです。
本作では、金貨で雇えない、つまりデッキに入らない強力なカード「精鋭」が存在します。
この「精鋭」はゲーム開始時に場に並べられ、その効果は、「召喚石」と「魔冠」のコマを置くことで利用できます。
つまり、コマを置く瞬間に、どのカードを使うか選べるのです。
 

「召喚石」を「マリード」に置き、手札全てを進化させた図

デッキ構築では、
・いま引きたいカードを引けるようにドローできるカードを増やしたいが、それだけを集めても出力できるお金が増えない
・お金を生むカードを増やしすぎると、コンボしたいときや最後の得点稼ぎで邪魔になる
・コンボ用のカードは、両方を手札にそろえないと弱く、それだけを集めていては他の動きができなくなる
のように、デッキ全体のバランスを考えながらどのカードを取るか考えないといけない点が難しいです。

しかし、本作では引いた手札を見ながら欲しい効果を使えるので、そのハードルが低いです。
初心者でもコンボの楽しさを味わいやすく、デッキ構築の魅力にすぐに触れられるかと思います。
また、この仕様を前提とした「強いタイミングで使えば超強い」効果をゲーム内に導入でき、派手なカード効果やコンボが楽しめるのも本作の強みです。

・PV
ゲームのイメージがわかりやすいPVも、Polygonotesさんに作っていただいています。
プレイ前のルール説明にもお使いいただけるかと思いますので、ぜひご活用ください。


・頒布情報
「魔族の盟約」は、ゲームマーケット2026秋の1日目 (土曜日) に、H089のPolygonotesさんのブースで頒布予定です。
私のブース (土-M074) に来ても買えません。来ないで!!
私の新作「ケツァリアン」も一緒に手に入れてくれる方は、ぜひM074までお越しください。セット割もプロモカードもないですが、私が喜びます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。