株式会社プログマ @PurogumaGames
「リレー漫画!~編集者の無茶ぶりを添えて~」
サイコロで決まる「編集者の無茶ぶり」に従いながら、ページを描きつないで漫画を完成させるゲームです。
- 【リレー漫画!】このゲームが生まれたきっかけと目指した体験
- 2026/5/1 17:37
こんにちは、株式会社プログマです。
ゲームマーケット2026春にて『リレー漫画!〜編集者の無茶ぶりを添えて〜』を出展します。
今回は、このゲームが生まれたきっかけと、目指した体験について書いてみたいと思います。
▼ゲームの詳細はこちら:
※ルールブックと副読本を公開中です。
https://prgm.co.jp/games/relay-manga/
このゲームが生まれたきっかけ
このゲームの基本的なアイデアは、とよ田みのるさんの『これ描いて死ね』という漫画を読んでいるときに浮かびました。
ネタバレになるので詳しくは書きませんが、その漫画の中でリレー漫画を描いているシーンがありました。
登場人物たちがわいわい漫画を描きながらストーリー展開に突っ込みを入れたりしている様子が、それはもう楽しそうで、そして懐かしくもなりました。
私も小学生のころ近所の仲が良い友達と、よく交換漫画を描いて遊んでいました。
小学生男子が描く漫画なので画力は落書きレベル。
話の内容も、何の脈絡もなくう〇こが降ってきたり、突然大爆発が起きて「完」の文字で終了したりと、アホみたいな内容でした。
あー、そういえばしばらくこういう遊びやってなかったなあ。あれ楽しかったよなあ。またやりたいなあ。
と考えたのがこのゲームを作り始めたきっかけです。
家族を巻き込む
まだこの時点ではゲムマに出すとかはあまり考えておらず、家族と一緒に遊ぶためのゲームとして作り始めました。
妻も娘も漫画は大好きです。
絵を描くのも好きで、集まっていると自然発生的にお絵かき大会や絵しりとりが始まったりする人たちなので、素養もばっちりです。
ただそれだけに、初回に微妙なものをお出ししたら「普通のお絵かきで充分楽しいよね?」となって次からは遊んでくれない危険性もあります。
慎重に事を運ぶ必要があります。作戦を練って以下のルールを定めました。
原稿を人数分用意してみんなで一斉に描く方式とする
誰かが描いている間に待ち時間発生 → なんか暇だな。絵でも描くか → そちらに熱中してゲーム中断 → (BAD END)
のルートを回避する狙い
「編集者の無茶ぶりロール」のルールを追加
「なんでもいいから漫画描いてね」と白紙を渡される
→ え、そんなこと言われても何描けばいいの?...... → (BAD END)
→ じゃああのゲームのこのキャラ描くね!→ そちらに熱中してゲーム中断 → (BAD END)
のルートを回避する狙い
※ヘンな展開を無理やりねじ込むことで、子供のころ自分が楽しかった「バカ交換漫画」の体験を再現したかったという狙いもありました。
ドキドキしながら家族に遊んでもらいましたが、工夫の甲斐があり、家族には大好評。
娘たちのほうから「リレー漫画やろう」と誘ってくれるまでになり、持病の腰痛も治りました!
→ (HAPPY END)
テストプレイ会に臨む
何度か家族と遊んでいるうちに、これはゲムマに出してみるのもありではないか?という考えが頭をもたげます。
が、ここで一度冷静になる必要があります。
確かに家族には好評だったのですが、そもそもこの人たちは紙と鉛筆を渡して何かを描かせているだけでも幸せな人種。
テストプレイヤーとして、この上なく向いている(「楽しんで付き合ってくれるか」という観点で)のと同時に、この上なく向いていない(「万人が楽しめるゲームなのかを評価してくれるか」という観点で)のです。
客観的に評価してくれる人を求め、外部のテストプレイ会に参加してみることにしました。
外部にもっていくにあたり、ひとつ(だけではないのだけど)不安がありました。
私が目指している体験を一言でまとめると「みんなでわいわいと、おバカなリレー漫画を楽しむ」です。
「みんなでわいわい」は「リラックスした・何を描いても許される空気感(心理的な安全性が高い状態)」と言い換えることもできそうです。
家族という心理的に安全な場では楽しく遊べている。でも、それ以外の場ではどうだろう?
私は割と人見知りで気を使うタイプなのですが、自分基準で考えたときに初対面同士が集まる場で「なんでもいいから漫画のタイトル考えて?」と言われたら「え、どんなタイトルだと面白くなるだろう?この場にいる誰でも描けそうなお題はなんだろう?」と、ぐるぐる考えてしまいそうです。
そこで、タイトルの決め方にも仕掛けを入れてみました。 みんなでキーワードを出し合い、代表者がそれを組み合わせてタイトルを作る方式です。
自然とめちゃくちゃなタイトルが生まれますが、それはキーワードを出した全員の責任。
「面白いことを言わなきゃ」という心理的負担が軽減されるのではと考えました。
また、タイトル決めの過程がちょっとしたアイスブレイクにもなって、リラックスした空気で漫画を描き始めてもらえないだろうか。
そんな効果も狙いました。
ルールも整え、ドキドキしながらテストプレイ会に申し込みます。
持っていくルールブックの挿絵(AIで作った絵)の出来栄えがいまいちなのを私が気にしていたら、娘がさらっと挿絵を描いてくれました。
(ありがとう、ありがとう!......)
そのようにして、2度のテストプレイ(*1)を経て、結論から言えば解説漫画を描くことを決めました(え?)
ちょっと長くなってしまったので詳しい話は別エントリーに書きます。
*1) EJPゲームスさん主催の「EJPボドゲテストプレイ会」と、まさみね堂さん主催の「東北ボードゲームテストプレイ会」に参加させていただきました。改めましてありがとうございます!
娘に描いてもらった挿絵:

