KACHINボドゲ制作部

初出展、新作ボードゲーム 実在する鉱物をもとに描かれた美麗ボードゲームです!

鉱物を集める楽しさを、どうゲームに落とし込んだのか――『鉱物コレクターズ』制作の裏側
2026/4/20 1:08
ブログ

こんにちは、𝑲𝑨𝑪𝑯𝑰𝑵です

『鉱物コレクターズ』ブログにお越しいただきありがとうございます!

今回のテーマは**「ゲーム内容について」**。

神経衰弱が苦手な方でも、取引や称号で戦略的に遊べるのが大きな魅力になっています。では、なぜこんなゲームになったのか——。
今回の記事では、『鉱物コレクターズ』のゲーム内容が生まれた背景と、ルールに込めた想いをお話しします。

最初に決めたこと——「鉱物を集める楽しさ」をどう表現するか

すべては「鉱物イラストでみんなでワイワイ鉱物を集めるゲームが作りたい」というシンプルな想いから始まりました。
 

鉱物は、種類が同じでも産地によって色合いやシルエット、微妙な表情がすべて違います。
それこそがコレクションの最大の魅力であり、唯一無二の個性です。

だからこそ、このゲームではトランプのような「何枚かで合わせる神経衰弱」ではなく、
貝合わせのように、細かな違いを見極めながら丁寧に“対”であり“唯一”を見つける楽しさを目指しました。
 

コレクターのリアルな日常をゲームに

次に考えたのは、「コレクターはどう鉱物と出会うか?」ということ。

・欲しい石を探して彷徨う
・イベントやお店を回る
・お金がないと購入できない

そんなリアルなコレクター体験を詰め込みたいと思いました。

特に「イベント」の部分はリアルにしたいと思い、石フリマさんにカード名として使わせていただく許可をいただきました(本当にありがとうございます!)。

勝利条件は? 着地地点は?

「たくさんの鉱物を集めた先に、何を目指すのか?」

集めること自体に満足感はあるけれど、対戦ゲームとしてしっかりしたゴールが欲しい。
そこでイメージしたのは、コレクターキング——つまり「トップの収集家」になることでした。
鉱物コレクターの皆さんが「フローライトのコレクション」「特定の産地の○○コレクション」など

独自の目標を持っていることを知っていたので、それを称号システムとして取り入れました。
称号を集めてボーナスポイントを狙うことで、ただペアを揃えるだけでなく、
戦略的に自分のコレクションを磨き上げる楽しさが生まれました。


自然と生まれたターン構造

こうした想いが重なって、1ターンの流れは以下の4つのフェイズになりました。

・発掘フェイズ(ドロー)
・探索フェイズ(サーチ)
・取引フェイズ(トレード)
・称号獲得フェイズ

サイコロでめくれる枚数が変わる探索、資金を使った交渉、称号による得点……
神経衰弱をベースにしながらも、ちゃんと「コレクターらしい戦略」が味わえるルールになりました。

たくさんの人の声で磨かれたルール

テストプレイを繰り返す中で、さまざまな方の意見を取り入れました。
鉱物コレクターの皆さんからは
「お金で交渉して他人の邪魔をしたい」「鉱物が壊れるようなハプニングがあったら面白い」
という声をもらい、お邪魔カードを2枚追加しました。

神経衰弱が苦手な方からは「覚えられない」という意見をいただき、当初30枚近くあった裏返しカードを減らし、特徴のわかりやすい並べ方に調整。

また、自分でも気になっていた「1時間半以上かかってだれてしまう」という問題は、
インストの文章を手伝ってくれた有宮さんが「5ターンだけやってみよう」と提案してくれたことで解決しました。

5ターンに区切ることで目的が明確になり、すっきりした遊び心地になりました。

さらに、全員同時でのシャッフルについても、プレイヤー同士の交流や駆け引きが生まれるように工夫しました。

本当に、たくさんの人のおかげでルールに磨きがかかり、良いゲームに仕上がったと思っています。


いかがでしたか?

このような形で生まれた『鉱物コレクターズ』

ぜひ遊んでいただけますと幸いです。

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