揺れる蕾を愛でる会 @ico_jorda
ほそぼそとやってます。 虫の息以上、寝息未満で。
- 【エレクトラセレクト】さらっとしたルールのご紹介
- 2025/11/16 17:59
娘に親離れさせたいパパと、親離れしたくないパパっ娘
…の押し問答がテーマの中量２人用ゲーム【エレクトラセレクト】のルールを説明いたします。
ほら、こういうのって最終目的から説明した方がわかりやすいこともあるじゃないですか。
なので今回は、『手番の進め方』を『逆順序』で、説明いたします。
たぶんわかりやすい…ハズ。
①ゲームの目的・勝利条件
５枚の『褒賞札』を奪い合います。ゲーム終了時により多くの札を獲得しているプレイヤーがゲームに勝利します。《図1-a》
獲得枚数が同じ場合は『Ⅱ番ボード』（詳しくは後述）上の５つのコマを、中央より相手側により多く進めているプレイヤーが勝利します。《図1-b》
②どうやったら『褒賞札』を獲得できるの？
Ⅱ番ボードは娘の部屋とパパの寝室がモチーフになっており、上の５種のコマは父娘それぞれの「主張・言い分」をイメージしています。《図2-a》
これらのコマを前進させて、対戦相手の部屋に押し込めれば、コマに対応する褒賞札とおはじき（詳しくは後述）を獲得できます。《図2-b》
ただし、獲得した褒賞札に対応するコマが中央より自分の部屋側まで押し戻されてしまうと『褒賞札』の所有権は失われストックへ戻されます。《図2-c》
③どうやったら『Ⅱ番ボード』上のコマを前進させられるの？
『Ⅰ番ボード』上には、Ⅱ番ボードと同じコマ５種があります。これらのコマを時計回りに移動させることで推進力を獲得し、その値を使ってⅡ番ボード上のコマを前進させます。《図3-a》
『Ⅰ番ボード』には１０個のマス（スポットと言います）が円環状に並んでいて、それぞれに１〜５の数字が昇順に２巡するように記されています。
コマは空いているスポットのみを移動し、他のコマのあるスポットは移動数に含めず飛び越えます。このときに飛び越えた［他のコマ］の数が、推進力の値となります。《図3-b》
推進力は［移動させたコマ］に対応するⅡ番ボード上のコマに全てを与えるか《図2-b》、もしくは［飛び越えたコマ］に分散して与えるかの選択ができます。《図2-d》
④どうやったら『Ⅰ番ボード』上のコマを移動させられるの？
場札と手札を組み合わせる『ペアリング』を行います。３枚の場札の中から１枚を選び、進行方向側に任意の手札１枚を配置します。《図4-a》
・数字の書かれた札同士をペアリングした場合は…《図4-b》
それぞれの札の値をA、Ｂとしたとき
❶『Ⅰ番ボード』上のＡの位置にあるコマをＢの値ぶん移動。《図3-b》
❷『Ⅰ番ボード』上のＢの位置にあるコマをＡの値ぶん移動。《図3-c》
のいずれかを行います。
＊同じ数字のスポットは２箇所ありますが、その両方にコマがある場合は、どちらかひとつを選んで移動を行います。
・絵札と数札をペアリングした場合は…《図4-c》
→『Ⅰ番ボード』上の絵札に対応するコマを数札の値ぶん移動。《図3-d》
を行います。
＊絵札同士をペアリングすることも可能ですが、推進力は得られず、コマの位置の入れ替えのみが行われます。この場合、『Ⅱ番ボード』上のコマ位置も相互に置き換えられます。
ペアリングを行ったら、配置した札の上にプレイヤーマーカーを忘れずにおきましょう。（理由は後ほど）
次に手番を行うプレイヤーは、場札の中で最も［進行方向側］にある札をペアリングの対象として選びます。
⑤ラウンドの更新では何がおこるの？
双方のプレイヤーが１度ずつ手番を行ったら１ラウンドが終了し、更新処理を行います。《図5》
それぞれのプレイヤーマーカーが置かれた札を確認し、より値の少ない札を出していたプレイヤーが次のラウンドでは先手となります。（後手→先手となれば、２手番連続で行えるわけです。）このとき、絵札は暗に０の値を持つものとして扱います。また、双方の札の値が等しいときは、このラウンドで後手だったプレイヤーが先手を務めます。
⑥なにか、やっちゃいけないこととかあるの？
ペアリングの際に、制限があります。ゲームが進行すると場札の列が伸びていきますが、［最も長い列］と［最も短い列］の差は２枚以内に収まらなければならない、という制限があります。《図6》
この差が解消されるまでは、最も長い列ではペアリングを行えません。（ストッパーを置いて目印にします。状況が解消されたらストッパーを取り除きます。）
⑦で、おはじきって何に使うの？
数札を含んだペアリングを行うときに、おはじきを使うことで値を加減することができます。《図7》
おはじき１枚につき、［＋１］または［−１］できます。
場札・手札のどちらにも使用でき、また、一度に何枚使用してもＯ．Ｋ．です。
⑧ゲームはいつ終わるの？？？
全ての手札を使い切ったとき（それぞれのプレイヤーが８手番を行ったとき）ゲームは終了します。
または、ゲームの途中でも一方のプレイヤーが５枚全ての褒賞札を獲得したときは勝者とし、終了します。
概ねこんな感じ！です。
ゲームのあらまし、コンポーネントについては紹介ページでご確認いただけます。
https://gamemarket.jp/game/184005
WEB用に再編集したルールブック（PDF）も公開しております。（２人対戦ルールのみ）
データ容量が60MB以上ございますので、Wifiに接続なされた状態でご覧ください。
https://drive.google.com/file/d/1p5i9naMKgDoSshagMOgvKTr2eLCdHek4/view?usp=sharing