ころがるけだま mfmf_kedamachan
おやつは誰のもの!?ゆるふわおやつ争奪ボードゲーム
ゲームマーケット初出店&初制作
『けだまちゃんのおやつは300円まで!』
「300円けだマネー」でたくさんの「おやつ」をお買い物しよう!
知恵と運でライバルを出し抜き、いちばん遠足を楽しめるのは誰だ!?
…あれ?けだまちゃんが物欲しそうな目でこちらを見ているような…
運と駆け引きが交錯する、かわいくてちょっぴり理不尽なけだまちゃんワールドをお楽しみください✨
- けだまちゃんボードゲーム制作記「モックアップを作ったときの話」
- 2025/9/8 19:33
はじめに ― モックアップを作ってみた
さてさて。
オリジナルボードゲーム
「けだまちゃんのおやつは300円まで」を作っているときの記憶を頼りに、初めて「モックアップ」を作ってみたときのことを記事にしていこうと思います。
今作っているボードゲームってどんなの?
せっかくの遠足におやつを持ってくるのを忘れてしまったけだまちゃん…
しかし絶望はしない!
そう!けだまちゃんはみんなからおやつを分けてもらうつもりです!
「300円けだマネーでおやつを買い、けだまちゃんに食べつくされないように守り抜く」
そんなかわいいゲームが今年のゲームマーケット2025秋に出ます!

デジタルでもアナログでもデバッグは大事
さて本編に戻りまして。
普段私はUnityでデジタルなゲームを作っているのですが。
アナログのゲームでも同じだよね「デバッグ」って大事。
モックアップ作り、
もといモックアップを使ってゲームを遊ぶのは完全にデバッグでしたね。
モックアップ①:完全手作り、図工の時間
というわけで
紙をそれっぽい大きさにカット!
おやつ置き場シートも手書き!
シールでアイコンを作って、コインに金額を書き込む!
完全に図工!!

作るのめっちゃたのしぃ~
とりあえず「形にする」ことを目的に作りました。
ルールが確認できればそれでいいよなーって感じでね。
けだまちゃんと実践① :な~んかちがう
完成したモックアップをけだまちゃんのもとに持っていく。
さすがにデジタルでいくつもゲームを作っているリウズさん、
ルールは問題なかった、全然遊べてはいた。
でもな~~~んかちがう。
雰囲気がない。
面白さを感じない。味気ない。心が乗らない。
\な、なにがいけないんだ~💦/

モックアップ②:ちゃんと印刷してみる
今度はCanvaでデータを作成して、
印刷してもっと本番に近いであろう見た目にしてみた。

いいじゃん!急に雰囲気出てきたじゃん!!
けだまちゃんと実践② : 絵があるだけでこんなに違う!
いざリベンジ!
結論を言ってしまえば
同じルールなのに、絵が入ると雰囲気がまったく違う感覚でしたね。
けだまちゃんも大喜び!
何が良いって
デザインの粗には目がいかず、
逆にルールの粗が目立ち、改善しやすくなった。
何より!!
「カードの形して絵がある」というだけで気分がぐっと上がる!!
どうして?どうして?
これはですねー。
実際のゲーム開発の現場でも、趣味でゲーム作っているときでもあるあるなんですけど
私たちエンジニアはルールが理解できれば、
想定通りプログラムが動いていれば、それで十分じゃないですか。
もう慣れ過ぎちゃっていて、
何にも引っかかることなくデバッグできるじゃないですか。
でも現場はそうはいかない。
慣れていないとイメージができない。
言ってしまえば
今回は私も"アナログゲーム制作初心者"なわけですよ、
動いているものが簡素だと完成品のイメージが難しかったんだよね
だから、モックアップがしょぼいと
「これ本当に面白いのかな~?」って疑念が晴れない。
ずっとデジタルでゲーム作ることに慣れ過ぎていて
その感覚は忘れていましたね。
\猛省!!!!/

まとめ ― デジタルとアナログの差
まず
モックアップとは言えある程度のクオリティの担保は必要。
とくにアナログゲームのようにコミュニケーションしながら遊ぶもの、
もとい、
ルールを作っていない人が遊びに混ざるときは
デザインの粗には目がいかないように工夫しなければ十分なデバッグにはならない!
これはモノづくりにおいて良い知見だったね
この知見をけだまちゃん以外の、まったくの初見の人に見せる前に気づけて本当によかった…
私なんかは普段からデジタルでゲームを作っているから「はいはい、まだここはできてないのね、じゃあ見栄えは気にしなくていいのね」と対応できるけど、当然テストプレイをしてもらうとなったらそんなのは通用しないからね。
ともあれ
アナログは「雰囲気」も大事なので、
モックアップにある程度のクオリティが必要だと実感した。
実物を触ることでワクワクが一気に増す、
という体験を共有してこの記事を〆ましょう。
次回は、このモックアップを実際にお友達に触ってもらったときのお話
――遊んでもらって出てきた問題点や改善を赤裸々に書いていく予定です。
どうぞお楽しみに。
